有価証券報告書-第58期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 9:32
【資料】
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【項目】
120項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 重要な会計方針及び見積り
当社の連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に際し、当連結会計年度末における資産・負債の報告数値並びに報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える貸倒引当金、賞与引当金、法人税等などの見積りを行っております。これらの見積りについては、「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおり、過去の経験や状況に応じて妥当と思われる推測などに基づき継続して使用しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
(2) 財政状態の分析
① 資産
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ304億87百万円増加し、1,021億52百万円となりました。流動資産は、受取手形及び売掛金の増加などにより297億71百万円増加しました。これは、中国子会社の著しい取引高の伸長によるものであります。固定資産は、投資有価証券の増加などにより7億16百万円増加しました。
② 負債
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ223億37百万円増加し、795億80百万円となりました。流動負債は、短期借入金及び1年以内返済予定の長期借入金の増加などにより174億42百万円増加しました。固定負債は、長期借入金の増加などにより48億94百万円増加しました。
③ 純資産
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ81億50百万円増加し、225億71百万円となりました。当連結会計年度に実施した、公募増資及び第三者割当増資の結果、資本金及び資本剰余金が9億94百万円それぞれ増加したほか、利益剰余金が26億13百万円、その他有価証券評価差額金が7億11百万円、為替換算調整勘定が34億29百万円それぞれ増加しました。結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ3.1ポイント増加し22.1%となりました。また、1株当たり純資産額は前連結会計年度末の1,300.87円から1,827.26円に増加しました。
(3) 経営成績の分析
① 売上高及び営業利益
セグメント別の売上高及び営業利益の概況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」に記載のとおりであります。
売上原価は、売上高が対前年同期比で51.5%増加したことに伴い、2,063億90百万円(前年同期比51.6%増加)となり、売上総利益率は0.1ポイント減少の5.8%となりました。
販売費及び一般管理費は、業容拡大に伴う人件費の増加などもあり、70億53百万円(同31.9%増加)となりました。
② 営業外損益及び経常利益
営業外収益は、8億23百万円(同132.9%増加)となりました。営業外費用は、11億56百万円(同107.6%増加)となりました。
支払利息の増加4億2百万円などにより、営業外損益は純額で3億33百万円の費用計上(前連結会計年度は2億3百万円の費用計上)となりました。
この結果、経常利益は、54億10百万円(同80.0%増加)となりました。
③ 特別損益及び税金等調整前当期純利益
特別利益は、THAI USUI CO.,LTD.の株式譲渡による関係会社株式売却益33百万円などが含まれております。
特別損失は、固定資産処分損55百万円などが含まれております。
この結果、税金等調整前当期純利益は、53億90百万円(同67.4%増加)となりました。
④ 法人税等(法人税等調整額を含む)
法人税等は、20億61百万円となりました。税効果会計適用後の法人税等の負担率は38.2%(前連結会計年度は37.3%)となりました。
⑤ 当期純利益
当期純利益は、33億23百万円(同73.2%増加)となりました。
1株当たり当期純利益金額は288.14円(前連結会計年度は182.93円)、ROE(自己資本当期純利益率)は前連結会計年度に比べ2.3ポイント増加し、18.4%となりました。
(4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ77億8百万円増加し、151億15百万円となりました。
営業活動では、運転資金の増加等により、51億97百万円の支出となりました。投資活動では、有形及び無形固定資産の取得等により3億30百万円の支出となりました。また、財務活動では、短期借入金及び長期借入金の純増加等により120億38百万円の収入となりました。