有価証券報告書-第32期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/20 11:26
【資料】
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【項目】
73項目

対処すべき課題

当社を取り巻く環境ですが、国内景気は回復傾向にあるものの、個人消費については消費増税の影響で購買意欲は低下しており、消費活動は抑制される状況が続くと考えられます。
パソコン事業については、パソコン本体の販売台数は伸び悩んでいるものの、円安による部品の価格高騰が影響して販売単価は上昇しており、売上高は増加傾向にあります。今後もこの流れは続くと思われますが、価格競争の激化が予想されます。このような経営環境のもと当社では、月額会員制「ZOA倶楽部」を軸としたサポートの充実に力を入れることで、競合他店との差別化に取り組んでまいります。元来、当社のサポートや社員の知識はお客様から一定の評価を得ておりますので、今後はその強みを生かせるような新サービスの提供に取り組んでまいります。
バイク事業については、各店舗の認知度向上により来店客数、売上高ともに増加しております。今後は品揃えをより強化することで、バイク用品店としての魅力を高めて、更なる来店客数の増加に努めてまいります。また、当事業年度より取扱いを開始しましたカー用品についても注力し、バイク用品と相乗効果で売上高をさらに高められるように取り組んでまいります。
インターネット通信販売事業については、継続的に売上高が増加しております。実店舗を持つ当社としましては、安心してお客様にお買い物していただける体制を提供することができており、それが競合他店との差別化となっております。今後は、取扱商品を増やすことで利用者を増加させ、更なる売上拡大に取り組んでまいります。
利益面では、収益性の高いサポート売上の強化、サプライ品やバイク用品の販売推進等による収益の確保を目指しております。特に、収益性の向上が当社の大きな課題でありますが、既存の取扱商品だけでは収益性の改善は難しいと考えられるため、高収益な商品の取扱いも視野に入れて検討してまいります。
今後もお客様からご支持いただけるように、接客サービスの向上と顧客ニーズに合わせた魅力ある商品の品揃えを強化することで、リピーター顧客の増加を目指し、地域に根ざした経営を実践してまいります。