有価証券報告書-第75期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/28 15:00
【資料】
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【項目】
114項目

研究開発活動

当社グループは、快適空間を提供する価値創造型企業グループとして、照明事業においては、環境ソリューション企業をめざし、光・制御・デザインにこだわり、産学などの共同研究も含め、あかりによる快適な空間づくりを通して、LED照明器具と照明制御製品などを組み合わすことで、モノからコトへと顧客の課題を解決するための開発に重点を置いております。
家具事業においては、人と暮らしを「科学」し子供や高齢者の健康・安全と環境に配慮した製品づくりのための研究開発活動を進めております。
なお、当連結会計年度における研究開発費は照明セグメント96百万円、家具セグメント39百万円で総額135百万円であります。
照明事業、家具事業における研究開発活動は、次のとおりであります。
(1) 照明事業
① 施設市場において、各種プロジェクト活動により高品質で独自性のある屋外照明器具に光学設計を施し、人感覚を加味した器具の研究開発を行いました。またマルチシグナルコンバータを開発したことで、Fit調色の器具をDALIの調光・調色で対応できるようにしました。
② 大手ゼネコン企業との共同研究開発活動により、新しいコンセプトのシームレス・ソリッドライン型システムベースライトに調光調色機能や半埋込み仕様などのバリエーションを追加し、顧客要望に応えた製品化を実施しました。これにより今まで以上の空間グレードが実現できるようになり、より独自性のある製品を市場投入できました。
③ 店舗・施設市場向けに、製品開発から納品に至るまでを設計思想に盛り込み、新たなモノ造りの仕組みに挑戦し、複合施設・商業施設向けダウンライトを対象に研究開発を実施し製品化を図りました。
④ 有機EL光源を活用した器具デザインの継続的な追求と、有機ELならではの機能を活かす照明器具化に向けた研究開発を推進しました。
(2) 家具事業
学習家具事業では、購入層の変化、購買動向の変化、シュリンクする市場に適応するために新しいシリーズを発表し、需要の喚起とお客様の満足度・購買意欲を高めるよう努めました。
① シンプルデザインで永く使え、リビングでも使える「ルトラ」シリーズを発表
② こだわり派にはカリフォルニアテイストの「ウエストコースト」シリーズを発表
③ 「レイクウッド」、「オルレアシリーズ」では単品デスクを追加し強化
④ 「ビーノ」シリーズはアイテムの追加で更に充実
⑤ 需要が高まっているマルチラックでは通販大手とのコラボ企画商品を発表
⑥ 書斎家具ではミニオフィスもターゲットにした「フラックス」シリーズを発表
シニア家具事業では、拡大する高齢者市場に対して、差別化ポイントを明確化し、デザイン×機能性×値頃感で商品力を強化するべく開発を行い、新たに2シリーズを発売しました。
ダイニング家具事業では、新たに「KIKORI」「SB FUN‘S」を発表しアイテム拡大に取組みました。
新規商品として市場成長の見込めるベッドマットレスの発売を開始しました。