有価証券報告書-第84期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/26 16:15
【資料】
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【項目】
127項目

企業結合等関係

(企業結合等関係)
(取得による企業結合)
当社は、平成26年9月26日開催の取締役会において、当社の持分法適用関連会社であるAntolin Kasai TEK Chennai Private Ltd.の全株式を取得することについて決議し、平成26年10月14日付で株式譲渡契約を締結いたしました。
1.企業結合の概要
(1) 被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称 Antolin Kasai TEK Chennai Private Ltd.
事業の内容 自動車用内容部品の製造販売
(2) 企業結合を行った主な理由
インド市場における自動車メーカーの成長戦略に基づく生産量拡大が見込まれることを受け、インドでの事業基盤を強化して顧客の需要に応えるべく、Antolin Kasai TEK Chennai Private Ltd.の全株式を取得し、完全子会社化いたしました。
(3) 企業結合日
平成26年10月1日(みなし取得日)
(4) 企業結合の法的形式
株式の取得
(5) 結合後企業の名称
Kasai India (Chennai) Private Ltd.
(6) 取得した議決権比率
結合直前に所有していた議決権比率 50%
企業結合日に追加取得した議決権比率 50%
取得後の議決権比率 100%
(7) 取得企業を決定するに至った主な根拠
当社による、現金を対価とした株式取得のためであります。
2.連結財務諸表に含まれる被取得企業の業績の期間
平成26年10月1日から平成27年3月31日まで
3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
結合直前に保有していたAntolin Kasai TEK Chennai Private Ltd.の普通株式の企業結合日における時価500百万円
追加取得に伴い支出した現金500百万円
取得原価1,000百万円

4.主要な取得関連費用の内訳及び金額
法律事務所等に対する報酬・手数料等 8百万円
5.被取得企業の取得原価と取得するに至った取引ごとの取得原価の合計額との差額
段階取得に係る差益 49百万円
6.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法、償却期間
(1) 発生したのれんの金額
85百万円
(2) 発生原因
取得原価が企業結合時の時価純資産額を上回ったため、その超過額をのれんとして認識しております。
(3) 償却方法及び償却期間
金額的重要性が乏しいため、当連結会計年度において、一括償却しております。
7.企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳の配分
(百万円)
流動資産318
固定資産736
資産合計1,055
流動負債134
固定負債-
負債合計134

8.企業結合が連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連結損益計算書に及ぼす影響概算額及びその算定方法
当該金額の概算額に重要性が乏しいため、記載を省略しております。
(事業分離)
当社は、連結子会社である蕪湖河西汽車内飾件有限公司(以下、「蕪湖河西」)の持分出資金の全部を、平成27年1月21日に譲渡いたしました。
なお、この譲渡は、平成26年12月16日開催の取締役会決議及び同年12月30日締結の出資権譲渡契約に基づくものであります。出資持分の譲渡に伴い、蕪湖河西は当社の連結子会社より除外しております。
1.事業分離の概要
(1) 分離先企業の名称
蕪湖艾科汽車技術有限公司
(2) 分離した事業の内容
自動車用内装部品の製造販売
(3) 事業分離を行った主な理由
中国におけるビジネス環境の変化等により、当初計画した事業の拡大や売上目標を今後達成することが困難な状況となったことから、今般当社と蕪湖河西の主要得意先である奇瑞汽車股份有限公司との間で、今後の合弁事業のあり方について協議を重ねた結果、当社及び当社子会社の広州河西汽車内飾件有限公司が保有する出資持分のすべてを蕪湖艾科汽車技術有限公司へ譲渡することといたしました。
(4) 事業分離日
平成27年1月21日
(5) 法的形式を含むその他取引の概要に関する事項
受取対価を現金等の財産のみとする譲渡
2.実施した会計処理の概要
(1) 移転損益の金額
関係会社出資金売却損 129百万円
(2) 移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳
(百万円)
流動資産504
固定資産980
資産合計1,484
流動負債938
固定負債232
負債合計1,170

(3) 会計処理
蕪湖河西の連結上の帳簿価額と当社が対価として受け取った現金との差額を、関係会社出資金売却損として特別損失に計上しております。
3.分離した事業が含まれていた報告セグメント
アジアセグメント
4.当連結会計年度の連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る損益の概算額
売上高 282百万円
営業損失 294百万円