有価証券報告書-第66期(令和1年10月1日-令和2年9月30日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、米中貿易摩擦の長期化や消費税率の引き上げに加え、年明け以降は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う国内外での経済活動の停滞・縮小の影響により、足元の景気は急速に悪化し極めて厳しい状況に至りました。
スーパーマーケット業界は、消費税増税による消費の減速に加え、消費者の「低価格志向」の継続と将来不安に対する「生活防衛意識」の高まり、ネット通販やドラッグストアなどとの業種・業態の枠を越えた価格競争の激化、人手不足に伴う労働コストの上昇などにより、依然として厳しい経営環境が続きました。
このような経営環境のもとで当社は、これまで通り食品スーパーマーケット事業に資源を集中し、当事業年度の重点実施事項である「既存店の改装とスクラップ&ビルドの推進」、「消費税増税対策と競合店動向調査の強化」、「人手不足への対応と人時売上高の精度向上」、「オぺレーションの改善と発注制度の見直し」、「粗利益率の低い店舗の底上げ」、「階級別による人材教育の実践」、「コンプライアンスの徹底と福利厚生の充実」、「イトーヨーカ堂との共同販促の更なる深掘り」を徹底し、お客様の更なる信頼と支持を得るため、新鮮かつ安全で安心なお買い得商品やお客様の期待に沿える付加価値の高い商品の提供に努め、地域のお客様の食文化と食のライフラインに貢献できる店舗作りに取り組んでまいりました。加えて、商品力の向上と販売力の強化及び既存店舗の改装を継続し、競争力のある店舗フォーマットの確立に注力してまいります。
新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、緊急事態宣言や外出自粛要請に伴う「感染症対策」の強化と「巣ごもり消費」の拡大により、マスクなどの感染予防商品に加え、内食関連需要の高まりとまとめ買いの動きが見られ、足元では売上高が伸長いたしました。一方で、新型コロナウイルス感染症への対応として、お客様と従業員の安全・安心対策を最優先に、衛生管理の徹底を図り、食のライフラインとしての役割を担うため、一部店舗で営業時間を短縮したものの全店舗の営業を継続いたしました。
店舗の状況につきましては、既存店の強化と活性化、お客様の利便性の向上を図るため、「西店(3月、旭川ブロック)」と「壱号店(4月、帯広ブロック)」のリニューアル、「オーケー店(7月、帯広ブロック)」と「東店(9月、帯広ブロック)」の増床リニューアルを実施いたしました。また、経営資源の有効活用のため、戦略的に「豊岡店(3月、旭川ブロック)」を閉店いたしました。なお、当事業年度末現在の店舗数は、帯広ブロック10店舗、旭川ブロック7店舗、札幌ブロック5店舗、合計22店舗であります。
また、地域貢献活動の一環として、毎日の買い物に苦労されているご高齢者の方やお身体の不自由な方々に商品をお届けする「移動スーパー(とくし丸)」事業は、9月末現在で9号車となりました。
イトーヨーカ堂との協働につきましては、セブンプレミアム商品の取り組み強化と帯広地区及び旭川地区における共同販促の更なる推進に努めるとともに、セブン&アイグループ内で構成するスーパーマーケット連絡協議会を、10月に「白樺店(帯広ブロック)」で開催し、店舗クリニックと意見交換会によるシナジーの共有化を図りました。
売上高につきましては、消費税増税に伴う「キャッシュレス・ポイント事業」への対策や商品の一部に反動減が見られたものの、ポイントカード(フレカカード)を活用した販売促進や週間の販売計画に連動した売場作りなどにより、総じて堅調に推移し、前年同期に比べ5.2%増加いたしました。また、地域別の売上高につきましては、帯広ブロックは187億8百万円(前年同期比6.1%増)、旭川ブロックは128億89百万円(前年同期比1.9%増)、札幌ブロックは109億92百万円(前年同期比7.9%増)となりました。
売上総利益率につきましては、商品調達コストの見直しや在庫効率の改善、店舗規模に合わせた商品政策の再構築などにより、前年同期に比べ0.3ポイント改善し、25.0%となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、総額では増加したものの、売上高に対する比率は22.2%となり、前年同期に比べ0.5ポイント改善いたしました。なお、従業員への還元策の一環として、定期の賞与に加え、特別感謝金及び特別期末手当を支給いたしました。
これらの結果、当事業年度における売上高は425億95百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は17億90百万円(前年同期比33.4%増)、経常利益は18億7百万円(前年同期比33.2%増)、当期純利益は11億68百万円(前年同期比55.8%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、49億75百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、23億92百万円(前年同期比42.6%増)となりました。これは主に、税引前当期純利益17億5百万円、減価償却費5億76百万円、その他の負債の増加額3億85百万円、たな卸資産の減少額63百万円、固定資産除却損62百万円等に対し、法人税等の支払額4億9百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、2億55百万円(前年同期比1.4%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2億47百万円、敷金及び保証金の差入による支出86百万円等に対し、建設協力金の回収による収入78百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、6億95百万円(前年同期比13.2%減)となりました。これは主に、リース債務の返済による支出3億13百万円、長期借入金の返済による支出2億31百万円、配当金の支払額1億49百万円によるものであります。
③ 仕入及び販売の実績
当社は、単一セグメントであるため、商品別及び地域別により記載しております。
a.商品仕入実績
当事業年度における商品仕入実績を示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2.その他は、たばこ、書籍等であります。
b.販売実績
当事業年度における販売実績を示すと、次のとおりであります。
① 商品別売上高
(注)1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2.その他は、たばこ、書籍等であります。
② 地域別売上高
(注)その他は、惣菜センター(直売)であります。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
(資産)
当事業年度末の資産につきましては、前事業年度末に比べ12億20百万円増加の195億9百万円となりました。流動資産においては、主に現金及び預金の増加14億48百万円、未収入金の増加41百万円及び売掛金の増加14百万円等に対し、商品及び製品の減少63百万円等により、前事業年度末に比べ14億51百万円増加の68億75百万円となりました。固定資産においては、敷金及び保証金の増加74百万円等に対し、有形固定資産のリース資産の減少1億27百万円、建物の減少1億5百万円及び長期貸付金の減少71百万円等により、前事業年度末に比べ2億30百万円減少の126億33百万円となりました。
(負債)
当事業年度末の負債につきましては、前事業年度末に比べ2億円増加の69億5百万円となりました。流動負債においては、主に未払金の増加1億60百万円、未払法人税等の増加1億50百万円及び未払費用の増加1億25百万円等に対し、1年内返済予定の長期借入金の減少84百万円等により、前事業年度末に比べ4億40百万円増加の53億58百万円となりました。固定負債においては、退職給付引当金の増加21百万円等に対し、長期借入金の減少1億46百万円及びリース債務の減少1億14百万円等により、前事業年度末に比べ2億40百万円減少の15億46百万円となりました。
(純資産)
当事業年度末の純資産につきましては、前事業年度末に比べ10億20百万円増加の126億4百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加10億20百万円等によるものであります。この結果、自己資本比率は64.6%となりました。
b.経営成績の分析
(売上高)
「第2[事業の状況] 3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要 ③仕入及び販売の実績」をご参照ください。
(売上原価)
当事業年度の売上原価は、319億27百万円(前年同期比4.7%増)となりました。これは主に、売上高の増加によるものであります。売上原価率は、前年同期より0.3ポイント改善し、75.0%であります。
(販売費及び一般管理費)
当事業年度の販売費及び一般管理費は、94億51百万円(前年同期比2.8%増)となりました。主な内訳は、従業員給料及び賞与、広告宣伝費、賃借料及び水道光熱費等であります。
(営業利益)
当事業年度の営業利益は、17億90百万円(前年同期比33.4%増)となりました。これは主に、売上高の増加等に伴う売上総利益の増加が、販売費及び一般管理費の増加を上回ったことによるものであります。売上高営業利益率は前年同期に比べ0.9ポイント改善し4.2%であります。
(経常利益)
当事業年度の経常利益は、18億7百万円(前年同期比33.2%増)となりました。これは主に、営業利益が増加したことによるものであります。売上高経常利益率は前年同期に比べ0.8ポイント改善し4.2%であります。
(当期純利益)
当事業年度の当期純利益は、11億68百万円(前年同期比55.8%増)となりました。これは主に、経常利益の増加と特別損失の減少によるものであります。なお、売上高当期純利益率は2.7%であります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フロー
当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2[事業の状況] 3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社の主な資金需要は、商品仕入に伴う決済資金、販売費及び一般管理費等の営業費用及び新規出店費用、既存店の改装費用等の設備投資によるものであり、営業活動によるキャッシュ・フローを財源とすることを基本とし、必要に応じて銀行借入により資金調達を行うこととしております。
b.契約債務
2020年9月30日現在の契約債務の概要は以下のとおりであります。
上記の表において、貸借対照表の1年内返済予定の長期借入金は、長期借入金に含めております。
c.財務政策
当社は、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金または借入により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、運転資金については短期借入金で、設備投資などの長期資金は、固定金利の長期借入金で調達しております。
2020年9月30日現在、長期借入金の残高は151,334千円であります。また、当事業年度末において、金融機関との間で総額8億円の当座貸越契約を締結しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されておりますが、この財務諸表の作成にあたっては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債及び収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なる場合があります。
次に挙げるものは、当社のすべての会計方針を包括的に記載するものではありません。当社の重要な会計方針は、注記事項の(重要な会計方針)に記載しております。
財務諸表に関して、認識している特に重要な見積りを伴う会計方針は、以下のとおりであります。
(固定資産の減損処理)
当社は、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。
(繰延税金資産)
当社は、繰延税金資産の回収可能性の評価に際して、将来の課税所得を合理的に見積もっております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存しますので、その見積額が減少した場合、繰延税金資産は減額され税金費用が計上される可能性があります。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大により、当事業年度においてスーパーマーケット事業は、マスクなどの感染予防商品や外出自粛に伴う内食関連商品の消費が拡大いたしました。当社は、本感染症の拡大に伴うスーパーマーケット事業への影響が2021年9月期を通じて継続するとの仮定のもと、固定資産の減損会計及び繰延税金資産の回収可能性等の会計上の見積りを行っております。
④ 目標とする経営指標に基づく経営成績等に関する分析
当社の目標とする経営指標につきましては、安定的な利益率の確保と業容の伸長による利益の拡大を図り、総資産経常利益率10%超の確保を目指しております。
直近の状況を示すと、次のとおりであります。
(注)1.総資産経常利益率=(経常利益)÷((期首総資産額+期末総資産額)÷2)
当社は、総資産回転率と経常利益率の改善のため、投資計画の精緻化と資本政策の適正化に努めるとともに、新規出店と既存店のリニューアルによる売上高の増加、ロス対策と在庫管理の徹底による売上総利益率の改善、コストコントロールの強化と予算対実績の詳細な分析による経費の削減に取り組んでおります。
2. 第62期は連結ベースの財務数値により計算しております。第63期より連結財務諸表を作成しておりませんので、第63期以降は単体ベースの財務数値により計算しております。
なお、第63期の期首総資産額は第62期末の連結ベースの数値を、期末総資産額は単体ベースの数値を使用しております。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、米中貿易摩擦の長期化や消費税率の引き上げに加え、年明け以降は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う国内外での経済活動の停滞・縮小の影響により、足元の景気は急速に悪化し極めて厳しい状況に至りました。
スーパーマーケット業界は、消費税増税による消費の減速に加え、消費者の「低価格志向」の継続と将来不安に対する「生活防衛意識」の高まり、ネット通販やドラッグストアなどとの業種・業態の枠を越えた価格競争の激化、人手不足に伴う労働コストの上昇などにより、依然として厳しい経営環境が続きました。
このような経営環境のもとで当社は、これまで通り食品スーパーマーケット事業に資源を集中し、当事業年度の重点実施事項である「既存店の改装とスクラップ&ビルドの推進」、「消費税増税対策と競合店動向調査の強化」、「人手不足への対応と人時売上高の精度向上」、「オぺレーションの改善と発注制度の見直し」、「粗利益率の低い店舗の底上げ」、「階級別による人材教育の実践」、「コンプライアンスの徹底と福利厚生の充実」、「イトーヨーカ堂との共同販促の更なる深掘り」を徹底し、お客様の更なる信頼と支持を得るため、新鮮かつ安全で安心なお買い得商品やお客様の期待に沿える付加価値の高い商品の提供に努め、地域のお客様の食文化と食のライフラインに貢献できる店舗作りに取り組んでまいりました。加えて、商品力の向上と販売力の強化及び既存店舗の改装を継続し、競争力のある店舗フォーマットの確立に注力してまいります。
新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、緊急事態宣言や外出自粛要請に伴う「感染症対策」の強化と「巣ごもり消費」の拡大により、マスクなどの感染予防商品に加え、内食関連需要の高まりとまとめ買いの動きが見られ、足元では売上高が伸長いたしました。一方で、新型コロナウイルス感染症への対応として、お客様と従業員の安全・安心対策を最優先に、衛生管理の徹底を図り、食のライフラインとしての役割を担うため、一部店舗で営業時間を短縮したものの全店舗の営業を継続いたしました。
店舗の状況につきましては、既存店の強化と活性化、お客様の利便性の向上を図るため、「西店(3月、旭川ブロック)」と「壱号店(4月、帯広ブロック)」のリニューアル、「オーケー店(7月、帯広ブロック)」と「東店(9月、帯広ブロック)」の増床リニューアルを実施いたしました。また、経営資源の有効活用のため、戦略的に「豊岡店(3月、旭川ブロック)」を閉店いたしました。なお、当事業年度末現在の店舗数は、帯広ブロック10店舗、旭川ブロック7店舗、札幌ブロック5店舗、合計22店舗であります。
また、地域貢献活動の一環として、毎日の買い物に苦労されているご高齢者の方やお身体の不自由な方々に商品をお届けする「移動スーパー(とくし丸)」事業は、9月末現在で9号車となりました。
イトーヨーカ堂との協働につきましては、セブンプレミアム商品の取り組み強化と帯広地区及び旭川地区における共同販促の更なる推進に努めるとともに、セブン&アイグループ内で構成するスーパーマーケット連絡協議会を、10月に「白樺店(帯広ブロック)」で開催し、店舗クリニックと意見交換会によるシナジーの共有化を図りました。
売上高につきましては、消費税増税に伴う「キャッシュレス・ポイント事業」への対策や商品の一部に反動減が見られたものの、ポイントカード(フレカカード)を活用した販売促進や週間の販売計画に連動した売場作りなどにより、総じて堅調に推移し、前年同期に比べ5.2%増加いたしました。また、地域別の売上高につきましては、帯広ブロックは187億8百万円(前年同期比6.1%増)、旭川ブロックは128億89百万円(前年同期比1.9%増)、札幌ブロックは109億92百万円(前年同期比7.9%増)となりました。
売上総利益率につきましては、商品調達コストの見直しや在庫効率の改善、店舗規模に合わせた商品政策の再構築などにより、前年同期に比べ0.3ポイント改善し、25.0%となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、総額では増加したものの、売上高に対する比率は22.2%となり、前年同期に比べ0.5ポイント改善いたしました。なお、従業員への還元策の一環として、定期の賞与に加え、特別感謝金及び特別期末手当を支給いたしました。
これらの結果、当事業年度における売上高は425億95百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は17億90百万円(前年同期比33.4%増)、経常利益は18億7百万円(前年同期比33.2%増)、当期純利益は11億68百万円(前年同期比55.8%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、49億75百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、23億92百万円(前年同期比42.6%増)となりました。これは主に、税引前当期純利益17億5百万円、減価償却費5億76百万円、その他の負債の増加額3億85百万円、たな卸資産の減少額63百万円、固定資産除却損62百万円等に対し、法人税等の支払額4億9百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、2億55百万円(前年同期比1.4%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2億47百万円、敷金及び保証金の差入による支出86百万円等に対し、建設協力金の回収による収入78百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、6億95百万円(前年同期比13.2%減)となりました。これは主に、リース債務の返済による支出3億13百万円、長期借入金の返済による支出2億31百万円、配当金の支払額1億49百万円によるものであります。
③ 仕入及び販売の実績
当社は、単一セグメントであるため、商品別及び地域別により記載しております。
a.商品仕入実績
当事業年度における商品仕入実績を示すと、次のとおりであります。
| 商品別 | 当事業年度 (自 2019年10月1日 至 2020年9月30日) | 前年同期比(%) |
| 青果(千円) | 5,284,872 | 104.7 |
| 水産(千円) | 2,946,149 | 102.1 |
| 畜産(千円) | 4,197,829 | 109.0 |
| 惣菜(千円) | 2,218,049 | 101.9 |
| デイリー(千円) | 4,977,699 | 104.6 |
| 一般食品(千円) | 10,566,198 | 103.4 |
| 日用雑貨(千円) | 839,548 | 115.3 |
| その他(千円) | 833,648 | 97.1 |
| 合計(千円) | 31,863,995 | 104.4 |
(注)1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2.その他は、たばこ、書籍等であります。
b.販売実績
当事業年度における販売実績を示すと、次のとおりであります。
① 商品別売上高
| 商品別 | 当事業年度 (自 2019年10月1日 至 2020年9月30日) | 前年同期比(%) |
| 青果(千円) | 6,897,029 | 104.7 |
| 水産(千円) | 4,082,259 | 102.8 |
| 畜産(千円) | 6,002,429 | 108.8 |
| 惣菜(千円) | 3,774,255 | 102.2 |
| デイリー(千円) | 6,533,504 | 106.4 |
| 一般食品(千円) | 13,271,688 | 104.6 |
| 日用雑貨(千円) | 1,113,232 | 120.7 |
| その他(千円) | 920,895 | 96.7 |
| 合計(千円) | 42,595,295 | 105.2 |
(注)1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2.その他は、たばこ、書籍等であります。
② 地域別売上高
| 地域別 | 当事業年度 (自 2019年10月1日 至 2020年9月30日) | 前年同期比(%) |
| 帯広ブロック(10店舗)(千円) | 18,708,325 | 106.1 |
| 旭川ブロック(8店舗)(千円) | 12,889,453 | 101.9 |
| 札幌ブロック(5店舗)(千円) | 10,992,766 | 107.9 |
| その他(千円) | 4,749 | 100.1 |
| 合計(千円) | 42,595,295 | 105.2 |
(注)その他は、惣菜センター(直売)であります。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
(資産)
当事業年度末の資産につきましては、前事業年度末に比べ12億20百万円増加の195億9百万円となりました。流動資産においては、主に現金及び預金の増加14億48百万円、未収入金の増加41百万円及び売掛金の増加14百万円等に対し、商品及び製品の減少63百万円等により、前事業年度末に比べ14億51百万円増加の68億75百万円となりました。固定資産においては、敷金及び保証金の増加74百万円等に対し、有形固定資産のリース資産の減少1億27百万円、建物の減少1億5百万円及び長期貸付金の減少71百万円等により、前事業年度末に比べ2億30百万円減少の126億33百万円となりました。
(負債)
当事業年度末の負債につきましては、前事業年度末に比べ2億円増加の69億5百万円となりました。流動負債においては、主に未払金の増加1億60百万円、未払法人税等の増加1億50百万円及び未払費用の増加1億25百万円等に対し、1年内返済予定の長期借入金の減少84百万円等により、前事業年度末に比べ4億40百万円増加の53億58百万円となりました。固定負債においては、退職給付引当金の増加21百万円等に対し、長期借入金の減少1億46百万円及びリース債務の減少1億14百万円等により、前事業年度末に比べ2億40百万円減少の15億46百万円となりました。
(純資産)
当事業年度末の純資産につきましては、前事業年度末に比べ10億20百万円増加の126億4百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加10億20百万円等によるものであります。この結果、自己資本比率は64.6%となりました。
b.経営成績の分析
(売上高)
「第2[事業の状況] 3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要 ③仕入及び販売の実績」をご参照ください。
(売上原価)
当事業年度の売上原価は、319億27百万円(前年同期比4.7%増)となりました。これは主に、売上高の増加によるものであります。売上原価率は、前年同期より0.3ポイント改善し、75.0%であります。
(販売費及び一般管理費)
当事業年度の販売費及び一般管理費は、94億51百万円(前年同期比2.8%増)となりました。主な内訳は、従業員給料及び賞与、広告宣伝費、賃借料及び水道光熱費等であります。
(営業利益)
当事業年度の営業利益は、17億90百万円(前年同期比33.4%増)となりました。これは主に、売上高の増加等に伴う売上総利益の増加が、販売費及び一般管理費の増加を上回ったことによるものであります。売上高営業利益率は前年同期に比べ0.9ポイント改善し4.2%であります。
(経常利益)
当事業年度の経常利益は、18億7百万円(前年同期比33.2%増)となりました。これは主に、営業利益が増加したことによるものであります。売上高経常利益率は前年同期に比べ0.8ポイント改善し4.2%であります。
(当期純利益)
当事業年度の当期純利益は、11億68百万円(前年同期比55.8%増)となりました。これは主に、経常利益の増加と特別損失の減少によるものであります。なお、売上高当期純利益率は2.7%であります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フロー
当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2[事業の状況] 3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社の主な資金需要は、商品仕入に伴う決済資金、販売費及び一般管理費等の営業費用及び新規出店費用、既存店の改装費用等の設備投資によるものであり、営業活動によるキャッシュ・フローを財源とすることを基本とし、必要に応じて銀行借入により資金調達を行うこととしております。
b.契約債務
2020年9月30日現在の契約債務の概要は以下のとおりであります。
| 年度別要支払額(千円) | |||||
| 契約債務 | 合計 | 1年以内 | 1年超3年以内 | 3年超5年以内 | 5年超 |
| 長期借入金 | 151,334 | 146,545 | 4,789 | - | - |
| リース債務 | 653,976 | 263,122 | 309,618 | 81,235 | - |
上記の表において、貸借対照表の1年内返済予定の長期借入金は、長期借入金に含めております。
c.財務政策
当社は、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金または借入により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、運転資金については短期借入金で、設備投資などの長期資金は、固定金利の長期借入金で調達しております。
2020年9月30日現在、長期借入金の残高は151,334千円であります。また、当事業年度末において、金融機関との間で総額8億円の当座貸越契約を締結しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されておりますが、この財務諸表の作成にあたっては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債及び収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なる場合があります。
次に挙げるものは、当社のすべての会計方針を包括的に記載するものではありません。当社の重要な会計方針は、注記事項の(重要な会計方針)に記載しております。
財務諸表に関して、認識している特に重要な見積りを伴う会計方針は、以下のとおりであります。
(固定資産の減損処理)
当社は、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。
(繰延税金資産)
当社は、繰延税金資産の回収可能性の評価に際して、将来の課税所得を合理的に見積もっております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存しますので、その見積額が減少した場合、繰延税金資産は減額され税金費用が計上される可能性があります。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大により、当事業年度においてスーパーマーケット事業は、マスクなどの感染予防商品や外出自粛に伴う内食関連商品の消費が拡大いたしました。当社は、本感染症の拡大に伴うスーパーマーケット事業への影響が2021年9月期を通じて継続するとの仮定のもと、固定資産の減損会計及び繰延税金資産の回収可能性等の会計上の見積りを行っております。
④ 目標とする経営指標に基づく経営成績等に関する分析
当社の目標とする経営指標につきましては、安定的な利益率の確保と業容の伸長による利益の拡大を図り、総資産経常利益率10%超の確保を目指しております。
直近の状況を示すと、次のとおりであります。
| 回次 | 第62期 | 第63期 | 第64期 | 第65期 | 第66期 |
| 決算年月 | 2016年9月 | 2017年9月 | 2018年9月 | 2019年9月 | 2020年9月 |
| 総資産経常利益率(%) | 7.9 | 7.9 | 7.3 | 7.5 | 9.6 |
(注)1.総資産経常利益率=(経常利益)÷((期首総資産額+期末総資産額)÷2)
当社は、総資産回転率と経常利益率の改善のため、投資計画の精緻化と資本政策の適正化に努めるとともに、新規出店と既存店のリニューアルによる売上高の増加、ロス対策と在庫管理の徹底による売上総利益率の改善、コストコントロールの強化と予算対実績の詳細な分析による経費の削減に取り組んでおります。
2. 第62期は連結ベースの財務数値により計算しております。第63期より連結財務諸表を作成しておりませんので、第63期以降は単体ベースの財務数値により計算しております。
なお、第63期の期首総資産額は第62期末の連結ベースの数値を、期末総資産額は単体ベースの数値を使用しております。