有価証券報告書-第91期(2025/01/01-2025/12/31)
② 戦略
当社では、気候変動に関する将来のリスク及び機会を評価するにあたり、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第6次評価報告書を参照しています。2050年カーボンニュートラルの実現に向け、不確実性に対応するため、産業革命前からの気温上昇を1.5℃に抑える目標に相当するSSP1-1.9及びSSP1-2.6シナリオに加え、国際協調が進まず気候変動への対応が限定的となるSSP3シナリオを選択しています。これらのシナリオに基づき、気候変動に関するリスク及び機会を特定し、対応する戦略を策定しています。
当社では、気候変動に関する将来のリスク及び機会を評価するにあたり、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第6次評価報告書を参照しています。2050年カーボンニュートラルの実現に向け、不確実性に対応するため、産業革命前からの気温上昇を1.5℃に抑える目標に相当するSSP1-1.9及びSSP1-2.6シナリオに加え、国際協調が進まず気候変動への対応が限定的となるSSP3シナリオを選択しています。これらのシナリオに基づき、気候変動に関するリスク及び機会を特定し、対応する戦略を策定しています。
| (主な事業リスクと機会) | ||||
| シナリオ | SSP1(持続可能な発展の下で、1.5℃以下に抑える気候政策を導入するシナリオ) | SSP3(地域対立的な発展の下で気候政策を導入しない中~高位参照シナリオ) | 戦略 | |
| 移行リスク | 政策・法規制 | 各国・各地域の排ガス規制やCO2排出量規制対応の開発コスト増加 | - | 各国地域の一番厳しい規制に準拠したモデル開発とグローバル展開 |
| 政策・法規制 | 炭素税の導入による操業コスト増加 | - | 1.5℃シナリオに沿ったScope1、2のCO2排出削減量目標を設定 | |
| 技術 | 電動化への取り組みが各メーカーで加速され始めると、レアアースの需要が高まり、原料の調達が困難になるリスク | - | 同業他社との協業にてバッテリーの相互利用を見据えたバッテリー規格共通化やインフラ整備のコンソーシアムを発足し電動モデルの普及促進にむけた活動を推進 | |
| 市場 | 化石燃料使用の乗り物の市内走行禁止によるICE系二輪車販売減少のリスク | - | 化石燃料に代わる次世代動力源を用いたモビリティ製品(電動二輪車、電動アシスト自転車、低速電動ランドカーなど)の開発強化とCASEを見据えた社会インフラとの統合に向けたパートナーとの協業を推進 | |
| 評判 | 投資家などステークホルダーから情報開示が不十分と評価されるリスク | - | 個人投資家向け会社説明会や、機関投資家との積極的対話 | |
| 物理的リスク | 急性 | - | 極端な気象現象が、操業に影響を及ぼすリスク | 自社及びサプライヤーのリスク調査と対応体制の構築 |
| 慢性 | - | 長期的な極端気候が、操業及び販売に影響を及ぼすリスク | 気温上昇や洪水を想定した商材の耐熱・防水対策 | |
| シナリオ | SSP1(持続可能な発展の下で、1.5℃以下に抑える気候政策を導入するシナリオ) | SSP3(地域対立的な発展の下で気候政策を導入しない中~高位参照シナリオ) | 戦略 | |
| 機会 | 資源効率性 | 生産工程におけるエネルギー効率の改善 | - | 理論値生産活動をグローバルに展開 |
| エネルギー源 | 製造拠点における再生可能エネルギーの活用 | - | 太陽光発電のグローバル導入拡大CO2フリー電源の導入拡大 | |
| 製品/サービス | 低炭素商品の開発拡大BEV商材の拡充と拡販 | - | 電動アシスト自転車、電動二輪車、ゴルフカー、電動車椅子、産業用無人ヘリコプターなど、さまざまな製品群の電動モデルの販売拡大 | |
| 市場 | 各国・地域のグリーン戦略や政府補助金などによる当社製品群の需要拡大 | - | 世界的な電動化製品の需要増加に備え、電動化製品の開発、ラインナップの拡充 | |
| 評判 | 環境分野に特化した新規市場・地域へのアクセス | - | 環境・資源分野に特化した自社ファンド設立 | |
| レジリエンス | 各国・地域のエネルギー政策や多様なエネルギー源に対応した製品・サービスによる収益増加 | - | CN燃料(水素・バイオ・合成液体燃料など)など、多様なエネルギー源への対応技術開発 | |