有価証券報告書-第50期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/22 15:11
【資料】
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【項目】
119項目
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。
(1) 中期経営計画における施策
当社は平成27年5月に、平成27~29年度の事業運営の指針となる中期経営計画を発表いたしました。
今中期経営計画の対象期間における当社グループを取り巻く事業環境は、建設需要は引き続き堅調に推移するものの、人手不足の影響等の懸念材料が残るものと見ております。
また、オリンピック・パラリンピック関連需要が一巡した後には、国内需要は減少基調に転じ、経営環境は再び厳しい局面に直面する可能性もあると考えております。
このような認識のもと、当社グループはこの期間を、来るべき経営環境変化に向けての企業変革の期間と位置づけ、企業の総合力を一層向上させるため、事業領域拡大と体質強化に取り組み、『建設業をサポートするリーディング・カンパニー』の地位確立を目指してまいります。
また、財務体質の強化を進め、ステークホルダーへの還元にも重点をおいて取り組んでまいります。
主な取り組みは、以下の通りです。
① 国内重仮設分野の収益基盤強化
材料と工事の一括受注を更に推進するなど、総合力を生かした営業活動に取り組み、堅調な国内需要を確実に取り込むとともに、需要縮小局面に備え営業力のより一層の強化を図ります。
また、工場については、老朽化した主要設備を計画的に更新して体質強化を進めます。コスト面においては、調達コストの圧縮を進め、採算性向上を目指します。
これらの施策により、国内重仮設分野の競争力を高め収益基盤を強化してまいります。
② 重仮設周辺分野の拡大
今後増加が見込まれる、老朽インフラの更新需要を取り込むため、平成27年4月1日付で設立した加工・橋梁事業本部を中心に、長沼工場を活用した特殊加工事業、および仮設橋梁事業の拡大に向け活動を展開し、新たな収益の柱とすべく取り組んでまいります。
③ 新商品、新規事業の展開
「Ecoラムシステム」「新GSS工法」「GSS-SPA工法」等の新商品、新工法を積極的に展開し、収益に貢献する水準まで拡大を図ります。R&Dに力点を置き更なる技術開発に取り組むとともに、JFEグループとの連携の深化を図ります。
また、新規事業分野への進出につきましては、M&Aも含めて検討を進めてまいります。
④ 海外への展開
国内の建設需要は長期的には減少に転じると想定されることから、今後成長が見込まれるASEAN地域を対象とした海外展開の検討を進めてまいります。
⑤ 建機子会社の収益基盤強化
保有車種の最適化を図り、収益基盤の強化を進めます。
⑥ 人材育成の取り組み強化
教育・研修制度をさらに充実させ社員1人1人の能力の更なる向上を図り、企業体質の変革を担う人材の育成に取り組みます。
⑦ 財務体質および株主還元の強化
事業環境の変化に耐えうる強靭な財務基盤の構築に向け、自己資本比率、D/Eレシオなどの改善を進めるとともに、配当性向(連結)を20%程度にまで高め、株主の皆様への還元を強化してまいります。
なお、主要財務指標の、最終年度(平成29年度)における数値目標は以下の通りです。
中期経営計画
(平成29年度目標)
参考
平成28年度実績平成27年度実績平成26年度実績
財務目標
(連結)
ROE10%以上10.0%11.7%15.0%
自己資本比率50%程度47.2%46.9%41.3%
D/Eレシオ25%以下23.5%32.0%46.0%
収益目標
(連結)
売上高1,000億円
以上
987億円861億円899億円
経常利益85億円以上66億円70億円76億円
ROS8.5%以上6.7%8.2%8.5%
配当性向(連結)20%程度24.3%20.4%10.1%

(2) 次期の経営環境と課題
次期の建設業界は、大都市圏での民間非住宅分野を中心に需要は堅調と想定しており、またオリンピック・パラリンピック関連需要も本格的に立ち上がります。東北地方の復興需要については、集中復興期間は終了したものの未消化工事の施工が続いており、大幅な需要減とはならないものと見込んでおります。
一方、建設業界の人手不足等に起因する工事の着工時期や進捗遅れが続くなか、運転手不足による輸送コストの上昇も見込まれ、さらに円高等による景況感悪化も懸念されます。
このような経営環境において当社グループは、材料と工事の一括受注の拡大、および新たな技術、事業の強化を推進するとともに、コスト削減をより一層推進し、収益力の向上に努めてまいります。
国内各地域での営業展開も継続して推進しており、4月1日付で九州事業本部の新設、富山・静岡出張所開設を実施いたしました。加工・橋梁事業についても、全国規模での受注活動をさらに強化してまいります。
「Ecoラム工法」に続く新商品、新技術についても、JFEスチール㈱とも連携しながら、開発に注力してまいります。
さらに、平成28年8月に設立したGECOSS VIETNAM CO., LTD.の受注活動強化にも取り組み、早期に収益に貢献することを目指してまいります。
以上の諸施策を実施する結果、次期の連結業績の見通しにつきましては、売上高100,000百万円、営業利益7,100百万円、経常利益7,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は5,150百万円を見込んでおります。

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