四半期報告書-第54期第3四半期(平成27年2月1日-平成27年4月30日)

【提出】
2015/06/12 9:21
【資料】
PDFをみる
【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)経営成績の分析
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、個人消費に一部弱さが見られたものの底堅い動きが続き、雇用・所得環境においては改善が見られるなど、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。
このような状況のなか、当社は海外事業の強化、ソリューションビジネスの拡大に取り組んでまいりました。
当第3四半期累計期間における売上高につきましては、顧客企業の設備投資需要の増加に伴い、汎用タイプの給袋自動包装機の販売台数が大幅に増加したことから、前年同期に対し742百万円増収の4,128百万円(前年同期比21.9%増)となりました。
利益面につきましては、販売費及び一般管理費は前年同期より増加したものの、増収に伴い売上総利益が増加した結果、営業利益は366百万円(前年同期比120.8%増)、経常利益は368百万円(前年同期比118.3%増)、四半期純利益は238百万円(前年同期比103.9%増)と前年同期に対し増益となりました。
当社は、自動包装機械製造事業の単一セグメントでありますが、単一セグメントを品目別に分類した場合における品目別売上高の概況は次のとおりであります。
給袋自動包装機は、販売台数が増加したことから、売上高は1,900百万円(前年同期比57.9%増)となりました。
製袋自動包装機は、販売台数が増加したことから、売上高は664百万円(前年同期比56.7%増)となりました。
包装関連機器等は、大型包装ラインの販売実績が減少したことから、売上高は683百万円(前年同期比35.8%減)となりました。
保守消耗部品その他につきましては、保守案件の実績が増加したことから、売上高は879百万円(前年同期比27.0%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産の残高は4,707百万円となり、前事業年度末に比べて340百万円増加いたしました。この主たる要因は、売上債権及びファクタリング方式により譲渡した売上債権の未収額の合計額が459百万円減少したものの、現金及び預金が460百万円増加したこと、棚卸資産が205百万円増加したこと等によります。
固定資産につきましては、当第3四半期会計期間末残高は992百万円となり、前事業年度末に比べて68百万円増加いたしました。この主たる要因は、投資その他の資産が53百万円増加したこと等によります。
この結果、総資産は、前事業年度末に比べ409百万円増加し、5,699百万円となりました。
(負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債の残高は2,452百万円となり、前事業年度末に比べて225百万円増加いたしました。この主たる要因は、仕入債務が206百万円減少したものの、前受金が310百万円増加したこと、未払法人税等が95百万円増加したこと等によります。
固定負債につきましては、当第3四半期会計期間末残高は98百万円となり、前事業年度末に比べて4百万円増加いたしました。
この結果、負債合計は、前事業年度末に比べ229百万円増加し、2,551百万円となりました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産の残高につきましては、利益剰余金の増加等により、前事業年度末に比べ179百万円増加し、3,148百万円となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発費の総額は179百万円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。