訂正有価証券報告書-第28期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2015/03/31 14:06
【資料】
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【項目】
123項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 経営成績
売上高は、前連結会計年度(以下「前期」という。)比5,390百万円増加の163,155百万円となりました。この増加の主な要因は、宅食事業の食数増、介護事業において10棟の新規施設の開設によりご入居者様が増えたことによるものであります。売上総利益は、前期比1,225百万円減少の85,654百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、前期比5,087百万円増加の82,708百万円となりました。
営業利益は、前期比6,313百万円減少の2,946百万円となりました。
営業外損益は、営業外収益が569百万円の増加、営業外費用は144百万円の増加となりました。
経常利益は、前期比5,887百万円減少の2,133百万円となりました。
特別損失は、前期比1,202百万円増加の2,641百万円となりました。
当期純利益は、前期比8,453百万円減少の△4,912百万円となりました。
(2) 財政状態
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末(以下「前期末」という。)比3,230百万円増加して127,910百万円となりました。流動資産は同364百万円増加の19,696百万円、固定資産は同2,865百万円増加の108,214百万円となりました。固定資産のうち有形固定資産は介護施設の新設・外食店舗設備の購入に伴うリース資産の計上等により前期末比3,491百万円増加の72,427百万円となりました。無形固定資産は、前期末比245百万円減少の7,875百万円となりました。投資その他の資産は、介護施設・外食店舗の新規開設に伴う差入保証金の増加や繰延税金固定資産の取崩等により前期末比379百万円減少の27,911百万円となりました。
当連結会計年度末の負債の合計は、前期末比12,507百万円増加の105,141百万円となりました。流動負債は短期借入金の返済等により同1,498百万円減少の31,477百万円、固定負債はリース債務及び長期借入金の増加により同14,006百万円増加の73,664百万円となっています。このうち有利子負債(1年内償還予定の社債、短期借入金、長期借入金及びリース債務の合計額)は、前期末比14,057百万円増加の70,941百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産の部は、前期末比9,277百万円減少して、22,768百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べて391百万円増
加し、9,395百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況については下記のとおりであります。
営業活動の結果得られた資金は、8,920百万円(前期比6,365百万円減)となりました。収入の主な内訳は減価償却
費が9,156百万円であり、支出の主な内訳は法人税等の支払額が3,334百万円、利息の支払額が2,112百万円であります。
投資活動の結果使用した資金は8,051百万円(前期比2,026百万円減)となりました。主な内訳は有形固定資産の取
得による支出が5,533百万円、差入保証金の差入による支出が1,716百万円であります。
財務活動の結果得られた資金は226百万円(前期比6,691百万円増)となりました。収入の主な内訳は長期借入れに
よる収入が17,808百万円、支出の主な内訳は長期借入金の返済による支出が6,100百万円、自己株式の取得による
支出が4,230百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出が4,354百万円であります。
(4) 目標とすべき指標
ワタミグループは、健全性の高い経営を維持していくために財務の健全性・安定性を確保するとともに、事業特性に応じた投下資本利益率(ROI)や内部収益率(IRR)等の基準を設定し、投資効率を重視した経営を行っていきます。同時に、資本コスト等の指標も投資配分や事業の拡大・撤退の基準として活用し、資本効率の最大化に努めてまいります。