有価証券報告書-第94期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/18 14:23
【資料】
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【項目】
171項目

企業結合等関係

(企業結合等関係)
事業分離(関係会社出資金の売却)
1.事業分離の概要
(1)分離先企業の名称
富士通株式会社
(2)分離した事業の内容
Fujitsu Computer Products of Vietnam, Inc.(プリント基板の製造およびプリント基板ユニットの組立)
(3)事業分離を行った主な理由
近年、自動車業界においては、車載部品のエレクトロニクス化が進んでおり、樹脂成形品に電子部品を組み合わせた複合ユニット製品の需要が今後ますます拡大していくと予想され、また車載製品メーカーにおいては、自動車メーカーの新興国展開に伴う、現地調達率向上への取り組みが重視されてきました。
このような状況下、当社グループが保有する樹脂成形技術と富士通グループが保有する電子製品技術に対する知見を集約し、スピード感ある開発・生産体制を構築するべく、協業を超えた強い連携の枠組みが必要と考え、富士通と協議を重ね、2017年3月30日に当社取締役会にて富士通が保有するFCV社の出資持分50.001%を譲り受けることを決議いたしました。
出資持分を取得したことにより、この2年間でFCV社を通じた富士通グループとの技術・人材両面での交流も順調に進み、当社内においてもユニットビジネスに対する知見を深めることができ、一定の成果が得られました。
そのような中で、両者で協議した結果、当社が保有するFCV社の出資持分を富士通に譲渡して、引き続き技術・人材両面での交流を深める等、今後も富士通グループとの幅広い連携を強めユニットビジネスの推進に取り組む事といたしました。
(4)事業分離日
2019年3月28日
(5)法的形式を含むその他取引の概要に関する事項
受取対価を現金等の財産のみとする出資金の売却
2.実施した会計処理の概要
(1)移転損益の金額
254百万円
(2)移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳
流動資産 3,889百万円
固定資産 3,033
資産合計 6,923
流動負債 2,069
固定負債 1,993
負債合計 4,062
(3)会計処理
FCV社の連結上の帳簿価額と売却額との差額254百万円を、関係会社出資金売却益として特別利益に計上しております。
3.分離した事業が含まれていた報告セグメント
樹脂・エレクトロニクス関連事業
4.当連結会計年度の連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る損益の概算額
売上高 11,328百万円
営業利益 △230