有価証券報告書-第62期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/21 13:14
【資料】
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【項目】
116項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 重要な会計方針及び見積り
当社企業集団の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針につきましては、本報告書「第一部 企業情報 第5 経理の状況」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、貸倒引当金、賞与引当金等の各引当金の計上、繰延税金資産の回収可能性の判断等につきましては、過去の実績や他の合理的な方法により見積りを行っております。ただし、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果はこれら見積りと異なる場合があります。
(2) 当連結会計年度末の財政状態の分析
①資産
流動資産は、商品及び製品が622,044千円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ1.8%減少し20,537,243千円となりました。固定資産は、有形固定資産及び繰延税金資産が増加したものの、投資有価証券が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ0.4%減少し9,940,286千円となりました。この結果、総資産は前連結会計年度末に比べ1.4%減少し30,477,529千円となりました。
②負債
流動負債は、仕入債務が642,533千円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ3.2%減少し17,681,011千円となりました。固定負債は、退職給付に係る負債が857,905千円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ30.5%増加し3,599,244千円となりました。この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ1.2%増加し21,280,255千円となりました。
③純資産
純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益を223,411千円計上しましたが、退職給付に係る調整累計額が621,455千円減少したことなどにより前連結会計年度末に比べ6.9%減少し9,197,274千円となりました。
(3) 経営成績に重要な影響を与える要因
当連結会計年度における経営成績の状況の分析につきましては、本報告書「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 業績等の概要」に記載しております。
当社企業集団はステンレス鋼の販売を事業の中核としており、ステンレス鋼価格の動向が当社企業集団の経営成績に重要な影響を与える要因であります。
ステンレス鋼価格は、国内外の需要動向や原料のニッケル及びフェロクロム価格の動向等により変動します。
(4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況の分析につきましても、経営成績と同様、本報告書「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 業績等の概要」に記載しております。
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フローが581,566千円増加、投資活動によるキャッシュ・フローが394,505千円減少、財務活動によるキャッシュ・フローが198,364千円減少した結果、当連結会計年度末は前連結会計年度末に比べ37,126千円減少し2,015,938千円となりました。