有価証券報告書-第16期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
有報資料
(1)研究内容について
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は4,653百万円であり、各事業における研究内容等は次のとおりであります。
① バイオ産業支援事業
当事業では、日本国内でトップシェアを有する遺伝子増幅法関連試薬等の遺伝子工学研究用試薬をはじめ、ゲノム解析、遺伝子機能解析および遺伝子検査等に関する研究開発やiPS細胞等の幹細胞および再生・細胞医療等の研究分野に向けた新製品や受託サービスに関連する新技術の研究開発を行っております。
当連結会計年度においては、シングルセル(1細胞)解析システム「SMARTer™ ICELL8® cx」をはじめ、次世代シーケンサー向け超微量RNA解析試薬・キット、再生医療に適した安全性の高いヒト間葉系幹細胞培養用培地、免疫細胞受容体解析用試薬・キット等を開発いたしました。
なお、当事業における研究開発費は、2,693百万円であります。
② 遺伝子医療事業
当事業では、がん等を対象にした遺伝子治療の臨床開発を進めております。
当連結会計年度においては、腫瘍溶解性ウイルスHF10について、国内で、悪性黒色腫を対象とした第Ⅱ相臨床試験および膵臓がんを対象とした第Ⅰ相臨床試験をそれぞれ推進いたしました。また、同じく国内で、NY-ESO-1・siTCRTM遺伝子治療においては滑膜肉腫を対象とした国内第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験、CD19・CAR遺伝子治療では、急性リンパ芽球性白血病を対象とした国内第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験を進めました。
なお、当事業における研究開発費は、1,804百万円であります。
③ 医食品バイオ事業
当事業では、当社グループ独自の先端バイオテクノロジーを駆使して、ガゴメ昆布フコイダン、寒天アガロオリゴ糖、明日葉カルコン、ボタンボウフウイソサミジン、ヤムイモヤムスゲニン®、キノコテルペン等の生理活性物質の探索を行っており、これらの研究成果をもとに健康食品分野での事業展開を積極的に推進しております。
当連結会計年度においては、屋久島原産ボタンボウフウ由来のイソサミジンが排尿障害改善作用を持つことをヒト試験と基礎実験において明らかにいたしました。
なお、当事業における研究開発費は、6百万円であります。
④ 全社(共通)
上記の3つの事業に特定できない事業横断的な研究、あるいは、どの事業の研究開発の推進にもその成果が利用できる基礎的な研究も推進しております。当社グループとしては、各研究開発プロジェクトの相互作用・フィードバック効果を利用して、戦略的な研究開発の推進を目指しております。
なお、これらの事業横断的研究および基礎的な研究に要した研究開発費は、148百万円であります。
(2)知的財産権について
研究開発の成否がそのまま事業開発の成否につながるバイオテクノロジー関連産業では、特許権等の知的財産権の確保は非常に重要であると認識しております。競合他社を排除するため、当社グループは、自社の技術を特許で保護しております。当社グループは今後も研究開発を進めていくにあたり、特許出願を第一に考え対応していく方針であります。また、当社グループは今後の事業展開の中で、有望な他者特許については取得またはライセンスを受ける方針であります。それらのうち各事業において特に重要なレトロネクチン拡大培養法、腫瘍溶解性ウイルス HF10、siTCRTM、ホンシメジに関するものを、以下に記載しております。
① レトロネクチン拡大培養法
発明の名称:細胞傷害性リンパ球の製造方法
(注)ヨーロッパ6カ国の内訳は、ドイツ、スペイン、フランス、イギリス、イタリア、オランダであります。
② 腫瘍溶解性ウイルス HF10
発明の名称:ヘルペスウイルスを用いた癌処置のための組成物および方法
(注)ヨーロッパ8カ国の内訳は、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スイス、スペイン、
スウェーデン、トルコであります。
③ siTCRTM
発明の名称:特異的遺伝子発現方法
(注)ヨーロッパ5カ国の内訳は、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スウェーデンであります。
④ ホンシメジ
発明の名称:ホンシメジの人工栽培方法
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は4,653百万円であり、各事業における研究内容等は次のとおりであります。
① バイオ産業支援事業
当事業では、日本国内でトップシェアを有する遺伝子増幅法関連試薬等の遺伝子工学研究用試薬をはじめ、ゲノム解析、遺伝子機能解析および遺伝子検査等に関する研究開発やiPS細胞等の幹細胞および再生・細胞医療等の研究分野に向けた新製品や受託サービスに関連する新技術の研究開発を行っております。
当連結会計年度においては、シングルセル(1細胞)解析システム「SMARTer™ ICELL8® cx」をはじめ、次世代シーケンサー向け超微量RNA解析試薬・キット、再生医療に適した安全性の高いヒト間葉系幹細胞培養用培地、免疫細胞受容体解析用試薬・キット等を開発いたしました。
なお、当事業における研究開発費は、2,693百万円であります。
② 遺伝子医療事業
当事業では、がん等を対象にした遺伝子治療の臨床開発を進めております。
当連結会計年度においては、腫瘍溶解性ウイルスHF10について、国内で、悪性黒色腫を対象とした第Ⅱ相臨床試験および膵臓がんを対象とした第Ⅰ相臨床試験をそれぞれ推進いたしました。また、同じく国内で、NY-ESO-1・siTCRTM遺伝子治療においては滑膜肉腫を対象とした国内第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験、CD19・CAR遺伝子治療では、急性リンパ芽球性白血病を対象とした国内第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験を進めました。
なお、当事業における研究開発費は、1,804百万円であります。
③ 医食品バイオ事業
当事業では、当社グループ独自の先端バイオテクノロジーを駆使して、ガゴメ昆布フコイダン、寒天アガロオリゴ糖、明日葉カルコン、ボタンボウフウイソサミジン、ヤムイモヤムスゲニン®、キノコテルペン等の生理活性物質の探索を行っており、これらの研究成果をもとに健康食品分野での事業展開を積極的に推進しております。
当連結会計年度においては、屋久島原産ボタンボウフウ由来のイソサミジンが排尿障害改善作用を持つことをヒト試験と基礎実験において明らかにいたしました。
なお、当事業における研究開発費は、6百万円であります。
④ 全社(共通)
上記の3つの事業に特定できない事業横断的な研究、あるいは、どの事業の研究開発の推進にもその成果が利用できる基礎的な研究も推進しております。当社グループとしては、各研究開発プロジェクトの相互作用・フィードバック効果を利用して、戦略的な研究開発の推進を目指しております。
なお、これらの事業横断的研究および基礎的な研究に要した研究開発費は、148百万円であります。
(2)知的財産権について
研究開発の成否がそのまま事業開発の成否につながるバイオテクノロジー関連産業では、特許権等の知的財産権の確保は非常に重要であると認識しております。競合他社を排除するため、当社グループは、自社の技術を特許で保護しております。当社グループは今後も研究開発を進めていくにあたり、特許出願を第一に考え対応していく方針であります。また、当社グループは今後の事業展開の中で、有望な他者特許については取得またはライセンスを受ける方針であります。それらのうち各事業において特に重要なレトロネクチン拡大培養法、腫瘍溶解性ウイルス HF10、siTCRTM、ホンシメジに関するものを、以下に記載しております。
① レトロネクチン拡大培養法
発明の名称:細胞傷害性リンパ球の製造方法
| 特許権者 | 特許番号 | 登録日 | 出願国 |
| 当社 | 4406566 | 平成21年11月13日 | 日本 |
| 当社 | 1496109 | 平成22年12月8日 | ヨーロッパ(6カ国)(注) |
| 当社 | 8728811 | 平成26年5月20日 | 米国 |
| 当社 | 8975070 | 平成27年3月10日 | 米国 |
| 当社 | 2479288 | 平成27年2月24日 | カナダ |
| 当社 | ZL03811464.X | 平成22年2月24日 | 中国 |
| 当社 | 786054 | 平成19年12月10日 | 韓国 |
| 当社 | I334442 | 平成22年12月11日 | 台湾 |
| 当社 | 1079543 | 平成22年9月17日 | 香港 |
(注)ヨーロッパ6カ国の内訳は、ドイツ、スペイン、フランス、イギリス、イタリア、オランダであります。
② 腫瘍溶解性ウイルス HF10
発明の名称:ヘルペスウイルスを用いた癌処置のための組成物および方法
| 特許権者 | 特許番号 | 登録日 | 出願国 |
| 当社/ (財)名古屋産業科学研究所 | 4372422 | 平成21年9月11日 | 日本 |
| 当社/ (財)名古屋産業科学研究所 | 2213300 | 平成27年3月25日 | ヨーロッパ(8カ国)(注) |
| 当社/ (財)名古屋産業科学研究所 | 7264814 | 平成19年9月4日 | 米国 |
| 当社/ (財)名古屋産業科学研究所 | 1145435 | 平成27年9月4日 | 香港 |
(注)ヨーロッパ8カ国の内訳は、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スイス、スペイン、
スウェーデン、トルコであります。
③ siTCRTM
発明の名称:特異的遺伝子発現方法
| 特許権者 | 特許番号 | 登録日 | 出願国 |
| 当社/ 国立大学法人 三重大学 | 5271901 | 平成25年5月17日 | 日本 |
| 当社/ 国立大学法人 三重大学 | 5828861 | 平成27年10月30日 | 日本 |
| 当社/ 国立大学法人 三重大学 | 2172547 | 平成28年1月6日 | ヨーロッパ(5カ国)(注) |
| 当社/ 国立大学法人 三重大学 | 3031916 | 平成29年6月7日 | ヨーロッパ(5カ国)(注) |
| 当社/ 国立大学法人 三重大学 | 9051391 | 平成27年6月9日 | 米国 |
| 当社/ 国立大学法人 三重大学 | 9296807 | 平成28年3月29日 | 米国 |
| 当社/ 国立大学法人 三重大学 | ZL200880102998.9 | 平成25年6月19日 | 中国 |
| 当社/ 国立大学法人 三重大学 | 1363928 | 平成26年2月11日 | 韓国 |
(注)ヨーロッパ5カ国の内訳は、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スウェーデンであります。
④ ホンシメジ
発明の名称:ホンシメジの人工栽培方法
| 特許権者 | 特許番号 | 登録日 | 出願国 |
| 当社 | 4132536 | 平成20年6月6日 | 日本 |
| 当社 | 4202541 | 平成20年10月17日 | 日本 |