有価証券報告書-第75期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/28 15:00
【資料】
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【項目】
114項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、「新しい着眼と独自の発想で、新たな価値を創造し、人と社会に夢と感動をつくり出します。」という経営理念のもと、「私たちは、ゆたかで快適な暮らしを提供する、愛される“価値創造の専門集団”をめざします。」ことをビジョンとして掲げ、国内はもとより国外におきましても、より良い住環境を構築すべく事業活動を行っております。
(2) 目標とする経営指標
当社グループは、持続的な成長を達成するため、高い収益性の確保を経営課題と認識し、連結売上高経常利益率4.5%を目指してまいります。
(3) 中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題
今後の我が国経済は、国内においては企業業績の回復に伴い雇用・所得環境が緩やかに回復する一方で、物価成長率の足踏みが示すように、個人消費の回復には時間を要するものとみられます。また、我が国を取り巻く経済環境についても、世界経済の不確実性、各国の経済政策の不透明感などを起因とした為替リスクならびに近隣諸国での地政学的リスクへの警戒感もあり、先行きは不透明な状況が続くものと予想されます。
一方で、2020年東京オリンピックの開催に伴うホテル及び商業施設など各種施設の着工・改装、またサービス付き高齢者向け住宅や介護施設の着工件数の増加が見込まれるなど、当社グループを取り巻く環境につき絶好の機会と捉えております。
このような環境のもと、持続的な成長に向け、引き続き以下の課題に取り組んでまいります。
① 市場の拡大
(イ) 照明事業につきましては、ストックマーケットへの販売強化の継続と新規事業への挑戦、海外進出企業の攻
略を継続するとともに、付加価値商品のあくなき創造を追求します。
(ロ) 家具事業につきましては、市場別の商品開発体制と営業体制を確立し、成長が見込まれるコントラクト市場、介護市場や新規チャネルでの売上の拡大を図ります。
② 原価低減及び品質改善
(イ) 照明事業につきましては、更なる減価低減及びR&Dセンターでの業務の効率化と知的生産性の向上を図り、企画開発段階での業務ロスの削減と製品品質の確保並びに向上を目指します。
(ロ) 家具事業につきましては、仕入及び在庫管理のシステム化により財務改善を図ります。
③ その他
(イ) グループ各社のグローバル展開に伴い、海外子会社の会計データのモニタリングを強化します。