有価証券報告書-第66期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/29 9:21
【資料】
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【項目】
133項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、消費税引き上げに伴う駆け込み需要の反動減で個人消費の大幅な落ち込みがありましたが、原油安・円安・株高など外部環境が好転したことから、年度後半に景気は底を打ち回復局面に転じました。
当社グループの位置する建設業界におきましては、設備投資が堅調に推移したものの、新設住宅着工戸数が消費税引き上げ前の駈け込み需要の影響で前年より大幅に減少し、労務費用や建設資材価格の高騰などから厳しい経営環境となりました。
このような環境において、当社グループは、長沼太陽光発電所「たんたんエネルギー・ファーム」(愛称)を稼働するとともに、需要増が見込まれる太陽光発電や創エネ・省エネ関連商品への取組みを強化いたしました。また、需要の掘り起こしに向けて営業力の強化と施工体制の拡充に努めましたが、総体では建築需要の大幅な落ち込みの影響を強く受けることになりました。
この結果、当連結会計年度の業績は、連結子会社株式会社エフケー・ツタイ(平成26年10月1日付で当社を存続会社とする吸収合併)の石油製品事業を売却した影響などもあり、売上高が880億73百万円(前年同期比9.2%減)、営業利益は12億17百万円(同25.0%減)、経常利益は13億34百万円(同22.5%減)となりました。しかしながら、当期純利益は、連結子会社山光運輸株式会社の完全子会社化などに伴う負ののれん発生益2億35百万円および石油製品事業売却に伴う事業譲渡益68百万円を特別利益に計上したことなどから9億99百万円(同14.6%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
建設資材
住宅建築需要が落ち込んだことから、売上高は567億94百万円(前年同期比2.6%減)となり、セグメント利益は10億26百万円(同20.0%減)となりました。
建設工事
非住宅投資が堅調に推移したものの住宅投資が減少したことから、売上高は273億27百万円(同1.1%減)となり、利益率の改善によりセグメント利益は9億19百万円(同7.1%増)となりました。
資材運送
建設資材需要の減少に伴い、売上高は35億52百万円(同3.7%減)となり、セグメント利益は1億1百万円(同44.4%減)となりました。
その他
売上高は3億99百万円(同13.7%増)、セグメント利益は1億48百万円(同11.1%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は64億34百万円となり、前連結会計年度末と比べ7億90百万円の増加となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは9億18百万円となり、前連結会計年度と比べ25億42百万円の減少となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは1億90百万円となり、前連結会計年度と比べ3億83百万円の増加となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは△3億17百万円となり、前連結会計年度と比べ17億62百万円の増加となりました。