有価証券報告書-第56期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/23 15:26
【資料】
PDFをみる
【項目】
108項目

研究開発活動

当社グループでは、当社研究開発部において市場動向及び市場要望を把握しながら、新製品開発、新規キット部材導入によるキット内容の充実化、既存製品改良、新技術の調査研究等の研究開発活動を行っております。また、外部各機関との共同研究、共同開発により、幅広い情報や技術を入手し、分析、統合して開発を進めております。
当連結会計年度の研究開発活動につきましては、新キット工場稼働後のプレミアムキット拡大に向けた部材仕様の再設計を進めるとともに、「オペラマスター」のさらなる充実のため、各手術用キット構成部材の拡充を進めています。また、キット製品の独自性を高めるため、より安全で使い易い改良を加えた部材の内製化を推進しております。不織布製品については、ANSI/AAMI PB70規格レベル4適合の「ティガリヤドレープ」を拡充し、メッキンバックではISO11140-1タイプ4インジケータを印刷した「HM4000」シリーズを発売しました。低侵襲手術分野では、「内視鏡用ホルダ EMARO」の拡販に合わせて、装置を安全で効果的にお使いいただくため、消耗品セットの改良を継続しています。その他の製品開発もほぼ計画通り順調に推移しております。さらに、医療施設との共同研究により次世代の柱となる新製品の開発にも取り掛かっております。
今後も、病院のニーズ、手術関連学会の調査、薬事行政の動向等をより適確に把握し、コストメリット及び効率性を追求した、高度で専門的、且つ利便性の高い製品の開発を実施していく計画であります。
当連結会計年度の研究開発費の総額は、生産技術関連も含めて485百万円となっております。
なお、研究開発活動のセグメント情報の記載は、医療用消耗品等の製造・販売の単一事業でありますので省略しております。