有価証券報告書-第14期(平成27年1月1日-平成27年12月31日)

【提出】
2016/03/28 11:53
【資料】
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【項目】
104項目

対処すべき課題

当社グループは、産業用制御機器業界での企画開発型企業として多様化・高品質化する顧客ニーズに対応し、オリジナリティを強みとし、提案型営業を一層推進することにより、顧客満足度の向上と高収益企業を目指してまいります。これらを目指すにあたり、下記の3点を重要課題として認識しております。
(1)国内事業の拡大
市場規模の大きい電機、半導体、電子部品業界をはじめ、自動車業界での事業拡大を目指す為、同業他社との積極的な協業、営業所の拠点展開を推進し、販路の拡大にも努めてまいります。また、培ってきたノウハウを集結させた高付加価値な新ブランド「FASTUS(ファスタス)」シリーズで差別化を図り、顧客満足度の向上を図ることで、市場のシェア拡大に注力してまいります。
(2)海外事業の拡大
海外市場の開拓については、北米への新たな販路拡大のために、新規代理店開拓に注力してまいります。また、国内外の営業連携を強化し、ASEAN(東南アジア諸国連合)に生産工場を持つ日系企業の市場開拓を行ってまいります。中国においては、景気減速の影響はあるものの、物作りの生産現場においては生産性向上のため、賃金上昇への対処が求められ自動化・省力化への投資が拡大しており、当社の扱う産業用光電センサの需要拡大が見込まれます。今後の中国における更なる事業拡大を図るべく、汎用センサを中心に販路の拡大や、現場提案型営業の展開、充実した現地サポート体制の構築、日系企業への積極的な販売促進活動を推進してまいります。
(3)生産改革の実行
当社の扱う産業用制御機器は多品種少ロット生産の為、生産性の向上、品質管理、在庫管理といった生産管理が重要となります。顧客からのコストダウン要求、急激な市場変動にも耐えうる収益体制を構築する為、部品の購買戦略の実施や生産工程の改善等を実行していき、業容拡大に対応できる体制を整えてまいります。