有価証券報告書-第68期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
「企業内容等の開示に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」(2019年1月31日内閣府令第3号)による改正後の「企業内容等の開示に関する内閣府令」第二号様式記載上の注意(32)の規定を当事業年度に係る有価証券報告書から適用しております。
また、「「税効果会計に係る会計基準」の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)を当連結会計年度の期首から適用し、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に表示する方法に変更しており、文中記載の指標等については、当該会計基準等を遡って適用した後の指標等に基づき記載しております。
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループ(当社及び当社の連結子会社)が判断したものであります。
なお、将来に関する事項につきましては、不確実性を有しており、将来生じる結果と異なる可能性がありますので、記載しております事項に対する判断は、以下記載事項及び本項目以外の記載内容も合わせて慎重に行われる必要があります。
当社グループは、スーパーマーケットの経営を事業主体としており、店舗「原信」「ナルス」「フレッセイ」を各地に出店しております。
(1) 経営成績の状況の概要及び分析・検討内容
当連結会計年度におけるわが国経済は、緩やかな景気回復基調にありましたが、全国各地で発生した自然災害による甚大な被害や、世界経済における貿易摩擦に関する懸念の高まりなどの影響を受け、先行きの見通せない状況が続いております。また、人手不足が深刻化し有効求人倍率が高止まりを続けている一方、個人の消費支出が低調に推移しており、当社グループの主力事業である食品小売業界においては、事業運営や収益確保に影響を及ぼしているものと思われます。
このような状況において、当連結会計年度における当社グループの連結経営成績は、売上高が2,353億47百万円(前年同期比1.1%増)、営業利益が95億23百万円(前年同期比5.0%増)、経常利益が96億98百万円(前年同期比5.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が64億27百万円(前年同期比5.9%増)となり、各数値はいずれも過去最高実績となりました。また、1株当たり当期純利益は275円36銭となりました。
売上高につきましては、堅調に推移し増収となりました。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、事業の中心であるスーパーマーケット事業において、収益性の高い上位2店舗の休業を伴う改装及び移転による一時的な利益の減少、並びに、食品加工センター新設に伴う初期投資による経費増加があったものの、既存店の業績が堅調に推移し増益となりました。
① セグメント別経営成績
当連結会計年度における各セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。なお、各セグメントの経営成績につきましては、セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。
a スーパーマーケット
(全般)
当社グループでは、本年度の方針を「変革への挑戦」と定め、変化を続ける社会において、必要とされる存在であり続けるための様々な施策と、それを実現するための強固な企業構造の構築を進めております。
販売指標に関する動向は、次のとおりであります。
<客単価、買上点数、一品単価>当社グループならではの魅力ある商品のご提供、既存商品の改廃を伴う磨き込み、健康志向に沿った商品の強化、お客様に伝わるご案内方法の工夫等が功を奏しましたが、暖冬小雪の影響で、鍋物をはじめとした冬物商材の動きが良くなかったことやまとめ買い需要の減少があり、既存店の買上点数は、前年同期に比べ0.1%減少いたしました。
一方、付加価値の高い商品のご提供に加え、上期の生鮮品の相場高の影響もあり、既存店の一品単価は、前年同期に比べ0.7%増加いたしました。
この結果、既存店の客単価は、前年同期に比べ0.7%増加いたしました。
<来店客数>お客様のご来店頻度は、冬季において降雪が少なく増加いたしましたが、来店客数は、競合する同業種・異業種の影響に加え、当社グループの中では最大規模2店舗の改装及び移転に伴う休業の影響があり、既存店では前年同期に比べ0.4%減少いたしました。一方、全店では新店及び改装店舗が好調に推移し前年同期に比べ0.5%増加いたしました。
<売上総利益率>近年新設したフレッセイ前橋物流センターの運営が軌道に乗ったことに加え、ロジスティックス全体のレベルアップによる品切れ削減、店舗在庫の適正化の取り組みや値下げ・廃棄の削減により、商品販売における売上総利益率は、前年同期に比べ0.2ポイント増加し26.1%となりました。
(プライベート・ブランド商品)
当社グループの規模と販売力が成しえるプライベート・ブランド商品の企画・開発は、他社との差別化を図る上で、大きな強みとなっており、当連結会計年度末現在における品目数は349品目となりました。また、年間売上高は、前年同期に比べ3億30百万円増加いたしました。
4月には、レトルトカレーの「アクシアル ビーフカレー」を発売いたしました。この商品は、カレーならではの香り立ちに徹底的にこだわり、焙煎スパイスを加える専門店の味作りを参考にして仕上げました。発売以来、販売実績は好調で、今まで一番売れていた同様の商品と比較しても販売点数は約1.7倍、売上高は約1.6倍と大変ご好評を得ております。
1月には、シュークリームの「アクシアル クッキーシュー」を発売いたしました。この商品は、気軽に食べられる洋菓子店のシュークリームをコンセプトに、独特の食感と飽きのこないクリームで仕上げました。発売以来、販売実績は好調に推移しており、年間100万個のペースでお買い上げいただいております。
(プロセスセンター)
8月、子会社の(株)ローリーが主体となって食品の集中加工を行うローリー中之島プロセスセンターが竣工いたしました。ここでは、水産、精肉、ベーカリー商品の一括大量集中加工を行い、当社グループ店舗へ商品を供給いたします。
プロセスセンターは以前より保有しておりましたが、今般の新設は、その製造能力を拡充し、機能強化を図るもので、当社グループの今後の成長戦略にとって欠かせない重要な投資となります。
今後は、これにより、一層高い水準での商品の均質化や新たな商品のご提供を図ってまいります。また、これにより生じた店舗の余力を活かし、店舗では、より加工度の高い差別化商品の品揃えや生産性改革を実現してまいります。
(ネットスーパー)
2011年にインターネット上へネットスーパーを開設し、離島を除く新潟県内全域に当日商品をお届けするサービスとして好評をいただいておりますが、8月に3拠点目となる「ネットスーパーPRO」を開設いたしました。
このネットスーパーPROは、業務用や大容量の商品を充実させ、従来の2拠点では対応できなかったお客様の多様なご要望にもお応えできるものです。開設後、当初の目標を上回る状況でご注文をいただいており、実店舗を補完するサービスとして、今後も一層拡充を図ってまいります。
(出店・退店等)
出店につきましては、原信小出東店(9月、新潟県魚沼市、売場面積2,643㎡)を移転新設し、フレッセイ笠懸店(3月、群馬県みどり市、売場面積2,102㎡)、原信旭岡店(3月、新潟県長岡市、売場面積1,561㎡)を新設いたしました。
改装につきましては、原信河渡店(4月、新潟県新潟市、売場面積3,038㎡)、原信四日町店(10月、新潟県三条市、売場面積2,040㎡)、フレッセイ吉岡店(11月、群馬県北群馬郡、売場面積1,908㎡)について実施いたしました。
退店につきましては、原信小出東店の移転新設に伴い、旧・原信小出東店(8月、新潟県魚沼市、売場面積2,360㎡)を閉鎖し、フレッセイ笠懸店の新設に伴い、近隣のフレッセイ新桐生店(2月、群馬県桐生市、売場面積1,740㎡)を閉鎖いたしました。また、フレッセイ鳥山店(3月、群馬県太田市、売場面積1,020㎡)を閉鎖いたしました。
(セントラルマーケット)
「豊かさ」、「楽しさ」、「便利さ」。当社グループは、これらのご提供を行うことで、お客様の暮らしぶり向上に役立てることをスーパーマーケットの使命と考えております。
このような考えのもと、お客様からより高いご支持をいただける店舗フォーマットの開発を進めており、2015年10月に、比較的大型の店舗で提案型売場を飛躍的に進化させた店舗フォーマット「セントラルマーケット」を原信川崎店の改装を機に始めました。
4月には、セントラルマーケットの2店舗目として、原信河渡店について、売場面積を約1.5倍に拡張する改装を実施しました。また、9月には、3店舗目となる原信小出東店を移転新設いたしました。
これらの店舗では、お買い物の楽しさや豊かな食生活を実現するため、食を通じた健康提案や、「365サイドディッシュ」コーナーの新設による店内カットのナチュラルチーズ、ドライフルーツ&ナッツ、ピクルス、ローストビーフのご提供といった、従来にはない多彩な品揃えに取り組んでおり、当初の想定を大幅に上回るお客様からのご支持を頂戴しております。
(エクスプレスマーケット)
比較的小型の店舗でありながら、小商圏でも採算を確保しつつ、当社が圧倒的な強みを発揮できる地域での占拠率を一層拡大するため、前連結会計年度より新たな店舗フォーマットとして取り組み始めた「エクスプレスマーケット」について、2店舗目となる原信旭岡店を出店いたしました。
このフォーマットは、開発途上でありますが、お客様の利便性を維持するのに必要不可欠な品揃えに絞り込みを行いつつ、お客様のライフスタイルに合わせ簡便かつ快適なお買い物環境が実現できるよう、試行錯誤を繰り返しながら確立を図ってまいります。
(就業環境の改善)
働きやすい就業環境実現の一環として、近年、有給休暇取得率の向上に取り組んでおり、原信ナルスの正社員の有給休暇取得率(1人当たり年間有給休暇取得日数÷1人当たり年間有給休暇付与日数)は、前年同期に比べ8.9ポイント向上し64.6%となりました。
この実現のため、会議開催頻度の大幅削減や様々な業務、システムの改善に取り組みました。また、社内コミュニケーションにおいても、「伝える」から「伝えたことが実践されている」ことの評価に重点を置き、伝達の方法、評価の仕組みの見直しを行いました。
有給休暇取得率が向上することで、従業員の勤労意欲やサービス意識の向上が図れることを期待しています。
(TQM)
当社は、TQM(トータル・クオリティ・マネジメント、総合的品質管理)活動を経営の根幹に据え、お客様満足のため継続的に仕事やサービスや商品の質をレベルアップしていく経営品質向上のための活動を、40年近くにわたり全役職員が実践してまいりました。
当連結会計年度においては、この実績が評価され、国内の小売業では初めて、一般財団法人日本科学技術連盟よりQCサークル経営者賞を認定授与されました。
今後も、地域社会及び業界発展のためTQM活動を継続してまいります。
(業績)
以上の結果、当連結会計年度におけるスーパーマーケット事業の売上高は2,344億89百万円(前年同期比1.2%増)、営業利益は88億58百万円(前年同期比4.6%増)となりました。
なお、当連結会計年度の営業状況を示すと以下のとおりであります。
| 項目 | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 前年同期比 | |
| 店舗数 | グループ合計 | 129店舗 | 増減なし |
| 内訳 (原信) | 65店舗 | 1店舗増加 | |
| (ナルス) | 14店舗 | 増減なし | |
| (フレッセイ) | 50店舗 | 1店舗減少 | |
| 店舗売上高 | 全店 | 222,212百万円 | 101.2% |
| 既存店 | 216,763百万円 | 100.3% | |
| 来店客数 | 全店 | 10,818万人 | 100.5% |
| 既存店 | 10,555万人 | 99.6% | |
| 客単価 | 全店 | 2,054円 | 100.7% |
| 既存店 | 2,054円 | 100.7% | |
| 買上点数 | 全店 | 10.94点 | 99.9% |
| 既存店 | 10.93点 | 99.9% | |
| 一品単価 | 全店 | 188円 | 100.7% |
| 既存店 | 188円 | 100.7% | |
(注)1 店舗数は、当連結会計年度末現在におけるスーパーマーケットの設置店舗数であり、他業態の設置店舗数(当連結会計年度末現在 100円ショップ5店舗)は含みません。
2 店舗売上高、来店客数、客単価、買上点数、一品単価は、スーパーマーケット店舗のみの数値であります。
3 客単価は、お客様一人当たりが一回のご来店でお買い上げになった金額の平均であります。
4 買上点数は、お客様一人当たりが一回のご来店でお買い上げになった商品数の平均であります。
5 一品単価は、お客様がお買い上げになった商品の一品当たり金額の平均であります。
6 店舗売上高、客単価及び一品単価に消費税等は含まれておりません。
7 既存店は、店舗開設より満13ヶ月以上を経過した店舗であります。
b その他
(清掃事業)
主力であるスーパーマーケット事業向けの販売並びに外部顧客向けの販売は、いずれも増加いたしました。この結果、売上高は前年同期に比べ4.4%増加し、営業利益は前年同期に比べ19.0%増加いたしました。
(情報処理事業)
主力であるスーパーマーケット事業向けの販売は、情報機器の需要減で減少いたしました。一方、外部顧客向けの販売は、受注を順調に確保し増加いたしました。この結果、売上高は前年同期に比べ8.2%減少し、営業利益は前年同期に比べ19.3%減少いたしました。
(印刷事業)
主力であるスーパーマーケット事業向けの販売は、前年同期における大口イベント企画受注の反動で減少いたしました。一方、外部顧客向けの販売は、販路の開拓に努め増加いたしました。この結果、売上高は前年同期に比べ3.1%減少し、営業利益は前年同期に比べ7.4%減少いたしました。
(前連結会計年度の連結範囲の変更影響)
2017年4月に実施した運輸事業の取りやめ、並びに、2017年9月に実施した自動車販売事業の事業譲渡の影響で、前年同期比では売上高、営業利益の減少影響が生じております。
(業績)
以上の結果、当連結会計年度におけるその他の事業の売上高は49億60百万円(前年同期比9.6%減)、営業利益は6億32百万円(前年同期比6.9%減)となりました。
② 生産、受注及び販売の状況
a 販売実績
| セグメントの名称 | 前連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 前年同期比 |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | (%) | |
| スーパーマーケット | 231,726 | 234,489 | 101.2 |
| その他 | 5,487 | 4,960 | 90.4 |
| 合計 | 237,214 | 239,449 | 100.9 |
(注)1 上記金額に消費税等は含まれておりません。
2 セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。
3 主な商品別売上高の状況
| 項目 | 前連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | ||||
| 金額(百万円) | 構成比(%) | 金額(百万円) | 構成比(%) | |||
| スーパー マーケット | 生鮮食品 | 青果 | 31,623 | 13.3 | 32,085 | 13.4 |
| 精肉 | 26,473 | 11.2 | 26,419 | 11.0 | ||
| 水産 | 23,143 | 9.8 | 23,301 | 9.7 | ||
| 惣菜 | 22,173 | 9.3 | 22,634 | 9.5 | ||
| 計 | 103,415 | 43.6 | 104,441 | 43.6 | ||
| 一般食品 | デイリー | 45,134 | 19.0 | 46,030 | 19.2 | |
| 加工食品 | 60,246 | 25.4 | 60,919 | 25.5 | ||
| インストア ベーカリー | 3,479 | 1.5 | 3,673 | 1.5 | ||
| 計 | 108,860 | 45.9 | 110,624 | 46.2 | ||
| 住居 | 7,655 | 3.2 | 7,563 | 3.2 | ||
| 衣料品 | 140 | 0.1 | 128 | 0.0 | ||
| その他 | 227 | 0.1 | 197 | 0.1 | ||
| 営業収入 | 11,271 | 4.7 | 11,382 | 4.7 | ||
| セグメント間の 内部売上高又は振替高 | 155 | 0.1 | 152 | 0.1 | ||
| 小計 | 231,726 | 97.7 | 234,489 | 97.9 | ||
| その他 | 外部顧客に対する 売上高 | 1,239 | 0.5 | 1,010 | 0.4 | |
| セグメント間の 内部売上高又は振替高 | 4,247 | 1.8 | 3,949 | 1.7 | ||
| 小計 | 5,487 | 2.3 | 4,960 | 2.1 | ||
| 合計 | 237,214 | 100.0 | 239,449 | 100.0 | ||
(注) 金額は販売価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
b 仕入実績
| セグメントの名称 | 前連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 前年同期比 |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | (%) | |
| スーパーマーケット | 163,666 | 164,862 | 100.7 |
| その他 | 3,939 | 3,522 | 89.4 |
| 合計 | 167,606 | 168,385 | 100.5 |
(注)1 上記金額に消費税等は含まれておりません。
2 セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。
3 主な商品別仕入高の状況
| 項目 | 前連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | ||||
| 金額(百万円) | 構成比(%) | 金額(百万円) | 構成比(%) | |||
| スーパー マーケット | 生鮮食品 | 青果 | 24,774 | 14.8 | 24,868 | 14.8 |
| 精肉 | 19,593 | 11.7 | 19,740 | 11.7 | ||
| 水産 | 16,704 | 9.9 | 16,730 | 9.9 | ||
| 惣菜 | 13,219 | 7.9 | 13,415 | 8.0 | ||
| 計 | 74,291 | 44.3 | 74,755 | 44.4 | ||
| 一般食品 | デイリー | 33,592 | 20.0 | 34,121 | 20.3 | |
| 加工食品 | 47,664 | 28.4 | 47,931 | 28.5 | ||
| インストア ベーカリー | 1,582 | 1.0 | 1,763 | 1.0 | ||
| 計 | 82,839 | 49.4 | 83,816 | 49.8 | ||
| 住居 | 5,924 | 3.5 | 5,834 | 3.5 | ||
| 衣料品 | 96 | 0.1 | 89 | 0.0 | ||
| その他 | 174 | 0.1 | 26 | 0.0 | ||
| リース原価 | 149 | 0.1 | 131 | 0.1 | ||
| セグメント間の 内部仕入高又は振替高 | 189 | 0.1 | 208 | 0.1 | ||
| 小計 | 163,666 | 97.6 | 164,862 | 97.9 | ||
| その他 | 外部取引先からの 仕入高 | 3,378 | 2.0 | 3,202 | 1.9 | |
| セグメント間の 内部仕入高又は振替高 | 561 | 0.4 | 319 | 0.2 | ||
| 小計 | 3,939 | 2.4 | 3,522 | 2.1 | ||
| 合計 | 167,606 | 100.0 | 168,385 | 100.0 | ||
(注) 金額は仕入価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
③ 連結経営成績全般に関する事項
当連結会計年度における連結経営成績全般の各項目の内容を示すと、次のとおりであります。
a 売上高及び営業利益
(売上高、売上総利益)
セグメント別の詳細に関しましては、「① セグメント別経営成績」及び「② 生産、受注及び販売の状況」に記載したとおりであります。
この結果、売上高(セグメント間の内部取引高消去後)は前年同期に比べ1.1%増加し2,353億47百万円となりました。
また、売上総利益は前年同期に比べ1.8%増加し673億13百万円となり、売上高売上総利益率は、前年同期に比べ0.2ポイント増加し28.6%となりました。
(販売費及び一般管理費)
諸経費につきましては、当社グループ全体の観点から、あらゆるコストの見直し、削減、適正利用に努め、削減の取組を進めております。なお、総額につきましては、店舗数の増加及び売上高の増加に伴い増加しております。
人件費につきましては、適正な人員配置と生産性の向上を進めておりますが、定期昇給や基本給のベースアップ実施、社会保険料率の上昇の影響等により、売上高に対する比率は、前年同期に比べ0.1ポイント増加し14.1%になりました。また、労働分配率(人件費÷売上総利益)は、前年同期に比べ0.1ポイント増加し49.4%となりました。
水道光熱費につきましては、契約の見直しを進め、前年同期に比べ60百万円の増加にとどめることができました。
除雪費につきましては、暖冬小雪であったため、前年同期に比べ1億9百万円減少いたしました。
この結果、販売費及び一般管理費は、前年同期に比べ1.2%増加し577億90百万円となり、売上高に対する販売費及び一般管理費の比率は、前年同期に比べ0.1ポイント増加し24.6%となりました。
(営業利益)
以上により、営業利益は前年同期に比べ5.0%増加し95億23百万円となりました。なお、売上高営業利益率は、前年同期に比べ0.1ポイント増加し4.0%となりました。
b 経常利益
(営業外収益)
設備投資に関連した補助金の受領が増加したことから、補助金収入が前年同期に比べ58.1%増加したため、総額は、前年同期に比べ11.6%増加し2億56百万円となりました。なお、売上高に対する営業外収益の比率は、前年同期と同様の0.1%となりました。
(営業外費用)
効率的な資金活用に努め有利子負債を削減できたことから、支払利息が前年同期に比べ12.2%減少したため、総額は、前年同期に比べ11.1%減少し81百万円となりました。なお、売上高に対する営業外費用の比率は、前年同期と同様の0.0%となりました。
インタレスト・カバレッジ・レシオは、営業キャッシュ・フローが前年同期に比べ減少したため、前年同期に比べ0.6ポイント低下し172.0倍となりました。
(経常利益)
営業利益の増加及び営業外損益の要因により、経常利益は、前年同期に比べ5.4%増加し96億98百万円となりました。また、売上高経常利益率は、前年同期に比べ0.1ポイント増加し4.1%となりました。
なお、経営の重要指標と位置付けている総資本経常利益率(ROA)は、経常利益の増加により、前年同期に比べ0.3ポイント増加し9.7%となりました。
c 税金等調整前当期純利益
(特別利益)
固定資産売却益が前年同期に比べ減少したため、総額は、前年同期に比べ98.5%減少し0百万円となりました。また、売上高に対する特別利益の比率は、前年同期と同様の0.0%となりました。
(特別損失)
減損損失が前年同期に比べ増加したため、総額は、前年同期に比べ64.7%増加し3億3百万円となりました。また、売上高に対する特別損失の比率は、前年同期と同様の0.1%となりました。
(税金等調整前当期純利益)
経常利益の増加及び特別損益の要因により、税金等調整前当期純利益は、前年同期に比べ3.9%増加し93億95百万円となりました。また、売上高に対する税金等調整前当期純利益の比率は、前年同期に比べ0.1ポイント増加し4.0%となりました。
d 当期純利益、親会社株主に帰属する当期純利益
(税金費用)
前年同期に比べ0.1%減少し29億68百万円となりました。また、売上高に対する税金費用の比率は、前年同期と同様の1.3%となりました。
なお、税金等調整前当期純利益に対する税効果会計適用後の法人税等の負担率は前年同期に比べ1.3ポイント減少し31.6%となりました。
(当期純利益)
以上の結果、前年同期に比べ5.9%増加し64億27百万円となり、売上高に対する当期純利益の比率は、前年同期に比べ0.1ポイント増加し2.7%となりました。
(非支配株主に帰属する当期純利益)
すべての連結子会社は完全子会社であるため、該当事項はありません。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
前年同期に比べ5.9%増加し64億27百万円となり、売上高に対する親会社株主に帰属する当期純利益の比率は、前年同期に比べ0.1ポイント増加し2.7%となりました。
なお、自己資本利益率(ROE)は、自己資本の増加により、前年同期に比べ0.3ポイント減少し11.3%となりました。
また、1株当たり当期純利益は、前年同期に比べ15円30銭増加し275円36銭となり、1株当たり年間配当金は、前年同期に比べ2円増額の72円といたしました。この結果、連結ベースの配当性向は26.1%となりました。
e 包括利益
当期純利益が前年同期に比べ増加したものの、保有している投資有価証券の時価総額が減少し、その他有価証券評価差額金が減少したことから、前年同期に比べ0.8%減少し62億31百万円となりました。
④ 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等に対する経営成績等の分析
当連結会計年度の実績値は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれについても、過去最高実績を達成することができました。
当連結会計年度における当初目標とした見込値に対する実績の状況を示すと、次のとおりであります。
| 項目 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に 帰属する 当期純利益 | 1株当たり 当期純利益 | |
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | (百万円) | (円) | ||
| 当初見込値 | (A) | 233,000 | 9,100 | 9,200 | 6,000 | 257.04 |
| 実績値 | (B) | 235,347 | 9,523 | 9,698 | 6,427 | 275.36 |
| 差額 | (B)-(A) | +2,347 | +423 | +498 | +427 | +18.32 |
| 計画比 | (B)/(A) | 101.0 | 104.7 | 105.4 | 107.1 | 107.1 |
(注) 当初見込値は、(株)東京証券取引所の適時開示規則に基づき、2018年5月2日付けで「2019年3月期の連結業績予想」として公表したものであります。
売上高が当初の見込みを上回った要因につきましては、以下のとおりであると考えております。
・近年出店店舗が、概ね当初の予定を上回る実績を確保できたこと。
・生鮮相場の影響で一品単価が上昇したこと。
・当社グループの規模を活かした商品調達や品ぞろえの優位性が確保できたこと。
・当社ならではの名物商品やプライベート・ブランド商品の開発、各種サービスの充実により、当社グループ店舗のファンとなっていただけるお客様が増えたこと。
・営業全般における週間管理の仕組みが良好に運用され、売場管理や不要なロス削減が維持されていること。
・以上により、既存店売上高が前年同期を上回ったこと。
営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が当初の見込みを上回った要因につきましては、以下のとおりであると考えております。
・売上高の増加に加え、売上総利益率の改善により、売上総利益が増加したこと。
・暖冬小雪の影響で除雪費や修繕費が減少したこと。
・諸契約の見直しにより、水道光熱費をはじめとした諸費用の増加を最小限に抑えることができたこと。
(2) 財政状態の状況の概要及び分析・検討内容
当連結会計年度末における財政状態は、総資産が、前連結会計年度末に比べ7億63百万円増加し1,004億74百万円、総負債が、前連結会計年度末に比べ38億33百万円減少し413億91百万円、純資産が、前連結会計年度末に比べ45億96百万円増加し590億82百万円となりました。また、1株当たり純資産額は、2,531円13銭となりました。
① セグメント別財政状態
当連結会計年度末における各セグメントの財政状態を示すと、次のとおりであります。なお、各セグメントの財政状態につきましては、セグメント間の調整額控除前で表示しております。
a スーパーマーケット
(資産)
資産は988億81百万円となり、前連結会計年度末に比べ15億94百万円増加いたしました。これは主に、店舗の新設、移転、改装及び食品加工センターの新設により、有形固定資産及び無形固定資産の増加額が、前年同期に比べ10億4百万円増加したことによるものであります。
(負債)
負債は452億67百万円となり、前連結会計年度末に比べ25億円減少いたしました。これは主に、有利子負債が前連結会計年度末に比べ14億58百万円減少したことによるものであります。
(純資産相当額)
資産から負債を差し引いた純資産相当額は536億14百万円となり、前連結会計年度末に比べ40億94百万円増加いたしました。また、純資産相当額を資産で除した自己資本比率相当は、前連結会計年度末に比べ3.3ポイント増加し54.2%となりました。
b その他
(資産)
資産は64億7百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億86百万円増加いたしました。これは主に、報告セグメントに帰属しない全社(持株会社である当社)に対する貸付金の増加によるものであります。
(負債)
負債は7億63百万円となり、前連結会計年度末に比べ19百万円減少いたしました。これは主に、未払法人税等の減少によるものであります。
(純資産相当額)
資産から負債を差し引いた純資産相当額は56億43百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億5百万円増加いたしました。また、純資産相当額を資産で除した自己資本比率相当は、前連結会計年度末に比べ0.9ポイント増加し88.1%となりました。
② 連結財政状態全般に関する事項
当連結会計年度における連結財政状態全般の各項目の内容を示すと、次のとおりであります。
a 総資産
流動資産は221億19百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億61百万円減少いたしました。これは主に、余剰資金を精査し有利子負債の削減に努めたため、現金及び預金が減少したことによるものであります。なお、流動資産の構成比は、前連結会計年度末に比べ1.4ポイント減少し22.0%となりました。
固定資産は783億54百万円となり、前連結会計年度末に比べ20億24百万円増加いたしました。その内容は次のとおりであり、固定資産の構成比は、前連結会計年度末に比べ1.4ポイント増加し78.0%となりました。
有形固定資産は608億38百万円となり、前連結会計年度末に比べ20億44百万円増加いたしました。これは主に、店舗の新設、移転、改装及び食品加工センターの新設に係る設備投資によるものであります。
無形固定資産は21億9百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億9百万円増加いたしました。これは主に、店舗の出店に関連した借地権の増加によるものであります。
投資その他の資産は154億7百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億28百万円減少いたしました。これは主に、保有する投資有価証券の時価総額が減少したことによるものであります。
b 総負債
流動負債は270億65百万円となり、前連結会計年度末に比べ38億11百万円減少いたしました。これは主に、短期有利子負債の減少によるものであります。なお、流動負債の構成比は、前連結会計年度末に比べ4.1ポイント減少し26.9%となりました。
固定負債は143億26百万円となり、前連結会計年度末に比べ21百万円減少いたしました。これは主に、長期有利子負債の減少によるものであります。なお、固定負債の構成比は、前連結会計年度末に比べ0.1ポイント減少し14.3%となりました。
c 純資産
株主資本は574億30百万円となり、前連結会計年度末に比べ47億92百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上によるものであります。
その他の包括利益累計額は16億52百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億95百万円減少いたしました。これは主に、保有する投資有価証券の時価総額が減少したことによるものであります。
なお、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ4.2ポイント増加し58.8%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の概要及び分析・検討内容
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ12億67百万円減少し108億68百万円となりました。
① セグメント別キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における各セグメントの現金及び現金同等物の期末残高を示すと、次のとおりであります。なお、各セグメントの現金及び現金同等物の期末残高につきましては、報告セグメントに帰属しない全社(持株会社である当社)の現金及び現金同等物の期末残高を含めず表示しております。
当社グループでは、内部資金の有効な活用を図る観点から、報告セグメントに帰属しない全社(持株会社である当社)が中心となって、グループ各社の余剰資金の集中と必要な部分への再配分を行うキャッシュ・マネジメント・システムを活用しております。
a スーパーマーケット
スーパーマーケット事業は、現金販売が主体であるため、資金の流動性が高く、滞留資金が極力生じないよう、効率的な資金繰りに努めております。
現金及び現金同等物の期末残高は、100億11百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億74百万円減少いたしました。これは主に、手元余剰資金の削減を行ったことによるものであります。
b その他
現金及び現金同等物の期末残高は、6億33百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億66百万円減少いたしました。これは主に、報告セグメントに帰属しない全社(持株会社である当社)に対する貸付金の増加によるものであります。
② 連結キャッシュ・フロー全般に関する事項
当連結会計年度における連結キャッシュ・フロー全般の各項目の内容を示すと、次のとおりであります。
a 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は108億3百万円となり、前年同期に比べ14億92百万円減少(前年同期比12.1%減)いたしました。これは主に、曜日回りの関係による営業債務の決済日ずれ及び法人税等の支払額の増加によるものであります。
b 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は71億3百万円となり、前年同期に比べ14億56百万円増加(前年同期比25.8%増)いたしました。これは主に、店舗の新設、移転、改装及び食品加工センターの新設に係る設備投資によるものであります。
c 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は49億67百万円となり、前年同期に比べ88百万円増加(前年同期比1.8%増)となりました。これは主に、有利子負債の返済による支出及び配当金の支払額が増加したによるものであります。
(4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループは、スーパーマーケット事業を主体としており、売上金の回収期間が比較的短い特性があるため、営業活動の収益性を高める一方、余剰資金の削減を積極的に進め、手許流動性の向上と自己資金を主体とした事業運営に努めております。
設備投資については、営業活動によるキャッシュ・フローの範囲内で行うことを基本とし、近年の状況は、営業活動の結果得られた資金が毎期100億円程度に対し、投資活動の結果使用した資金は毎期50億円から70億円程度で推移しており、方針に沿った結果となっております。
資金調達の方法については、自己資金を基本とし、短期的に運転資金が不足した場合には、金融機関から短期資金の調達を行っており、長期資金の調達については、現時点では想定しておりません。
資金調達の状況については、当連結会計年度末において、金融機関からの短期借入金は、残高がなく、長期借入金(1年内返済予定のものを含む)は、4億34百万円となっております。
今後の資金需要の動向については、概ね、これまでと同様の状況が続くと考えております。
なお、当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「(3) キャッシュ・フローの状況の概要及び分析・検討内容」に記載したとおりであります。
当社の企業集団のキャッシュ・フロー指標を示すと、次のとおりであります。
| 回次 | 第64期 | 第65期 | 第66期 | 第67期 | 第68期 | |
| 決算年月 | 2015年3月 | 2016年3月 | 2017年3月 | 2018年3月 | 2019年3月 | |
| 自己資本比率 | (%) | 45.2 | 48.6 | 52.1 | 54.6 | 58.8 |
| 時価ベースの 自己資本比率 | (%) | 90.2 | 93.0 | 103.5 | 94.7 | 79.2 |
| キャッシュ・フロー 対有利子負債比率 | (倍) | 1.8 | 1.2 | 1.0 | 0.6 | 0.4 |
| インタレスト・ カバレッジ・レシオ | (倍) | 67.5 | 92.9 | 114.9 | 172.6 | 172.0 |
(注)1 各指標の算出基準は以下のとおりであります。
自己資本比率 = (自己資本)÷(総資産)
時価ベースの自己資本比率 = (株式時価総額)÷(総資産)
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 = (有利子負債)÷(キャッシュ・フロー)
インタレスト・カバレッジ・レシオ = (キャッシュ・フロー)÷(利払い)
2 各指標はいずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
3 株式時価総額は、(期末株価終値)×(期末発行済株式総数(自己株式控除後))により計算しております。
4 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象にしております。
5 キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。
6 利払いは連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
(5) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループが主として事業展開しております小売業、特にスーパーマーケット事業については、競合各社の新規出店が相次ぎ、市場全体がいわゆるオーバーストアの状態にあり、企業淘汰や外資を巻き込んだ業界再編の様相を呈しております。このような状況は、当社グループがドミナント化を図りつつ出店している地域にも重要な影響を及ぼしていると判断しております。
(6) 戦略的現状と見通し
消費者のライフスタイルは年々変化しており、生活シーンの多様化はますます進んでいくものと考えております。
このような現状において、数ある企業の店舗から当社グループの店舗へのお客様の支持を獲得し続けていくためには、販売する商品の鮮度・価格・品質といった基本的事項の徹底はもとより、食を中心とした生活全体に対する様々な提案と接客サービスの充実を図っていくことが重要であると考えております。
(7) 経営者の問題認識と今後の方針
当社グループを取り巻く経営環境は、個人消費の動向や他社との競合の問題等を踏まえ、今後も厳しい状況が続くものと考えております。
当社グループは、これらの状況を踏まえ、お客様から真にご支持をいただける経営を行っていくことが重要であると考えており、経営理念を「我々は毎日の生活に必要な品を廉価で販売し、より豊かな文化生活の実現に寄与することを目的とする」と定め、それぞれの事業が地域に密着して経営を行っております。
特に、主力であるスーパーマーケット事業は、「鮮度」、「品質」、「品揃え」、「価格」、「サービス」などにおいて地域のお客様から圧倒的に支持されるリージョナル・チェーンの実現を目指してまいります。
(8) 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち重要なもの
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、財政状態及び経営成績に関する以下の分析が行われております。
当社経営陣は、連結財務諸表の作成に際し、決算日における資産・負債の報告数値及び偶発債務の開示、並びに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行わなければなりません。経営陣は、仕入リベート、貸倒債権、投資、法人税等、財務活動、退職金、偶発事象や訴訟等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。また、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき見積り及び判断を行い、その結果は、他の方法では判断しにくい資産・負債の簿価及び収入・費用の報告数字についての判断の基礎となります。実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社は、特に以下の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定が重要であると考えております。
① 費用の認識
当社グループの仕入高は、通常、発注書に基づき当社グループに対して商品が納品された時点、又はサービスが提供された時点に計上されます。
当社グループは、仕入リベートについて、リベート契約書と仕入実績に基づいた見積り額を費用から控除しております。リベート受取額が見積り額を下回った場合には、控除額の減額が必要となる場合があります。
② 貸倒引当金
当社グループは、債権の回収不能時に発生する損失の見積額に対して貸倒引当金を計上しております。債権の回収可能性について疑義を生じた場合、追加引当が必要となる場合があります。
③ 投資の減損
当社グループは、取引関係維持のために仕入先や金融機関の株式を保有しております。これらの株式には、価格変動性の高い公開会社の株式と、株価の決定が困難な非公開会社の株式が含まれております。公開会社の株式への投資の場合、期末における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合には全て減損処理を行い、30~50%程度以上下落した場合には、回収可能性を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っております。また、非公開会社の株式への投資の場合、それらの会社の純資産額が取得原価に比べ50%以上下落した場合には全て減損処理を行っております。
将来の市況悪化又は投資先の業績不振により、現在の簿価に反映されていない損失又は簿価の回収不能額を生じた場合、評価損の計上が必要となる場合があります。
④ 固定資産の減損
当社グループは、固定資産の減損に係る回収可能性の評価にあたり、主として店舗を基本単位として資産のグルーピングを行い、収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減損し、当該減少額を減損損失として計上することとしております。
回収可能価額の評価の前提条件には、投資期間を通じた将来の収益性の評価や資本コストなどが含まれますが、これらの前提条件は長期的な見積りに基づくため、将来の当該資産グループを取り巻く経営環境の変化による収益性の変動や市況の変動により、回収可能性を著しく低下させる変化が見込まれた場合、減損損失の計上が必要となる場合があります。
⑤ 繰延税金資産
当社グループは、繰延税金資産について、将来の回収可能性が低下した場合に評価性引当額を計上することとしております。評価性引当額の計上に関する必要性を評価するにあたっては、将来の課税所得及び慎重かつ実現性の高い継続的な税務計画を検討しますが、繰延税金資産の一部又は全部を将来回収できないと判断した場合、当該判断を行った期間に繰延税金資産の調整額を費用として計上します。同様に、計上金額の純額を上回る繰延税金資産を今後実現できると判断した場合は、当該判断を行った期間に繰延税金資産の調整額を収益として計上します。