有価証券報告書-第17期(2023/04/01-2024/03/31)
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
(1)経営成績
当連結会計年度(2023年4月1日~2024年3月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の5類感染症への移行や各種政策の効果もあり、雇用・所得環境が改善する中、景気が緩やかに回復しておりますが、物価上昇や金融資本市場の変動等による下振れリスクにより、先行き不透明な状況が続いております。
ドラッグストア業界におきましても、業種・業態を越えた競合企業の新規出店、商勢圏拡大に向けた新たなエリアへの侵攻、M&Aによる規模拡大、同質化する異業種との競争、それらが要因となる狭小商圏化など、当社を取り巻く経営環境は厳しい状況が継続しております。
このような環境の中、当社グループの重点戦略は国内とグローバルに分け設定し、国内戦略として「お客様のライフステージに応じた価値提供」を戦略テーマに3つの重点戦略、①利便性の追求-お客様との繋がりの深化、②独自性の追求-体験やサービス提供の新化、③専門性の追求-トータルケアの進化と、グローバル戦略として「アジア市場での更なるプレゼンス向上」を戦略テーマに④グローバル事業の更なる拡大を重点戦略として設定し取組んでおります。
PB(プライベートブランド)商品につきましては、パーソナライズを基軸にした新発想のヘアケアブランド「MQURE(エムキュア)」に続き、スキンケア以上メイク未満をコンセプトとしてすっぴんを“ととのえる”ことに特化したコスメブランド「nake(ネイク)」の販売を開始しました。既存のPB(プライベートブランド)では、新商品の展開を順次進めております。また、自社オンラインストアの店舗配送サービス「マツキヨココカラ Q(キュー)」が本稼働するとともに、2024年1月よりマツキヨココカラ公式アプリのリリース及びECサイトのリニューアルを行い、お客様の利便性の向上を図っております。なお、経営統合によるシナジー実現に向けた取組みにつきましても、引き続き計画通り順調に進捗しております。
2024年3月末現在における当社グループの顧客接点数は、1億4,778万となり、国内店舗数は3,464店舗(うち調剤薬局数971店舗、健康サポート薬局数148店舗)となりました。今後も4つの重点戦略を実行することで収益改善を図ってまいります。
当社が展開する「マツモトキヨシ」のブランドについて、世界最大のブランディング専門会社であるインターブランド社によるグローバルに展開される日本発のブランド価値評価ランキング「Best Japan Brands 2024」において74位となり、2024年も日本のドラッグストアとしてナンバーワンブランドの評価をいただきました。
当社の健康経営について、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する取組みが評価され、経済産業省と日本健康会議が共同で選出する「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定されました。
これらの結果、当連結会計年度における主な経営成績は次のとおりであります。
セグメントの業績概況について
<マツモトキヨシグループ事業>マツモトキヨシグループ事業では、4つの重点戦略に対して、以下の取組みを実行いたしました。
①利便性の追求-お客様との繋がりの深化として、社会全体のデジタル化が進み、お客様のライフスタイルが変化しつつある中で、一人ひとりのお客様と深く繋がっていくことでニーズを的確に捉え、最も身近な存在となることが必要と考えております。そのため、デジタルと店舗網を活用したお客様に届ける仕組みづくり、様々な買い物スタイルの提供など、利便性を追求していくことで、お客様により深く寄り添う企業を目指しております。
②独自性の追求-体験やサービス提供の新化として、激しい競争環境の中で、お客様との様々な接点から蓄積されたデータと高いマーケティング分析力を活かし、お客様の価値観に基づいた商品・サービスや店舗モデルの開発、メーカー様向け広告配信事業の展開など、マツモトキヨシグループならではの独自性を追求していくことで、お客様に選ばれる企業を目指しております。
③専門性の追求-トータルケアの進化として、少子高齢化が進み、健康長寿社会の実現を目指すわが国においては、様々なお客様のライフステージに応じた質の高いサービスを提供することで、地域社会により大きな安心と喜びを提供していくことが求められていると考えております。そのため、セルフメディケーションの推進やオンラインを活用した服薬指導・接客などに加え、心と身体の両面でのビューティーケアなど、専門性を追求していくことで、地域包括ケアシステムを支え、すべての人がいつまでも美しく、健康で心豊かな生活を送れるよう取組んでおります。
④グローバル事業の更なる拡大では、アジアを中心とした新たな進出国の開拓や海外店舗展開、越境EC事業の拡大を図るため、海外SNSの活用やグローバル会員獲得によるアプローチ強化、グローバルで活躍する人材の開発、海外で支持される商品の開発などに積極的に取組むことで、美と健康への意識が高まっているアジア地域での事業規模拡大とプレゼンス向上を目指しております。
PB(プライベートブランド)商品につきましては、「matsukiyo」から男性向け韓国スタイルのメイクシリーズ「iisam(イイサム)」の展開をスタートしたほか、「matsukiyo LAB」からアスリートライン、サステナブルロカボライン及びインナービューティーライン、「ザ・レチノタイム」「レプリカノーツ」「アルジェラン」等よりそれぞれ新商品を発売いたしました。
2024年3月末現在におけるマツモトキヨシグループの国内店舗数は1,904店舗(うち調剤薬局数438店舗、健康サポート薬局数38店舗)となり、薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗数は236店舗まで拡大いたしました。また、海外店舗数は、タイ王国で26店舗、台湾で23店舗、ベトナム社会主義共和国で8店舗、香港で9店舗の合計66店舗となりました。
マツモトキヨシグループでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の5類感染症移行に伴う都市部や繁華街、商業施設内等の人流の拡大や夏から秋にかけて好天に恵まれたことにより、医薬品及び化粧品、新発売やリニューアルしたPB(プライベートブランド)商品の売上が好調に推移いたしました。また、インバウンドにつきましては、コロナ禍の中でも免税対応店舗数を戦略的に拡大したことで、回復しつつある需要の獲得に繋がっております。なお、2023年12月の売上は前年同月に新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)関連の特需もあり売上が大きく増加していたため、医薬品に反動減の影響がありました。
<ココカラファイングループ事業>ココカラファイングループ事業では、「利便性の追求-お客様との繋がりの深化」「独自性の追求-体験やサービス提供の新化」「専門性の追求-トータルケアの進化」という3つの国内重点戦略に対して、マツモトキヨシグループと同様の取組みを実行いたしました。
ココカラファイングループでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の5類感染症移行に伴う都市部や繁華街、駅前等の人流の拡大や夏から秋にかけて好天に恵まれたことにより、医薬品及び化粧品、新発売やリニューアルしたPB(プライベートブランド)商品の売上が好調に推移いたしました。また、販促策では、マツモトキヨシグループで培ったKPI(重要業績評価指標)管理を徹底し、ロイヤルカスタマーの醸成を図ることで、更なる収益性の改善に努めました。なお、2023年12月の売上は前年同月に新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)関連の特需もあり売上が大きく増加していたため、医薬品に反動減の影響がありました。
2024年3月末現在におけるココカラファイングループの国内店舗数は1,560店舗(うち調剤薬局数533店舗、健康サポート薬局数110店舗)となりました。
[国内店舗の出店・閉店の状況]
国内店舗の出店・閉店の状況は次の通りであります。
(単位:店舗)
<管理サポート事業>管理サポート事業では、当社グループ会社が取り扱う商品の仕入や当社グループ会社の経営管理・統轄、その間接業務の受託業務、当社グループ会社からの配当金収入及び、外部への商品供給・施工業務・広告宣伝等を行っております。当社グループ会社での小売事業が堅調なことから、当社グループ会社が取り扱う商品の仕入や当社グループ会社からの配当金収入が増加いたしました。
これらの結果、セグメントの業績は次のとおりであります。
売上及び仕入の状況は次の通りであります。
① 事業部門別売上状況
当連結会計年度の売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。
② 地区別売上状況
当連結会計年度の売上実績を地区ごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.地区別売上状況は管理サポート事業を除いております。また、上記の金額には営業収入(テナントからの受取家賃及びフランチャイジーからのロイヤルティ収入等)は含まれておりません。
2.店舗数は2024年3月31日現在であります。
③ 商品別売上状況
当連結会計年度の売上実績を商品グループごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.当連結会計年度より、商品別名称を統一することを目的として、従来「雑貨」としておりました名称を「日用品」に変更しております。当該変更は名称変更のみであり、その内容に与える影響はありません。
2.商品別売上状況は管理サポート事業を除いております。また、上記の金額には営業収入(テナントからの受取家賃及びフランチャイジーからのロイヤルティ収入等)は含まれておりません。
④ 主要顧客別売上状況
該当事項はありません。
⑤ 商品別仕入状況
当連結会計年度の仕入実績を商品グループごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.当連結会計年度より、商品別名称を統一することを目的として、従来「雑貨」としておりました名称を「日用品」に変更しております。当該変更は名称変更のみであり、その内容に与える影響はありません。
2.商品別仕入状況は管理サポート事業を除いております。
(2)財政状態
(資産)
当連結会計年度末における総資産につきましては、前連結会計年度末に比べて366億15百万円増加して7,247億47百万円となりました。これは主にのれんが73億87百万円減少したものの、現金及び預金が224億95百万円、売掛金が62億77百万円、未収還付法人税等が33億43百万円、それぞれ増加したこと等によるものであります。
(負債)
負債につきましては、41億56百万円増加して2,095億70百万円となりました。これは主に退職給付に係る負債が55億2百万円減少したものの、買掛金が36億40百万円、未払法人税等が31億4百万円、その他の固定負債が22億56百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
(純資産)
純資産につきましては、324億58百万円増加して5,151億76百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が36億77百万円減少、自己株式が32億57百万円増加したことによる純資産の減少があったものの、利益剰余金が390億96百万円増加したこと等によるものであります。
(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,177億20百万円となり、前連結会計年度末と比較して224億95百万円増加となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、635億6百万円(前期は640億61百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益812億46百万円の計上等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、227億60百万円(前期は196億69百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出132億9百万円、無形固定資産の取得による支出69億4百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、182億73百万円(前期は237億34百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払による支出132億52百万円、自己株式の取得による支出36億89百万円等によるものであります。
(資本の財源及び資金の流動性)
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、主に営業活動により得られた資金を新規出店に係る設備投資に充当しております。
(4)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
・当連結会計年度の財政状態及び経営成績に関する分析・検討内容
「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績」に記載のとおりであります。
・経営成績に重要な影響を与える要因
「3 事業等のリスク 」に記載のとおりであります。
・セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する分析・検討内容
「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績」に記載のとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
・キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(3)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
・資本の財源及び資金の流動性
「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(3)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
③ 重要な会計方針及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
(1)経営成績
当連結会計年度(2023年4月1日~2024年3月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の5類感染症への移行や各種政策の効果もあり、雇用・所得環境が改善する中、景気が緩やかに回復しておりますが、物価上昇や金融資本市場の変動等による下振れリスクにより、先行き不透明な状況が続いております。
ドラッグストア業界におきましても、業種・業態を越えた競合企業の新規出店、商勢圏拡大に向けた新たなエリアへの侵攻、M&Aによる規模拡大、同質化する異業種との競争、それらが要因となる狭小商圏化など、当社を取り巻く経営環境は厳しい状況が継続しております。
このような環境の中、当社グループの重点戦略は国内とグローバルに分け設定し、国内戦略として「お客様のライフステージに応じた価値提供」を戦略テーマに3つの重点戦略、①利便性の追求-お客様との繋がりの深化、②独自性の追求-体験やサービス提供の新化、③専門性の追求-トータルケアの進化と、グローバル戦略として「アジア市場での更なるプレゼンス向上」を戦略テーマに④グローバル事業の更なる拡大を重点戦略として設定し取組んでおります。
PB(プライベートブランド)商品につきましては、パーソナライズを基軸にした新発想のヘアケアブランド「MQURE(エムキュア)」に続き、スキンケア以上メイク未満をコンセプトとしてすっぴんを“ととのえる”ことに特化したコスメブランド「nake(ネイク)」の販売を開始しました。既存のPB(プライベートブランド)では、新商品の展開を順次進めております。また、自社オンラインストアの店舗配送サービス「マツキヨココカラ Q(キュー)」が本稼働するとともに、2024年1月よりマツキヨココカラ公式アプリのリリース及びECサイトのリニューアルを行い、お客様の利便性の向上を図っております。なお、経営統合によるシナジー実現に向けた取組みにつきましても、引き続き計画通り順調に進捗しております。
2024年3月末現在における当社グループの顧客接点数は、1億4,778万となり、国内店舗数は3,464店舗(うち調剤薬局数971店舗、健康サポート薬局数148店舗)となりました。今後も4つの重点戦略を実行することで収益改善を図ってまいります。
当社が展開する「マツモトキヨシ」のブランドについて、世界最大のブランディング専門会社であるインターブランド社によるグローバルに展開される日本発のブランド価値評価ランキング「Best Japan Brands 2024」において74位となり、2024年も日本のドラッグストアとしてナンバーワンブランドの評価をいただきました。
当社の健康経営について、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する取組みが評価され、経済産業省と日本健康会議が共同で選出する「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定されました。
これらの結果、当連結会計年度における主な経営成績は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (百万円) | 当連結会計年度 (百万円) | 増減額 (百万円) | 増減率 (%) | |
| 売上高 | 951,247 | 1,022,531 | 71,283 | 7.5 |
| 営業利益 | 62,276 | 75,705 | 13,428 | 21.6 |
| 経常利益 | 66,721 | 80,499 | 13,778 | 20.7 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 40,545 | 52,347 | 11,801 | 29.1 |
セグメントの業績概況について
<マツモトキヨシグループ事業>マツモトキヨシグループ事業では、4つの重点戦略に対して、以下の取組みを実行いたしました。
①利便性の追求-お客様との繋がりの深化として、社会全体のデジタル化が進み、お客様のライフスタイルが変化しつつある中で、一人ひとりのお客様と深く繋がっていくことでニーズを的確に捉え、最も身近な存在となることが必要と考えております。そのため、デジタルと店舗網を活用したお客様に届ける仕組みづくり、様々な買い物スタイルの提供など、利便性を追求していくことで、お客様により深く寄り添う企業を目指しております。
②独自性の追求-体験やサービス提供の新化として、激しい競争環境の中で、お客様との様々な接点から蓄積されたデータと高いマーケティング分析力を活かし、お客様の価値観に基づいた商品・サービスや店舗モデルの開発、メーカー様向け広告配信事業の展開など、マツモトキヨシグループならではの独自性を追求していくことで、お客様に選ばれる企業を目指しております。
③専門性の追求-トータルケアの進化として、少子高齢化が進み、健康長寿社会の実現を目指すわが国においては、様々なお客様のライフステージに応じた質の高いサービスを提供することで、地域社会により大きな安心と喜びを提供していくことが求められていると考えております。そのため、セルフメディケーションの推進やオンラインを活用した服薬指導・接客などに加え、心と身体の両面でのビューティーケアなど、専門性を追求していくことで、地域包括ケアシステムを支え、すべての人がいつまでも美しく、健康で心豊かな生活を送れるよう取組んでおります。
④グローバル事業の更なる拡大では、アジアを中心とした新たな進出国の開拓や海外店舗展開、越境EC事業の拡大を図るため、海外SNSの活用やグローバル会員獲得によるアプローチ強化、グローバルで活躍する人材の開発、海外で支持される商品の開発などに積極的に取組むことで、美と健康への意識が高まっているアジア地域での事業規模拡大とプレゼンス向上を目指しております。
PB(プライベートブランド)商品につきましては、「matsukiyo」から男性向け韓国スタイルのメイクシリーズ「iisam(イイサム)」の展開をスタートしたほか、「matsukiyo LAB」からアスリートライン、サステナブルロカボライン及びインナービューティーライン、「ザ・レチノタイム」「レプリカノーツ」「アルジェラン」等よりそれぞれ新商品を発売いたしました。
2024年3月末現在におけるマツモトキヨシグループの国内店舗数は1,904店舗(うち調剤薬局数438店舗、健康サポート薬局数38店舗)となり、薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗数は236店舗まで拡大いたしました。また、海外店舗数は、タイ王国で26店舗、台湾で23店舗、ベトナム社会主義共和国で8店舗、香港で9店舗の合計66店舗となりました。
マツモトキヨシグループでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の5類感染症移行に伴う都市部や繁華街、商業施設内等の人流の拡大や夏から秋にかけて好天に恵まれたことにより、医薬品及び化粧品、新発売やリニューアルしたPB(プライベートブランド)商品の売上が好調に推移いたしました。また、インバウンドにつきましては、コロナ禍の中でも免税対応店舗数を戦略的に拡大したことで、回復しつつある需要の獲得に繋がっております。なお、2023年12月の売上は前年同月に新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)関連の特需もあり売上が大きく増加していたため、医薬品に反動減の影響がありました。
<ココカラファイングループ事業>ココカラファイングループ事業では、「利便性の追求-お客様との繋がりの深化」「独自性の追求-体験やサービス提供の新化」「専門性の追求-トータルケアの進化」という3つの国内重点戦略に対して、マツモトキヨシグループと同様の取組みを実行いたしました。
ココカラファイングループでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の5類感染症移行に伴う都市部や繁華街、駅前等の人流の拡大や夏から秋にかけて好天に恵まれたことにより、医薬品及び化粧品、新発売やリニューアルしたPB(プライベートブランド)商品の売上が好調に推移いたしました。また、販促策では、マツモトキヨシグループで培ったKPI(重要業績評価指標)管理を徹底し、ロイヤルカスタマーの醸成を図ることで、更なる収益性の改善に努めました。なお、2023年12月の売上は前年同月に新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)関連の特需もあり売上が大きく増加していたため、医薬品に反動減の影響がありました。
2024年3月末現在におけるココカラファイングループの国内店舗数は1,560店舗(うち調剤薬局数533店舗、健康サポート薬局数110店舗)となりました。
[国内店舗の出店・閉店の状況]
国内店舗の出店・閉店の状況は次の通りであります。
(単位:店舗)
| 2023年3月31日現在の店舗数 | 出店 | 閉店 | 2024年3月31日現在の店舗数 | |
| マツモトキヨシグループ | 1,863 | 76 | 35 | 1,904 |
| ココカラファイングループ | 1,546 | 38 | 24 | 1,560 |
| 合計 | 3,409 | 114 | 59 | 3,464 |
<管理サポート事業>管理サポート事業では、当社グループ会社が取り扱う商品の仕入や当社グループ会社の経営管理・統轄、その間接業務の受託業務、当社グループ会社からの配当金収入及び、外部への商品供給・施工業務・広告宣伝等を行っております。当社グループ会社での小売事業が堅調なことから、当社グループ会社が取り扱う商品の仕入や当社グループ会社からの配当金収入が増加いたしました。
これらの結果、セグメントの業績は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (百万円) | 当連結会計年度 (百万円) | 増減額 (百万円) | 増減率 (%) | |||
| マツモトキヨシ グループ事業 | 売上高 | 572,535 | 633,117 | 60,582 | 10.6 | |
| セグメント利益 | 41,797 | 51,741 | 9,943 | 23.8 | ||
| ココカラファイン グループ事業 | 売上高 | 376,051 | 386,845 | 10,793 | 2.9 | |
| セグメント利益 | 19,347 | 21,795 | 2,447 | 12.7 | ||
| 管理サポート 事業 | 売上高 | 565,800 | 636,534 | 70,734 | 12.5 | |
| セグメント利益 | 5,099 | 30,259 | 25,159 | 493.3 | ||
| 調整額 | 売上高 | △563,139 | △633,966 | △70,827 | - | |
| セグメント利益 | △3,968 | △28,090 | △24,122 | - | ||
| 合計 | 売上高 | 951,247 | 1,022,531 | 71,283 | 7.5 | |
| セグメント利益 | 62,276 | 75,705 | 13,428 | 21.6 | ||
売上及び仕入の状況は次の通りであります。
① 事業部門別売上状況
当連結会計年度の売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前期比(%) | |
| マツモトキヨシグループ事業 | 632,676 | 110.6 |
| ココカラファイングループ事業 | 386,818 | 102.9 |
| 管理サポート事業 | 3,036 | 94.8 |
| 合計 | 1,022,531 | 107.5 |
(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。
② 地区別売上状況
当連結会計年度の売上実績を地区ごとに示すと、次のとおりであります。
| 地区別 | 当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | |||
| 金額(百万円) | 前期比(%) | 備考 | ||
| 店舗売上 | ||||
| 北海道・東北エリア | (130店舗) | 31,695 | 105.0 | - |
| 関東エリア | (1,466店舗) | 490,547 | 108.0 | 27店増 |
| 甲信越・北陸エリア | (242店舗) | 58,352 | 101.9 | - |
| 東海エリア | (319店舗) | 70,238 | 102.4 | 1店減 |
| 関西エリア | (731店舗) | 208,707 | 109.6 | 17店増 |
| 中国・四国エリア | (217店舗) | 44,685 | 101.3 | 2店増 |
| 九州・沖縄エリア | (280店舗) | 66,064 | 110.6 | 5店増 |
| 海外エリア | (23店舗) | 4,629 | 120.4 | 2店増 |
| 合計 | (3,408店舗) | 974,922 | 107.3 | 52店増 |
(注)1.地区別売上状況は管理サポート事業を除いております。また、上記の金額には営業収入(テナントからの受取家賃及びフランチャイジーからのロイヤルティ収入等)は含まれておりません。
2.店舗数は2024年3月31日現在であります。
③ 商品別売上状況
当連結会計年度の売上実績を商品グループごとに示すと、次のとおりであります。
| 商品グループ別 | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前期比(%) | |
| 店舗売上 | ||
| 医薬品 | 361,892 | 108.2 |
| 化粧品 | 331,387 | 111.3 |
| 日用品 | 193,052 | 100.2 |
| 食品 | 88,590 | 105.7 |
| 合計 | 974,922 | 107.3 |
(注)1.当連結会計年度より、商品別名称を統一することを目的として、従来「雑貨」としておりました名称を「日用品」に変更しております。当該変更は名称変更のみであり、その内容に与える影響はありません。
2.商品別売上状況は管理サポート事業を除いております。また、上記の金額には営業収入(テナントからの受取家賃及びフランチャイジーからのロイヤルティ収入等)は含まれておりません。
④ 主要顧客別売上状況
該当事項はありません。
⑤ 商品別仕入状況
当連結会計年度の仕入実績を商品グループごとに示すと、次のとおりであります。
| 商品グループ別 | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前期比(%) | |
| 店舗仕入 | ||
| 医薬品 | 210,493 | 107.6 |
| 化粧品 | 226,717 | 115.0 |
| 日用品 | 141,409 | 106.1 |
| 食品 | 79,044 | 110.0 |
| 合計 | 657,663 | 110.0 |
(注)1.当連結会計年度より、商品別名称を統一することを目的として、従来「雑貨」としておりました名称を「日用品」に変更しております。当該変更は名称変更のみであり、その内容に与える影響はありません。
2.商品別仕入状況は管理サポート事業を除いております。
(2)財政状態
(資産)
当連結会計年度末における総資産につきましては、前連結会計年度末に比べて366億15百万円増加して7,247億47百万円となりました。これは主にのれんが73億87百万円減少したものの、現金及び預金が224億95百万円、売掛金が62億77百万円、未収還付法人税等が33億43百万円、それぞれ増加したこと等によるものであります。
(負債)
負債につきましては、41億56百万円増加して2,095億70百万円となりました。これは主に退職給付に係る負債が55億2百万円減少したものの、買掛金が36億40百万円、未払法人税等が31億4百万円、その他の固定負債が22億56百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
(純資産)
純資産につきましては、324億58百万円増加して5,151億76百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が36億77百万円減少、自己株式が32億57百万円増加したことによる純資産の減少があったものの、利益剰余金が390億96百万円増加したこと等によるものであります。
(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,177億20百万円となり、前連結会計年度末と比較して224億95百万円増加となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、635億6百万円(前期は640億61百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益812億46百万円の計上等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、227億60百万円(前期は196億69百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出132億9百万円、無形固定資産の取得による支出69億4百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、182億73百万円(前期は237億34百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払による支出132億52百万円、自己株式の取得による支出36億89百万円等によるものであります。
(資本の財源及び資金の流動性)
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、主に営業活動により得られた資金を新規出店に係る設備投資に充当しております。
(4)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
・当連結会計年度の財政状態及び経営成績に関する分析・検討内容
「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績」に記載のとおりであります。
・経営成績に重要な影響を与える要因
「3 事業等のリスク 」に記載のとおりであります。
・セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する分析・検討内容
「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績」に記載のとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
・キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(3)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
・資本の財源及び資金の流動性
「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(3)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
③ 重要な会計方針及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。