有価証券報告書-第77期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/29 12:00
【資料】
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【項目】
137項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、「新しい着眼と独自の発想で、新たな価値を創造し、人と社会に夢と感動をつくり出します。」という経営理念のもと、「私たちは、ゆたかで快適な暮らしを提供する、愛される“価値創造の専門集団”をめざします。」ことをビジョンとして掲げ、国内はもとより国外におきましても、より良い住環境を構築すべく事業活動を行っております。
(2) 目標とする経営指標
当社グループは、持続的な成長を達成するため、高い収益性の確保を経営課題と認識し、連結売上高経常利益率4.5%を目指してまいります。
(3) 中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題
今後のわが国経済の見通しについては、引き続き米中貿易摩擦をはじめとする通商問題、消費税率引き上げによる消費マインドの冷え込み、さらには年始からの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響により、先行き不透明な状況で推移するものと考えられます。
このような事業環境の中、当社グループでは、「第5次中期経営方針」(2018~2020年度)の最中にあり、「“顧客の創造”と“成長市場への戦略転換”を実践し、持続可能な企業グループとなる!」を基本方針に掲げ、2020年度におきましては、下記を課題とした施策に取り組んでまいります。
①新型コロナウイルス感染症の感染拡大により想定されるリスクに対し、グループ横断での迅速な対応
②コイズミブランドの価値向上に向けたインナーブランディングの強化
③新規事業創出活動の推進
④デジタルトランスフォーメーションに向け、グループ全体最適化に向けた情報戦略
⑤テレワーク等、業務改革の推進
また、当社グループでは事業活動を通じて、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みにも、引き続き邁進してまいります。
① 基盤の強化
(イ) 照明事業につきましては、スマートホーム市場などの新規事業への挑戦、海外進出企業の攻略を継続すると
ともに、付加価値商品のあくなき創造を追求します。
(ロ) 家具事業につきましては、学習家具事業に集中し、ブランド価値を高め経営再建を図ります。
② 原価低減及び品質改善
(イ) 照明事業につきましては、更なる減価低減及びR&Dセンターでの業務の効率化と知的生産性の向上を図
り、企画開発段階での業務ロスの削減と製品品質の確保並びに向上を目指します。
(ロ) 家具事業につきましては、仕入及び在庫管理のシステム化により財務改善を図ります。
③ その他
(イ) グループ各社のグローバル展開に伴い、グループ全体での内部統制の整備、運用の精度向上を図り、グループガバナンスの強化を図ります。