有価証券報告書-第74期(2025/01/01-2025/12/31)
(1)経営成績等の状況の概要
① 経営成績の状況
当連結会計年度における世界経済は、アメリカでは緩やかな成長が続いているものの、物価高や政策の不透明さの影響により、企業や消費者の景気に対する不安が強まっています。ヨーロッパにおいても回復傾向は見られるものの、ドイツやフランスなど主要国の低迷、地政学的リスク、政策の不透明さが成長の足かせとなっています。
一方、国内経済は設備投資が堅調に推移しているものの、個人消費は弱く、物価高の影響により停滞が続いています。
このような事業環境の中、売上高については4つの事業すべて増収となりました。また、利益面については、EBITDA、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも減益となりました。
この結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は、81,179,143千円(前年同期比5.4%増)、EBITDAは、19,899,423千円(前年同期比2.7%減)、営業利益は、14,089,536千円(前年同期比3.5%減)、経常利益は、16,933,969千円(前年同期比2.0%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は、2,398,213千円(前年同期8,577,872千円の利益)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(歯科事業)
歯科事業の売上高については、国内、北米及びアジアで減収となったものの、欧州において増収となり、前年同期に比べて増収となりました。利益面については、セグメントEBITDA及びセグメント営業利益ともに、前年同期に比べて減益となりました。
この結果、売上高は、48,197,285千円(前年同期比3.6%増)、セグメントEBITDAは、19,238,663千円(前年同期比0.5%減)、セグメント営業利益は、16,852,762千円(前年同期比1.3%減)となりました。
(DCI事業)
DCI事業の売上高については、DSO(Dental Service Organization)への販売が一服したものの、前年同期に比べて増収となりました。利益面については、セグメントEBITDA及びセグメント営業利益ともに、前年同期に比べて減益となりました。
この結果、売上高は20,538,007千円(前年同期比5.6%増)、セグメントEBITDAは1,866,563千円(前年同期比23.7%減)、セグメント営業損失は490,483千円(前年同期90,106千円の利益)となりました。
(外科事業)
外科事業の売上高については、国内、北米、欧州及びアジアの全ての地域で、前年同期に比べて増収となりました。利益面についても、セグメントEBITDA及びセグメント営業利益ともに、前年同期に比べて増益となりました。
この結果、売上高は、5,537,559千円(前年同期比28.1%増)、セグメントEBITDAは、2,837,091千円(前年同期比19.2%増)、セグメント営業利益は、2,667,290千円(前年同期比18.5%増)となりました。
(機工事業)
機工事業の売上高については、国内及び欧州で減収となったものの、北米及びアジアで増収となり、前年同期に比べて増収となりました。利益面については、セグメントEBITDA及びセグメント営業利益ともに、前年同期に比べて減益となりました。
この結果、売上高は、6,906,290千円(前年同期比2.5%増)、セグメントEBITDAは、1,180,483千円(前年同期比17.7%減)、セグメント営業利益は、817,321千円(前年同期比1.0%減)となりました。
② 資産、負債及び純資産の状況
当連結会計年度末の総資産の残高は、160,155,463千円で、前連結会計年度末に比べ1,855,920千円増加いたしました。主な要因は、現金及び預金が15,266,774千円並びに建物及び構築物が2,348,840千円増加した一方で、のれんが15,998,745千円減少したこと等によるものです。
負債の残高は、46,081,022千円で、前連結会計年度末に比べ8,980,841千円増加いたしました。主な要因は、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)が14,192,705千円増加した一方で、短期借入金が6,148,430千円減少したこと等によるものです。
純資産の残高は、114,074,441千円で、前連結会計年度末に比べ7,124,920千円減少いたしました。主な要因は、利益剰余金が6,547,017千円減少し、並びに自己株式が2,921,187千円増加したこと等によるものです。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高(以下、「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ10,740,004千円増加し、45,964,061千円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、16,649,420千円の収入(前年同期は15,302,565千円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益3,278,621千円の計上により資金が増加した一方で、法人税等の支払額5,721,196千円により資金を支出したこと等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、8,682,539千円の支出(前年同期は7,941,650千円の支出)となりました。主な支出は、有形固定資産の取得による支出4,394,084千円等であります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、679,155千円の収入(前年同期は598,510千円の収入)となりました。主な収入は、長期借入れによる収入18,000,000千円であります。主な支出は、短期借入金の返済による支出13,500,000千円であります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 生産実績は、生産本数及び台数で表示しております。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次の通りであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループ経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針及び見積りについては、第5[経理の状況]-1[連結財務諸表等]-(1)[連結財務諸表]-[注記事項]-「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」をご参照ください。
② 経営成績等の分析
当社グループの当連結会計年度の売上高は、81,179,143千円(前年同期比5.4%増)となりました。
当社グループの海外売上高の比率は、前連結会計年度87.9%、当連結会計年度88.4%と、高い比率となっております。そのため、為替の変動が当社グループの経営成績に影響を及ぼします。当社グループが採用した前連結会計年度の平均為替レートは、1米ドル151.44円、1ユーロ163.80円であり、当連結会計年度の平均為替レートは、1米ドル150.43円、1ユーロ169.18円であり、それぞれ、1.01円の円高(前年同期比0.7%円高)、5.38円の円安(前年同期比3.3%円安)となっております。この影響により、当社グループの当連結会計年度の売上高は、275,072千円増加しております(前年同期比4.0%増の影響)。
下記は、実績レートと前連結会計年度の平均為替レートを採用した場合の比較であります。
(実績レートの売上高)
(当連結会計年度の平均為替レートを前連結会計年度で採用した場合の売上高)
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資等によるものであります。
当社グループの資金運営は、営業キャッシュ・フローで獲得した資金を主な財源としております。また、当社グループは、事業活動を行うための資金の調達に際し、低コストで安定的な資金の確保を重視しております。
なお、当連結会計年度末における借入金等の有利子負債の残高は、26,772,785千円であります。
また、当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は、45,964,061千円であります。
④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標
当社グループは、2030年12月を最終年度とする中期経営計画「NV2030」を推進しており、同計画において売上高1,000億円~1,200億円、EBITDA250億円~330億円の達成を目指してまいります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度における世界経済は、アメリカでは緩やかな成長が続いているものの、物価高や政策の不透明さの影響により、企業や消費者の景気に対する不安が強まっています。ヨーロッパにおいても回復傾向は見られるものの、ドイツやフランスなど主要国の低迷、地政学的リスク、政策の不透明さが成長の足かせとなっています。
一方、国内経済は設備投資が堅調に推移しているものの、個人消費は弱く、物価高の影響により停滞が続いています。
このような事業環境の中、売上高については4つの事業すべて増収となりました。また、利益面については、EBITDA、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも減益となりました。
この結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は、81,179,143千円(前年同期比5.4%増)、EBITDAは、19,899,423千円(前年同期比2.7%減)、営業利益は、14,089,536千円(前年同期比3.5%減)、経常利益は、16,933,969千円(前年同期比2.0%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は、2,398,213千円(前年同期8,577,872千円の利益)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(歯科事業)
歯科事業の売上高については、国内、北米及びアジアで減収となったものの、欧州において増収となり、前年同期に比べて増収となりました。利益面については、セグメントEBITDA及びセグメント営業利益ともに、前年同期に比べて減益となりました。
この結果、売上高は、48,197,285千円(前年同期比3.6%増)、セグメントEBITDAは、19,238,663千円(前年同期比0.5%減)、セグメント営業利益は、16,852,762千円(前年同期比1.3%減)となりました。
(DCI事業)
DCI事業の売上高については、DSO(Dental Service Organization)への販売が一服したものの、前年同期に比べて増収となりました。利益面については、セグメントEBITDA及びセグメント営業利益ともに、前年同期に比べて減益となりました。
この結果、売上高は20,538,007千円(前年同期比5.6%増)、セグメントEBITDAは1,866,563千円(前年同期比23.7%減)、セグメント営業損失は490,483千円(前年同期90,106千円の利益)となりました。
(外科事業)
外科事業の売上高については、国内、北米、欧州及びアジアの全ての地域で、前年同期に比べて増収となりました。利益面についても、セグメントEBITDA及びセグメント営業利益ともに、前年同期に比べて増益となりました。
この結果、売上高は、5,537,559千円(前年同期比28.1%増)、セグメントEBITDAは、2,837,091千円(前年同期比19.2%増)、セグメント営業利益は、2,667,290千円(前年同期比18.5%増)となりました。
(機工事業)
機工事業の売上高については、国内及び欧州で減収となったものの、北米及びアジアで増収となり、前年同期に比べて増収となりました。利益面については、セグメントEBITDA及びセグメント営業利益ともに、前年同期に比べて減益となりました。
この結果、売上高は、6,906,290千円(前年同期比2.5%増)、セグメントEBITDAは、1,180,483千円(前年同期比17.7%減)、セグメント営業利益は、817,321千円(前年同期比1.0%減)となりました。
② 資産、負債及び純資産の状況
当連結会計年度末の総資産の残高は、160,155,463千円で、前連結会計年度末に比べ1,855,920千円増加いたしました。主な要因は、現金及び預金が15,266,774千円並びに建物及び構築物が2,348,840千円増加した一方で、のれんが15,998,745千円減少したこと等によるものです。
負債の残高は、46,081,022千円で、前連結会計年度末に比べ8,980,841千円増加いたしました。主な要因は、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)が14,192,705千円増加した一方で、短期借入金が6,148,430千円減少したこと等によるものです。
純資産の残高は、114,074,441千円で、前連結会計年度末に比べ7,124,920千円減少いたしました。主な要因は、利益剰余金が6,547,017千円減少し、並びに自己株式が2,921,187千円増加したこと等によるものです。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高(以下、「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ10,740,004千円増加し、45,964,061千円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、16,649,420千円の収入(前年同期は15,302,565千円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益3,278,621千円の計上により資金が増加した一方で、法人税等の支払額5,721,196千円により資金を支出したこと等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、8,682,539千円の支出(前年同期は7,941,650千円の支出)となりました。主な支出は、有形固定資産の取得による支出4,394,084千円等であります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、679,155千円の収入(前年同期は598,510千円の収入)となりました。主な収入は、長期借入れによる収入18,000,000千円であります。主な支出は、短期借入金の返済による支出13,500,000千円であります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | 前年同期比(%) |
| 歯科事業(本) | 2,810,967 | 118.8 |
| DCI事業 (台) | 8,491 | 103.1 |
| 外科事業(本) | 25,629 | 194.9 |
| 機工事業(本) | 82,978 | 103.8 |
| 合計 | - | - |
(注) 生産実績は、生産本数及び台数で表示しております。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | |||
| 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) | |
| 歯科事業 | 50,755,032 | 114.0 | 9,016,452 | 139.6 |
| DCI事業 | 20,966,655 | 109.3 | 1,805,872 | 131.1 |
| 外科事業 | 5,779,194 | 136.0 | 508,521 | 190.5 |
| 機工事業 | 7,421,452 | 112.5 | 899,914 | 233.9 |
| 合計 | 84,922,335 | 113.9 | 12,230,760 | 144.1 |
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | 前年同期比(%) |
| 歯科事業(千円) | 48,197,285 | 103.6 |
| DCI事業 (千円) | 20,538,007 | 105.6 |
| 外科事業(千円) | 5,537,559 | 128.1 |
| 機工事業(千円) | 6,906,290 | 102.5 |
| 合計(千円) | 81,179,143 | 105.4 |
(注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次の通りであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| Henry Schein, Inc. | 12,439,142 | 16.1 | 10,653,180 | 13.1 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループ経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針及び見積りについては、第5[経理の状況]-1[連結財務諸表等]-(1)[連結財務諸表]-[注記事項]-「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」をご参照ください。
② 経営成績等の分析
当社グループの当連結会計年度の売上高は、81,179,143千円(前年同期比5.4%増)となりました。
当社グループの海外売上高の比率は、前連結会計年度87.9%、当連結会計年度88.4%と、高い比率となっております。そのため、為替の変動が当社グループの経営成績に影響を及ぼします。当社グループが採用した前連結会計年度の平均為替レートは、1米ドル151.44円、1ユーロ163.80円であり、当連結会計年度の平均為替レートは、1米ドル150.43円、1ユーロ169.18円であり、それぞれ、1.01円の円高(前年同期比0.7%円高)、5.38円の円安(前年同期比3.3%円安)となっております。この影響により、当社グループの当連結会計年度の売上高は、275,072千円増加しております(前年同期比4.0%増の影響)。
下記は、実績レートと前連結会計年度の平均為替レートを採用した場合の比較であります。
(実績レートの売上高)
| セグメントの名称 | 前連結会計年度 (千円) | 当連結会計年度 (千円) | 増減 (千円) | 前年同期比 (%) |
| 歯科事業 | 46,527,008 | 48,197,285 | 1,670,276 | 3.6 |
| DCI事業 | 19,454,753 | 20,538,007 | 1,083,254 | 5.6 |
| 外科事業 | 4,321,679 | 5,537,559 | 1,215,879 | 28.1 |
| 機工事業 | 6,738,004 | 6,906,290 | 168,285 | 2.5 |
| 合計 | 77,041,446 | 81,179,143 | 4,137,696 | 5.4 |
(当連結会計年度の平均為替レートを前連結会計年度で採用した場合の売上高)
| セグメントの名称 | 前連結会計年度 (千円) | 当連結会計年度 (千円) | 増減 (千円) | 前年同期比 (%) |
| 歯科事業 | 46,852,968 | 48,197,285 | 1,344,316 | 2.9 |
| DCI事業 | 19,325,003 | 20,538,007 | 1,213,004 | 6.3 |
| 外科事業 | 4,332,149 | 5,537,559 | 1,205,409 | 27.8 |
| 機工事業 | 6,806,397 | 6,906,290 | 99,892 | 1.5 |
| 為替の影響 | △275,072 | - | 275,072 | - |
| 合計 | 77,041,446 | 81,179,143 | 4,137,696 | 5.4 |
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資等によるものであります。
当社グループの資金運営は、営業キャッシュ・フローで獲得した資金を主な財源としております。また、当社グループは、事業活動を行うための資金の調達に際し、低コストで安定的な資金の確保を重視しております。
なお、当連結会計年度末における借入金等の有利子負債の残高は、26,772,785千円であります。
また、当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は、45,964,061千円であります。
④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標
当社グループは、2030年12月を最終年度とする中期経営計画「NV2030」を推進しており、同計画において売上高1,000億円~1,200億円、EBITDA250億円~330億円の達成を目指してまいります。