有価証券報告書-第60期(2024/01/01-2024/12/31)

【提出】
2025/03/28 10:00
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153項目
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における我が国経済は、米国、中国の対立やロシアによるウクライナ侵攻の影響等により海外経済の不確実性が高まり、先行きは依然として不透明な状態で推移いたしました。
このような環境の中、当社グループは、中期スローガンとして「安心をお届けする不二精機グループ」を掲げ、品質管理体制の徹底強化によるグループ一体となった顧客満足の更なる追求を図り、精密金型のコア技術をもとに自動車及び二輪車などの成形事業分野への積極的な展開を行い、顧客への高付加価値製品の提供による安定受注の拡大に努めてまいりました。
また、「『考動』で価値を創る」をグループ全社員の行動理念とし、「お客様の利益の最大化」を目標に、新たな価値創造、また「5S活動」を基本とする着実な品質改善活動に取り組んでおります。
(1) 財政状態の状況
総資産は、前連結会計年度末に比べ9億35百万円(11.0%)増加し、94億37百万円となりました。
流動資産は、主に現金及び預金が2億96百万円、仕掛品が2億26百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ6億2百万円(14.4%)増加し、47億83百万円となりました。
固定資産は、主に機械装置及び運搬具が1億15百万円、建設仮勘定が2億84百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ3億32百万円(7.7%)増加し、46億53百万円となりました。
負債は、前連結会計年度末に比べ6億2百万円(11.3%)増加し、59億25百万円となりました。
流動負債は、主に契約負債が2億52百万円、電子記録債務が54百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ3億56百万円(9.7%)増加し、40億16百万円となりました。
固定負債は、主に長期借入金が2億1百万増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ2億45百万円(14.8%)増加し、19億8百万円となりました。
純資産は、主に利益剰余金が82百万円、為替換算調整勘定が2億27百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ3億33百万円(10.5%)増加し、35億11百万円となりました。なお、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ0.2ポイント減少し、37.2%となりました。
(2) 経営成績の状況
当連結会計年度の売上高は、射出成形用精密金型及び成形システム事業の売上高が3億67百万円減少した一方で、精密成形品その他事業の売上高が3億55百万円増加したことにより、前連結会計年度比12百万円(同0.1%)減少の82億51百万円となりました。
損益につきましては、売上総利益率は前期からやや改善しましたが、鈴鹿工場でのEV向け部品の開発活動による研究開発費や人材採用費用等の増加により販管費が増加し、営業利益は前連結会計年度比20百万円(同4.7%)減少の4億4百万円となりました。経常利益は、為替差損や新規の資金調達に伴う手数料などにより営業外費用が37百万円増加したため、前連結会計年度比69百万円(同17.3%)減少の3億28百万円となりました。特別損益項目、法人税等を加え、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比93百万円(同40.2%)減少の1億39百万円となりました。
当連結会計年度のセグメント別の経営成績については、以下のとおりであります。なお、以下の記載はセグメント間の内部売上高又は振替高を含んだ金額によっております。
<射出成形用精密金型及び成形システム事業>主力製品であり利益率の高い医療機器用精密金型の売上高が減少したことから、当セグメントの売上高は前連結会計年度比3億56百万円(同11.7%)減少の26億82百万円となりました。また、検収いただいた金型の利益率自体の低下により、セグメント利益は前連結会計年度比1億45百万円(同64.6%)減少の79百万円となりました。
なお、個別受注生産である当事業の受注残高は、安定的に推移しております。
<精密成形品その他事業>主力製品である自動車部品用成形品は東南アジア市場を中心に中期的な受注をいただき、当セグメントの売上高は前連結会計年度比3億55百万円(同6.7%)増加の56億76百万円となりましたが、品質管理体制強化の効果もあり、セグメント利益は前連結会計年度比1億39百万円(同68.0%)増加の3億43百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は前連結会計年度に比べ2億96百万円増加し、14億58百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は、8億55百万円(前連結会計年度は10億97百万円の獲得)となりましたが、これは主として税金等調整前当期純利益3億13百万円、減価償却費6億10百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は、6億17百万円(前連結会計年度は5億17百万円の使用)となりましたが、これは主として有形固定資産の取得による支出6億66百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、支出した資金は、19百万円(前連結会計年度は4億4百万円の支出)となりましたが、これは主として長期借入れによる収入7億87百万円があった一方、長期借入金の返済による支出5億44百万円、リース債務の返済による支出81百万円があったことによるものであります。
(4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の購入費用、人件費のほか、その他の製造費用、販売費及び一般管理費などの営業費用であります。一方で、投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入で調達することを基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入で調達することを基本としております。
当連結会計年度において、「第3 設備の状況 3設備の新設、除却等の計画」に記載しておりますとおり提出会社において設備投資などを予定しておりますが、自己資金及び金融機関からの借入金により調達してまいります。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は35億33百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は14億58百万円となっております。
(5) 生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2024年1月1日
至 2024年12月31日)
前年同期比(%)
射出成形用精密金型及び成形システム事業2,816,795千円97.7
精密成形品その他事業5,659,349千円106.4
合計8,476,145千円103.3

(注)1. セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2. 金額は、販売価格で表示しております。
② 受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)
射出成形用精密金型及び
成形システム事業
2,879,082104.61,405,522132.4
精密成形品その他事業5,667,250107.1512,894101.3
合計8,546,333106.31,918,417122.4

(注)1. セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2. 金額は、販売価格で表示しております。
③ 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2024年1月1日
至 2024年12月31日)
前年同期比(%)
射出成形用精密金型及び成形システム事業2,575,242千円87.5
精密成形品その他事業5,676,068千円106.7
合計8,251,311千円99.9

(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
相手先前連結会計年度
(自 2023年1月1日
至 2023年12月31日)
当連結会計年度
(自 2024年1月1日
至 2024年12月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
PT. HITACHI ASTEMO BEKASI POWERTRAIN SYSTEMS928,56811.21,038,88212.6

(6) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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