有価証券報告書-第84期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/26 16:15
【資料】
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【項目】
127項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1 金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については短期的な預金等に限定し、また、資金調達については銀行借入による方針であります。デリバティブは、借入金の金利変動リスク、外貨建債権債務の為替変動リスクを回避するために利用し、投機的な取引は行いません。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。当該リスクに関しては、取引先ごとの期日管理及び残高管理を行うとともに、主な取引先の信用状況を半期ごとに把握する体制としております。
投資有価証券である株式は、市場価格の変動リスクに晒されておりますが、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、経理部において定期的に時価や発行体(主として取引先企業)の財務状況を把握する体制としております。
営業債務である支払手形及び買掛金は、そのほとんどが120日以内の支払期日であります。
借入金のうち、短期借入金は主に営業取引に係る資金調達であり、長期借入金は主に設備投資及び長期資金に係る資金調達であります。変動金利の借入金は、金利の変動リスクに晒されておりますが、このうち長期のものの一部については、支払金利の変動リスクを回避し支払利息の固定化を図るために、個別契約ごとにデリバティブ取引(金利スワップ取引)をヘッジ手段として利用しております。なお、ヘッジ会計に関するヘッジ手段とヘッジ対象、ヘッジ方針、ヘッジの有効性の評価方法については、前述の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」の「4 会計方針に関する事項 (6)重要なヘッジ会計の方法」に記載しております。また、営業債務や借入金は、流動性リスクに晒されておりますが、当社グループでは、各社が月次で資金繰計画を作成するなどの方法により管理しております。
(3) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。
2 金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含めておりません((注2)を参照ください)。
前連結会計年度(平成26年3月31日)
(単位:百万円)
連結貸借対照表計上額時価差額
(1) 現金及び預金1,0631,063-
(2) 受取手形及び売掛金26,95626,956-
(3) 投資有価証券
その他有価証券4,0674,067-
資産計32,08732,087-
(1) 支払手形及び買掛金21,98821,988-
(2) 短期借入金4,2254,225-
(3) 短期リース債務1,2531,253-
(4) 未払金1,5271,527-
(5) 未払法人税等868868-
(6) 長期借入金26,46427,045581
(7) 長期リース債務483483-
負債計56,81057,392581
デリバティブ取引---


当連結会計年度(平成27年3月31日)
(単位:百万円)
連結貸借対照表計上額時価差額
(1) 現金及び預金7,4367,436-
(2) 受取手形及び売掛金31,48531,485-
(3) 投資有価証券
その他有価証券4,6474,647-
資産計43,57043,570-
(1) 支払手形及び買掛金26,18226,182-
(2) 短期借入金3,5353,535-
(3) 短期リース債務1,2851,285-
(4) 未払金2,4772,477-
(5) 未払法人税等885885-
(6) 長期借入金28,48328,968484
(7) 長期リース債務574574-
負債計63,42463,909484
デリバティブ取引---

(注1) 金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
資 産
(1) 現金及び預金、並びに(2) 受取手形及び売掛金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(3) 投資有価証券
これらの時価については、取引所の価格によっております。
負 債
(1) 支払手形及び買掛金、(2) 短期借入金、(3) 短期リース債務、(4) 未払金並びに(5) 未払法人税等
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(6) 長期借入金
長期借入金の時価については、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いて算定する方法によっております。変動金利による長期借入金は金利スワップの特例処理の対象とされており、当該金利スワップと一体として処理された元利金の合計額を、同様の借入を行った場合に適用される合理的に見積られる利率で割り引いて算定する方法によっております。なお、1年内返済予定長期借入金については、長期借入金に含めております。
(7) 長期リース債務
これらは原則として2年以内の契約であり、現況の利率が新規にリース取引を行った場合に想定される利率とほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
デリバティブ取引
「デリバティブ取引関係」注記を参照ください。
(注2) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額
(単位:百万円)
区分平成26年3月31日平成27年3月31日
非上場株式3,2473,191

上記については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められるため、「(3)投資有価証券」には含めておりません。
(注3) 金銭債権の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(平成26年3月31日)
(単位:百万円)
1年以内
現金及び預金1,063
受取手形及び売掛金26,956
合計28,019

当連結会計年度(平成27年3月31日)
(単位:百万円)
1年以内
現金及び預金7,436
受取手形及び売掛金31,485
合計38,922

(注4) 長期借入金、リース債務の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(平成26年3月31日)
(単位:百万円)
1年以内1年超
2年以内
2年超
3年以内
3年超
4年以内
4年超
5年以内
5年超
短期借入金4,225-----
長期借入金7,7608,3245,1133,5631,317385
リース債務1,253475611-
合計13,2288,7995,1193,5651,318385

当連結会計年度(平成27年3月31日)
(単位:百万円)
1年以内1年超
2年以内
2年超
3年以内
3年超
4年以内
4年超
5年以内
5年超
短期借入金3,535-----
長期借入金10,1787,4075,7532,7632,232147
リース債務1,2855615402
合計14,9997,9695,7592,7672,233150