有価証券報告書-第80期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/25 9:56
【資料】
PDFをみる
【項目】
111項目

対処すべき課題

当社グループは、内部管理体制の一層の強化を図るとともに、安定した収益基盤の構築に向けて、以下の課題解決に取り組んでまいります。
(1)ガバナンス体制の強化及びリスク管理の徹底
リスクマネジメントをはじめ各会議体を構成し運用していくことにより、コンプライアンスの徹底とコーポレート・ガバナンス体制の更なる強化を図ります。
具体的には、リスク管理を徹底するため「リスクマネジメント運営プログラム」を策定し、認識しているリスクに対してその発生を未然に防止するための体制整備を計画的に行ってまいります。
特に、コンプライアンス態勢の構築については別途「コンプライアンス・プログラム」を策定し、様々なコンプライアンス項目に対する改善計画を可視化し、一層の強化・充実に努めてまいります。
(2)安定した収益基盤の確保
卸売市場経由率の低下が続くと予想されるなか、京阪神を中心とするネットワークを重視した営業戦略により、安定した収益基盤の確保に取り組みます。
①営業本部の機能強化、支社間の連携、在庫管理の徹底等を含め、営業力の強化を図る。
②全社統合システムを活用した営業戦略の強化。
③経営方針を浸透させ、それを実行する。
④商品戦略、顧客戦略の再構築を行う。
⑤物流費等、コストダウン戦略を推進する。
⑥債権管理を強化し、不良債権の発生を抑える。
(3)人員確保と人材教育の実施
以下のとおり人事政策の充実に取り組み、人材を効率的に機能させることにより、社内体制の整備、営業機能の強化に取り組んでまいります。
①適正人員の確保と人材育成を行う。
②マネジメント能力の向上を図る。
③社員の納得性と働きやすい環境の構築を目指し、人事制度の見直しを行う。
(4)財務体質の改善
財務体質の強化に向け、引き続き在庫管理の徹底等により、借入金の圧縮、資金コストの削減等に取り組んでまいります。
(5)安定配当に向けて
上記課題に取り組み、安定した配当を継続的に行うことを目指してまいります。