有価証券報告書-第71期(令和2年3月1日-令和3年2月28日)
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況は次のとおりであります。
(1)経営成績等の状況の概要
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により経済活動が制限されるなか、企業業績の悪化や個人消費の落ち込みにより、極めて厳しい状況で推移いたしました。
流通業界におきましても、外出自粛要請や、店舗の休業・時間短縮営業の影響を受けたことに加え、雇用・所得環境の悪化からくる消費者マインドの更なる冷え込みが懸念されるなど、先行き不透明な状況が続きました。
このような状況のなか、当社グループは、第5次中期経営計画最終年度となる2020年度におきまして、引き続き「100年企業」「100年ブランド」の実現に向けて「人材の育成」、「商品力の強化」、「マーケット動向の把握」に取り組みました。そして、信頼性の高い企業グループの構築に向けCSR経営を実践し、内部統制機能の強化、株主への利益還元、利益成長に繋がる中長期的投資等を実行することによって企業価値の向上に取り組みました。
その結果、当期の連結業績は、売上高394億49百万円(前年同期比12.3%減)、営業利益27億67百万円(前年同期比30.4%減)、経常利益31億95百万円(前年同期比25.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は16億22百万円(前年同期比34.5%減)となりました。また、重要な経営指標として定めている「のれん償却前営業利益」は32億64百万円(前期比27.0%減)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
ジュエリー事業は、売上高206億41百万円(前年同期比23.5%減)、営業利益21億39百万円(前年同期比35.6%減)となりました。
アパレル事業は、売上高188億7百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益8億96百万円(前年同期比18.3%増)と増収増益となりました。
財政状態については、次のとおりであります。
当連結会計年度の資産の合計は、前連結会計年度と比べて7億37百万円減少し、530億円となりました。
当連結会計年度の負債の合計は、前連結会計年度と比べて6億91百万円減少し、134億57百万円となりました。
当連結会計年度の純資産の合計は、前連結会計年度と比べて45百万円減少し、395億43百万円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ19億46百万円増加し、当連結会計年度末には27億32百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果、資金の増加は66億33百万円(前連結会計年度比41億99百万円増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益29億5百万円や法人税等の還付額27億9百万円があったものの、法人税等の支払額13億34百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果、資金の減少は21億69百万円(前連結会計年度比22億42百万円減)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出10億9百万円や有形固定資産の取得による支出6億56百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果、資金の減少は25億15百万円(前連結会計年度比29億52百万円減)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出6億24百万円や配当金の支払額17億52百万円があったことによるものであります。
③ 仕入及び販売の状況
(仕入実績)
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
(注)1 上記金額は、仕入価格によっております。
2 上記金額には、消費税等を含めておりません。
(販売実績)
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
(注) 上記金額には、消費税等を含めておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態の分析
当連結会計年度末における流動資産は156億16百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億59百万円減少いたしました。主な要因は、未収入金が23億66百万円減少したこと等によるものであります。
固定資産は373億83百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億22百万円増加いたしました。主な要因は、のれんが4億96百万円減少したものの、投資有価証券が19億81百万円増加したこと等によるものであります。
流動負債は68億2百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億49百万円減少いたしました。主な要因は、支払手形及び買掛金が7億53百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債は66億54百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億57百万円増加いたしました。主な要因は、繰延税金負債が3億29百万円増加したこと等によるものであります。
純資産は395億43百万円となり、前連結会計年度末に比べ45百万円減少いたしました。主な要因は、その他有価証券評価差額金が7億21百万円増加したものの、自己株式が4億63百万円増加(純資産は減少)、利益剰余金が1億30百万円減少したこと等によるものであります。
当連結会計年度は前連結会計年度に続き、自己株式の取得を行ってきましたが、支払手形及び買掛金の減少等により自己資本比率が、前連結会計年度の73.5%から74.6%と増加しております。
② キャッシュ・フローの分析
当社グループは、営業活動により多くのキャッシュ・フローを得ており、事業活動にかかる運転資金については営業キャッシュ・フローにて獲得した資金を主な財源としております。
その一方で、当社は国内金融機関からの借入について、相対での借入枠を十分に確保しており、将来にわたって必要な営業活動および債務の返済に備えるため、自己資金のほか、必要に応じて金融機関からの借入により資金調達を図ります。設備投資の一部はリース取引によっております。
なお、国内グループ会社の資金については、当社にてCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)による一元管理を行っており、必要に応じて資金を融通しております。
当社グループの当連結会計年度の資金は、前連結会計年度末に比べ19億46百万円増加し、当連結会計年度末には27億32百万円となりました。当連結会計年度は、前連結会計年度に大規模な自己株式の取得等があったことから、営業活動によるキャッシュ・フローにて前連結会計年度末に比べ41億99百万円の資金の増加、投資活動によるキャッシュ・フローにて前連結会計年度末に比べ22億42百万円の資金の減少、財務活動によるキャッシュ・フローにて前連結会計年度末に比べ29億52百万円の資金の増加となりました。
③ 経営成績の分析
a.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は中期的な数値目標としてのれん償却前当期純利益を用いて算出するROEにて8%以上、のれん償却前当期純利益を用いて算出する一株当たり当期純利益にて150円以上を掲げております。また、経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を客観的に判断するため、「のれん償却前営業利益」を重要な経営指標と位置付けております。
第71期は、のれん償却前営業利益32億64百万円となりました。のれん償却前当期純利益を用いて算出するROEは5.3%、のれん償却前当期純利益を用いて算出する一株当たり当期純利益は97.9円となりました。
(のれん償却前営業利益 = 営業利益 + のれん償却額)
b.セグメントごとの経営成績等の状況に関する分析
(ジュエリー事業)
国内のジュエリー市場は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、一時的に大幅に縮小しているものと思われます。特に都心部は外出自粛の影響により落ち込みましたが、郊外は小商圏化が進むなか、比較的好調に推移いたしました。
そのような状況のなか、ジュエリー事業を展開するエフ・ディ・シィ・プロダクツグループは、3月下旬から5月末にかけて店舗の大規模な休業、時間短縮営業を行ったことに加え、11月中旬以降の第3波の影響もあり店舗の売上高は前期を下回りました。一方、ECチャネルの売上高は前期比22.5%増と大きく上回りました。
その結果、売上高は206億41百万円(前年同期比23.5%減)、営業利益は21億39百万円(前年同期比35.6%減)となりました。
(アパレル事業)
国内のアパレル小売市場は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、商業施設への来店客数の減少やECチャネルの急成長、巣ごもり需要の拡大、小商圏化など事業環境の変化が急速に進みました。
そのような状況のなか、デイリーファッション「パレット」を展開する㈱アージュは、地域のお客様の生活を支える社会インフラの役割を果たすなか、生活関連商品の売れ行きが好調に推移し、売上高、営業利益ともに過去最高を更新いたしました。アスティグループは、海外生産拠点において、現地スタッフの増員によるサプライチェーンの維持に努めるとともに、経費削減に尽力することで、営業利益は計画を上回る推移となりました。
その結果、売上高は188億7百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は8億96百万円(前年同期比18.3%増)と増収増益となりました。
(1)経営成績等の状況の概要
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により経済活動が制限されるなか、企業業績の悪化や個人消費の落ち込みにより、極めて厳しい状況で推移いたしました。
流通業界におきましても、外出自粛要請や、店舗の休業・時間短縮営業の影響を受けたことに加え、雇用・所得環境の悪化からくる消費者マインドの更なる冷え込みが懸念されるなど、先行き不透明な状況が続きました。
このような状況のなか、当社グループは、第5次中期経営計画最終年度となる2020年度におきまして、引き続き「100年企業」「100年ブランド」の実現に向けて「人材の育成」、「商品力の強化」、「マーケット動向の把握」に取り組みました。そして、信頼性の高い企業グループの構築に向けCSR経営を実践し、内部統制機能の強化、株主への利益還元、利益成長に繋がる中長期的投資等を実行することによって企業価値の向上に取り組みました。
その結果、当期の連結業績は、売上高394億49百万円(前年同期比12.3%減)、営業利益27億67百万円(前年同期比30.4%減)、経常利益31億95百万円(前年同期比25.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は16億22百万円(前年同期比34.5%減)となりました。また、重要な経営指標として定めている「のれん償却前営業利益」は32億64百万円(前期比27.0%減)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
ジュエリー事業は、売上高206億41百万円(前年同期比23.5%減)、営業利益21億39百万円(前年同期比35.6%減)となりました。
アパレル事業は、売上高188億7百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益8億96百万円(前年同期比18.3%増)と増収増益となりました。
財政状態については、次のとおりであります。
当連結会計年度の資産の合計は、前連結会計年度と比べて7億37百万円減少し、530億円となりました。
当連結会計年度の負債の合計は、前連結会計年度と比べて6億91百万円減少し、134億57百万円となりました。
当連結会計年度の純資産の合計は、前連結会計年度と比べて45百万円減少し、395億43百万円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ19億46百万円増加し、当連結会計年度末には27億32百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果、資金の増加は66億33百万円(前連結会計年度比41億99百万円増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益29億5百万円や法人税等の還付額27億9百万円があったものの、法人税等の支払額13億34百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果、資金の減少は21億69百万円(前連結会計年度比22億42百万円減)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出10億9百万円や有形固定資産の取得による支出6億56百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果、資金の減少は25億15百万円(前連結会計年度比29億52百万円減)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出6億24百万円や配当金の支払額17億52百万円があったことによるものであります。
③ 仕入及び販売の状況
(仕入実績)
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(百万円) | 前年同期比(%) |
| ジュエリー事業 | 5,318 | △33.3 |
| アパレル事業 | 12,843 | 1.5 |
| 合計 | 18,161 | △11.9 |
(注)1 上記金額は、仕入価格によっております。
2 上記金額には、消費税等を含めておりません。
(販売実績)
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(百万円) | 前年同期比(%) |
| ジュエリー事業 | 20,641 | △23.5 |
| アパレル事業 | 18,807 | 4.6 |
| 合計 | 39,449 | △12.3 |
(注) 上記金額には、消費税等を含めておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態の分析
当連結会計年度末における流動資産は156億16百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億59百万円減少いたしました。主な要因は、未収入金が23億66百万円減少したこと等によるものであります。
固定資産は373億83百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億22百万円増加いたしました。主な要因は、のれんが4億96百万円減少したものの、投資有価証券が19億81百万円増加したこと等によるものであります。
流動負債は68億2百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億49百万円減少いたしました。主な要因は、支払手形及び買掛金が7億53百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債は66億54百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億57百万円増加いたしました。主な要因は、繰延税金負債が3億29百万円増加したこと等によるものであります。
純資産は395億43百万円となり、前連結会計年度末に比べ45百万円減少いたしました。主な要因は、その他有価証券評価差額金が7億21百万円増加したものの、自己株式が4億63百万円増加(純資産は減少)、利益剰余金が1億30百万円減少したこと等によるものであります。
当連結会計年度は前連結会計年度に続き、自己株式の取得を行ってきましたが、支払手形及び買掛金の減少等により自己資本比率が、前連結会計年度の73.5%から74.6%と増加しております。
② キャッシュ・フローの分析
当社グループは、営業活動により多くのキャッシュ・フローを得ており、事業活動にかかる運転資金については営業キャッシュ・フローにて獲得した資金を主な財源としております。
その一方で、当社は国内金融機関からの借入について、相対での借入枠を十分に確保しており、将来にわたって必要な営業活動および債務の返済に備えるため、自己資金のほか、必要に応じて金融機関からの借入により資金調達を図ります。設備投資の一部はリース取引によっております。
なお、国内グループ会社の資金については、当社にてCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)による一元管理を行っており、必要に応じて資金を融通しております。
当社グループの当連結会計年度の資金は、前連結会計年度末に比べ19億46百万円増加し、当連結会計年度末には27億32百万円となりました。当連結会計年度は、前連結会計年度に大規模な自己株式の取得等があったことから、営業活動によるキャッシュ・フローにて前連結会計年度末に比べ41億99百万円の資金の増加、投資活動によるキャッシュ・フローにて前連結会計年度末に比べ22億42百万円の資金の減少、財務活動によるキャッシュ・フローにて前連結会計年度末に比べ29億52百万円の資金の増加となりました。
③ 経営成績の分析
a.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は中期的な数値目標としてのれん償却前当期純利益を用いて算出するROEにて8%以上、のれん償却前当期純利益を用いて算出する一株当たり当期純利益にて150円以上を掲げております。また、経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を客観的に判断するため、「のれん償却前営業利益」を重要な経営指標と位置付けております。
第71期は、のれん償却前営業利益32億64百万円となりました。のれん償却前当期純利益を用いて算出するROEは5.3%、のれん償却前当期純利益を用いて算出する一株当たり当期純利益は97.9円となりました。
(のれん償却前営業利益 = 営業利益 + のれん償却額)
b.セグメントごとの経営成績等の状況に関する分析
(ジュエリー事業)
国内のジュエリー市場は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、一時的に大幅に縮小しているものと思われます。特に都心部は外出自粛の影響により落ち込みましたが、郊外は小商圏化が進むなか、比較的好調に推移いたしました。
そのような状況のなか、ジュエリー事業を展開するエフ・ディ・シィ・プロダクツグループは、3月下旬から5月末にかけて店舗の大規模な休業、時間短縮営業を行ったことに加え、11月中旬以降の第3波の影響もあり店舗の売上高は前期を下回りました。一方、ECチャネルの売上高は前期比22.5%増と大きく上回りました。
その結果、売上高は206億41百万円(前年同期比23.5%減)、営業利益は21億39百万円(前年同期比35.6%減)となりました。
(アパレル事業)
国内のアパレル小売市場は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、商業施設への来店客数の減少やECチャネルの急成長、巣ごもり需要の拡大、小商圏化など事業環境の変化が急速に進みました。
そのような状況のなか、デイリーファッション「パレット」を展開する㈱アージュは、地域のお客様の生活を支える社会インフラの役割を果たすなか、生活関連商品の売れ行きが好調に推移し、売上高、営業利益ともに過去最高を更新いたしました。アスティグループは、海外生産拠点において、現地スタッフの増員によるサプライチェーンの維持に努めるとともに、経費削減に尽力することで、営業利益は計画を上回る推移となりました。
その結果、売上高は188億7百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は8億96百万円(前年同期比18.3%増)と増収増益となりました。