有価証券報告書-第60期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/30 10:07
【資料】
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【項目】
123項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度における当社グループは、平成27年1月より毛細管を素材とするペン先部材・コスメ部材等の製造販売を行うテイボー株式会社が加わり、業績に貢献いたしました。また、医療分野においては、整形外科におけるインプラント器具の生産及び販売事業、レセプト・データの分析及び調査事業などが好調に推移しました。一方で、シニア・ライフ分野においては、通信販売事業において、平成26年4月の消費税増税に伴う駆け込み需要の反動から個人消費が落ち込み、前半期は厳しい状況が続きました。環境分野、イメージング分野においては販売活動に注力しているものの販売が伸びず、業況は低調に推移しました。
その結果、売上高は544億88百万円(前期比1.1%減)、営業利益は24億75百万円(前期比16.6%減)、経常利益は21億39百万円(前期比23.8%減)、当期純利益は10億29百万円(前期比22.3%減)となりました。
セグメント別の業績は以下のとおりであります。
各セグメント別の売上高は外部顧客への売上高を記載しており、また、セグメント損益(営業損益)は各セグメント間取引の調整額を加算したものであります。
当連結会計年度より、平成27年1月にテイボー株式会社が当社グループに加わったことに伴って、事業セグメントの見直しを行っております。その結果、従来から継続して取り組んできた写真関連事業を中心とした「イメージング分野」に、ペン先部材・コスメ部材等の製造販売事業を加え、「ものづくり分野」としてセグメントを新設しております。
また、この新設に伴い、「食分野」「環境分野」、及び「医療分野」に含まれていたものづくりに関連する事業についても「ものづくり分野」に含めております。
なお、前連結会計年度及び当連結会計年度の比較・分析については、変更後の区分に基づいております。
(ものづくり)
写真処理機器については、製品需要の減少が続きましたが、平成27年1月より毛細管を素材とするペン先部材・コスメ部材等の製造販売を行うテイボー株式会社が当社グループに加わり、業績に寄与しました。その結果、売上高は177億40百万円と前期と比べ12億84百万円(7.8%増)の増収となりました。
セグメント利益(営業利益)は、6億95百万円(前期は営業利益5億25百万円)と前期と比べ1億70百万円の増益となりました。
(環境)
環境ソリューション製品であるLEDライティングなどに販売活動を注力しましたが、全体の販売数量は低調に推移し、売上高は18億99百万円と前期と比べ69百万円(3.5%減)の減収となりました。
セグメント損失(営業損失)は、1億56百万円(前期は営業損失75百万円)と前期と比べ80百万円の減益となりました。
(医療)
整形外科におけるインプラント器具の生産及び販売事業、レセプト・データの分析及び調査事業などが好調に推移し、また、平成26年9月より人工関節・人工骨の製造販売を行う株式会社エム・エム・ティーが当社グループに加わりました。その結果、売上高は123億95百万円と前期と比べ8億11百万円(7.0%増)の増収となりました。
セグメント利益(営業利益)は15億41百万円(前期は営業利益10億72百万円)と前期と比べ4億68百万円の増益となりました。
(シニア・ライフ)
通信販売事業においては、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動として、個人消費が落ち込み、回復に相当の期間を要しました。また、平成26年9月に株式会社秋田ケーブルテレビの保有株式をすべて譲渡しました。その結果、売上高は220億71百万円と前期と比べ25億75百万円(10.5%減)の減収となりました。
セグメント利益(営業利益)は1億49百万円(前期は営業利益12億39百万円)と前期と比べ10億89百万円の減益となりました。
(その他)
その他の事業におきましては、売上高が3億82百万円、セグメント利益(営業利益)が2億29百万円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は前連結会計年度末に比べ39億75万円減少し231億30百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは34億51百万円の資金の増加(前連結会計年度は、32億8百万円の資金の増加)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは317億77百万円の資金の減少(前連結会計年度は、29億3百万円の資金の減少)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは238億86百万円の資金の増加(前連結会計年度は、24億25百万円の資金の増加)となりました。
なお、キャッシュ・フローの詳細は、「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3) キャッシュ・フローの状況」に記載しております。