四半期報告書-第33期第3四半期(平成26年10月1日-平成26年12月31日)
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、従来の「フラットパネルディスプレイ部門」及び「クリーン・エコエネルギー部門」は、それぞれ「精密貼合及び高機能複合材部門」及び「環境ビジネス部門」へ名称を変更しております。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府や日銀による経済対策及び金融政策を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、円安による原材料価格の高騰や、消費税の引上げによる個人消費の落ち込みの影響等、先行きは不透明な状況となっております。
このような状況の中、当社グループの主力事業である精密貼合及び高機能複合材部門におきましては、タッチパネルやLED関連の市場が拡大し、堅調に推移いたしました。また、環境ビジネス部門におきましては、太陽光発電システムの産業用の需要が拡大し、引き続き堅調に推移いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、売上高13,353百万円(前年同四半期比37.2%増)、営業利益1,183百万円(同22.3%増)、経常利益1,207百万円(同14.5%増)を計上し、四半期純利益は718百万円(同35.6%増)となりました。
セグメントの業績は以下のとおりであります。
精密貼合及び高機能複合材部門
当部門につきましては、国内外におけるディスプレイ市場は、裸眼3Dや4Kテレビ等の高付加価値タイプのディスプレイ市場が拡大し、堅調な推移を見せております。また、タッチパネル市場におきましては、産業用分野や教育分野、そしてアミューズメント分野等に使われる用途が広がり、生産量も拡大しております。しかしながら、新興国での生産技術の進化や低価格品の台頭等、世界市場での競争は激しさを増しております。このような市場の変化の中、精密貼合技術やダイレクトボンディング技術を活用し、新規生産設備の導入による生産の高度化を推進、更に、独自の技術を活かしLED関連事業にも参入する等、新規ビジネスへの取組みを強化し、実績を上げてまいりました。
この結果、売上高8,726百万円(前年同四半期比30.8%増)、営業利益797百万円(同19.3%増)となりました。
環境ビジネス部門
太陽電池の国内市場は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度の施行により、中小規模からメガソーラーまで、産業用の需要が幅広く拡大いたしました。これらの市場から、超軽量太陽電池モジュールが、他社とは差別化された商品として受け入れられ、販売量の増加に貢献いたしました。しかしながら、平成26年9月、電力各社より再生可能エネルギー発電設備の系統連系接続申込みに対して、回答保留する旨が発表される等、市場環境としては厳しさを増しております。このような市場の動きに対応すべく、独自の技術で開発した超軽量太陽電池モジュールの更なる拡販、追尾型太陽光発電システム等の販売、住宅用発電システムの販売網の強化等の施策を実施してまいりました。
この結果、売上高4,627百万円(前年同四半期比51.2%増)、営業利益372百万円(同35.1%増)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、86,592千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)生産、受注及び販売の実績
①生産実績
当第3四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
(注)1.金額は製造原価によっております。なお、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
②受注実績
当第3四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③販売実績
当第3四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.当第3四半期連結累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
なお、第1四半期連結会計期間より、従来の「フラットパネルディスプレイ部門」及び「クリーン・エコエネルギー部門」は、それぞれ「精密貼合及び高機能複合材部門」及び「環境ビジネス部門」へ名称を変更しております。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府や日銀による経済対策及び金融政策を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、円安による原材料価格の高騰や、消費税の引上げによる個人消費の落ち込みの影響等、先行きは不透明な状況となっております。
このような状況の中、当社グループの主力事業である精密貼合及び高機能複合材部門におきましては、タッチパネルやLED関連の市場が拡大し、堅調に推移いたしました。また、環境ビジネス部門におきましては、太陽光発電システムの産業用の需要が拡大し、引き続き堅調に推移いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、売上高13,353百万円(前年同四半期比37.2%増)、営業利益1,183百万円(同22.3%増)、経常利益1,207百万円(同14.5%増)を計上し、四半期純利益は718百万円(同35.6%増)となりました。
セグメントの業績は以下のとおりであります。
精密貼合及び高機能複合材部門
当部門につきましては、国内外におけるディスプレイ市場は、裸眼3Dや4Kテレビ等の高付加価値タイプのディスプレイ市場が拡大し、堅調な推移を見せております。また、タッチパネル市場におきましては、産業用分野や教育分野、そしてアミューズメント分野等に使われる用途が広がり、生産量も拡大しております。しかしながら、新興国での生産技術の進化や低価格品の台頭等、世界市場での競争は激しさを増しております。このような市場の変化の中、精密貼合技術やダイレクトボンディング技術を活用し、新規生産設備の導入による生産の高度化を推進、更に、独自の技術を活かしLED関連事業にも参入する等、新規ビジネスへの取組みを強化し、実績を上げてまいりました。
この結果、売上高8,726百万円(前年同四半期比30.8%増)、営業利益797百万円(同19.3%増)となりました。
環境ビジネス部門
太陽電池の国内市場は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度の施行により、中小規模からメガソーラーまで、産業用の需要が幅広く拡大いたしました。これらの市場から、超軽量太陽電池モジュールが、他社とは差別化された商品として受け入れられ、販売量の増加に貢献いたしました。しかしながら、平成26年9月、電力各社より再生可能エネルギー発電設備の系統連系接続申込みに対して、回答保留する旨が発表される等、市場環境としては厳しさを増しております。このような市場の動きに対応すべく、独自の技術で開発した超軽量太陽電池モジュールの更なる拡販、追尾型太陽光発電システム等の販売、住宅用発電システムの販売網の強化等の施策を実施してまいりました。
この結果、売上高4,627百万円(前年同四半期比51.2%増)、営業利益372百万円(同35.1%増)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、86,592千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)生産、受注及び販売の実績
①生産実績
当第3四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
セグメントの名称 | 当第3四半期連結累計期間 (自 平成26年4月1日 至 平成26年12月31日) | 前年同四半期比(%) |
精密貼合及び高機能複合材部門(千円) | 7,793,203 | 34.6 |
環境ビジネス部門(千円) | 2,597,491 | 12.7 |
合計(千円) | 10,390,694 | 28.4 |
(注)1.金額は製造原価によっております。なお、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
②受注実績
当第3四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
セグメントの名称 | 受注高 (千円) | 前年同四半期比(%) | 受注残高 (千円) | 前年同四半期比(%) |
精密貼合及び高機能複合材部門 | 8,690,172 | 28.4 | 124,848 | 12.3 |
環境ビジネス部門 | 4,672,726 | 48.7 | 111,672 | 36.0 |
合計 | 13,362,898 | 34.8 | 236,520 | 22.4 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③販売実績
当第3四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
セグメントの名称 | 当第3四半期連結累計期間 (自 平成26年4月1日 至 平成26年12月31日) | 前年同四半期比(%) |
精密貼合及び高機能複合材部門(千円) | 8,726,012 | 30.8 |
環境ビジネス部門(千円) | 4,627,130 | 51.2 |
合計(千円) | 13,353,142 | 37.2 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.当第3四半期連結累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。
相手先 | 当第3四半期連結累計期間 (自 平成26年4月1日 至 平成26年12月31日) | |
金額(千円) | 割合(%) | |
旭硝子株式会社 | 4,389,855 | 32.9 |
日亜化学工業株式会社 | 2,072,840 | 15.5 |
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。