有価証券報告書-第17期(平成26年10月1日-平成27年9月30日)

【提出】
2015/12/25 15:30
【資料】
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【項目】
88項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループに関する財政状態及び経営成績の分析・検討内容は、平成27年9月30日現在の連結財務諸表等に基づいて分析した内容であります。
なお、文中における将来に関する事項は本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき、重要な会計方針及び見積りによって作成されております。具体的には、「第5経理の状況 1.連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。
(2) 経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度の売上高は38億16百万円(前期比8.1%増)となりました。当社グループは、ふぐ調理師免許延べ164(平成27年9月30日現在)を保有する専門家の集団として同業他社と一線を画した経営を行い従業員教育を徹底し、商品力、サービス提供力、店舗力の強化により、お客様満足度の向上に努めてまいりました。また、「泳ぎとらふぐ料理専門店とらふぐ亭」に続く業態として、当社の強みである産地直送の鮮魚仕入力を生かした「うまい寿司と活魚料理 魚の飯」「魚王KUNI」の鮮魚業態に注力したことで売上を伸ばしております。
そのほか、養殖事業の拡大によって、クロマグロ・ヒラマサの外販が大幅に伸びたことにより、売上高が増加しております。
(営業利益)
当連結会計年度の営業利益は3億15百万円(前期比6.2%増)となりました。これは、主に既存店の売上高が堅調に推移したことに加え、自社養殖場の活用によって仕入価格の安定化を図り、オペレーションの効率化や全社挙げてのコスト削減に取り組んだ結果、安定的に営業利益を計上できる体制となってきたことによります。
なお、当連結会計年度の売上高営業利益率は8.3%(前期は8.4%)となりました。
(経常利益)
当連結会計年度の経常利益は3億45百万円(前期比8.0%増)となりました。これは、主に飲料メーカーからの協賛金収入が8百万円、受取保険金7百万円、受取家賃が4百万円あったことによるものであります。
(当期純利益)
当連結会計年度の当期純利益は2億20百万円(前期比4.3%増)となりました。これは、主に法人税、住民税及び事業税が1億21百万円、法人税等調整額が4百万円あったことによるものであります。税金費用合計は1億25百万円で、税金等調整前当期純利益に対する負担率は36.4%です。法定実効税率(35.6%)との差0.8%につきましては、主に永久差異によるものであります。
なお、当連結会計年度の1株当たり当期純利益は25円65銭(前期は24円66銭)、自己資本利益率は13.5%(前期は15.0%)となりました。
(3) 財政状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末の流動資産は、14億31百万円(前年比14.3%増)となりました。主な要因は、現金及び預金の増加1億46百万円、仕掛品の増加36百万円となります。
なお、当連結会計年度末の流動比率は371.1%(前期は315.7%)となりました。
(固定資産)
当連結会計年度末の固定資産は、7億37百万円(前年比6.5%増)となりました。主な要因は、建物取得による増加51百万円、工具器具備品の増加18百万円及び減価償却に伴う有形固定資産の減少33百万円となります。
(流動負債)
当連結会計年度末の流動負債は、3億85百万円(前年比2.8%減)となりました。主な要因は、未払法人税等の減少47百万円となります。
(固定負債)
当連結会計年度末の固定負債は、17百万円(前年比16.1%増)となりました。主な要因は、長期預り金の増加2百万円となります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は、17億66百万円(前年比15.2%増)となりました。主な要因は、利益剰余金の増加2億20百万円となります。
なお、当連結会計年度末の自己資本比率は80.1%(前期は77.6%)となりました。
(4) 当社グループのキャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」の項に記載のとおりであります。