有価証券報告書-第71期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

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2019/06/28 10:24
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(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国の経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に緩やかな回復基調が続いている一方で、海外における政治・経済情勢の不確実性の高まりや、相次ぐ自然災害の発生など、依然として先行き不透明な状況が続いております。
国内新車販売の全体需要は、前年同期比1.2%増の5,259千台(軽自動車含む。以下「含軽」)と、3年連続で前年同期比増となりました。登録車が前年同期比横ばいの3,336千台となった一方、軽自動車は3.4%増の1,922千台と2年連続で前年同期比増となりました。
こうした中、日産車の国内登録台数については、前年同期比2.1%増の596千台(含軽)となりました。
このような環境下において、当社は、日産グループの総合金融・サービス会社として、国内自動車販売の支援及び連結収益に貢献することを使命とし、日産自動車株式会社及び日産系自動車販売会社と組織的な取組みの強化を図っております。その取組みの一環として、当社の強みである豊富な商品、全国をカバーする営業ネットワーク、そして効率的なバックオフィスを最大限に活用したバリューチェーンのさらなる強化に努めてまいりました。
この結果、当事業年度における経営成績は、営業収益54,167百万円(前年同期比6.9%増)、営業利益33,438百万円(前年同期比8.2%増)、経常利益33,513百万円(前年同期比8.1%増)となりました。また、当期純利益は23,256百万円(前年同期比9.3%増)となりました。
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末比141,273百万円増加し1,265,415百万円となりました。当事業年度末の負債合計は、前事業年度末比158,040百万円増加し1,155,103百万円となりました。当事業年度末の純資産は、前事業年度末比16,766百万円減少し110,311百万円となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
クレジット事業
クレジット事業の営業収益は29,352百万円(前年同期比7.5%増)となり、営業利益は17,673百万円(前年同期比7.8%増)となりました。
リース事業
リース事業の営業収益は7,806百万円(前年同期比3.4%増)となり、営業利益は3,138百万円(前年同期比7.6%増)となりました。
カーライフ事業
カーライフ事業の営業収益は16,835百万円(前年同期比8.3%増)となり、営業利益は12,481百万円(前年同期比9.9%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、当事業年度末には6百万円となりました。各キャッシュ・フローの増減状況と要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは93,180百万円の資金減少(前年同期比12,848百万円の増加)となりました。主な資金減少要因は、売上債権の増加121,501百万円、信託受益権の増加15,302百万円などであります。一方、主な資金増加要因は、税引前当期純利益33,520百万円、減価償却費27,506百万円などであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは29,037百万円の資金減少(前年同期比1,354百万円の減少)となりました。主な資金減少要因は、賃貸資産の取得による支出40,001百万円であります。一方、主な資金増加要因は、賃貸資産の売却による収入11,226百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは122,216百万円の資金増加(前年同期比11,498百万円の減少)となりました。主な資金増加要因は、短期借入金の増加97,239百万円、コマーシャル・ペーパーの増加82,000百万円、社債の発行による収入60,000百万円などであります。一方、主な資金減少要因は、長期借入金の返済による支出70,000百万円、社債の償還による支出70,000百万円などであります。
③ 営業取引の状況
当事業年度における取扱高及び営業収益をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
(1) 取扱高
セグメントの名称当事業年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
金額(百万円)前年同期比(%)
クレジット事業407,596104.4
リース事業64,951112.7
カーライフ事業170,217103.4
その他10,000
合計652,766106.5

(注) 1 上記金額には消費税等は含まれておりません。
2 上記取扱高の主な内容は次のとおりであります。
クレジット事業 個別信用購入あっせんの対象額を計上しております。なお、在庫金融等は短期債権買取取引であり、取扱高が1,214,012百万円と多額になるため、上記取扱高に含めておりません。
リース事業 顧客との契約金額を計上しております。
カーライフ事業 包括信用購入あっせんの顧客の利用額、メンテプロパック手数料収入及び保険手数料収入等を計上しております。
その他 その他の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、海外融資事業等を含んでおります。
(2) 営業収益
セグメントの名称当事業年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
金額(百万円)前年同期比(%)
クレジット事業29,352107.5
リース事業7,806103.4
カーライフ事業16,835108.3
その他17462.1
合計54,167106.9

(注) 上記金額には消費税等は含まれておりません。

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、当事業年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えると思われる見積りは合理的な基準に基づいて行っております。詳細につきましては、「第5[経理の状況] 2[財務諸表等] (1)[財務諸表] [注記事項] (重要な会計方針)」に記載しております。
② 当事業年度の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(1) 経営成績の分析
当事業年度の概況につきましては、「第2[事業の状況] 3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析] (1)経営成績等の状況の概要」に記載しております。なお、経営成績の分析につきましては、下記のとおりであります。
(営業収益)
セグメントごとの営業収益に関する分析は下記のとおりであります。
①クレジット事業
日産自動車株式会社及び日産系自動車販売会社と一体となり、残価設定型クレジット「日産ビッグバリュークレジット」及び「特別低金利クレジット」の利用を中心とした販売促進に努めてまいりました。クレジットのペネトレーション(利用率)実績は29.7%(含軽、前年同期比0.9%減)となりましたが、残価設定型クレジットの増加により、取扱高は407,596百万円(前年同期比4.4%増)となりました。
この結果、営業収益は2,036百万円増加し29,352百万円(前年同期比7.5%増)となりました。
(クレジットのペネトレーション)
前事業年度当事業年度
NAC分割日産新車取扱件数(含軽)179.0千件177.2千件
日産新車国内登録(届出)台数(含軽)584.0千台596.0千台
ペネトレーション(利用率)30.7%29.7%

(注) 1 「NAC分割日産新車取扱件数」とは、日産新車購入のために、当社が取り扱うクレジット商品の一つである分割払いのNAC(ニッサンオートクレジット)が利用された件数であります。
2 「NAC分割日産新車取扱件数」には軽自動車の取扱件数が、また、「日産新車国内登録(届出)台数」には軽自動車の届出台数が含まれております。
3 ペネトレーション(利用率)は以下により算出しております。
ペネトレーション =NAC分割日産新車取扱件数(含軽)
日産新車国内登録(届出)台数(含軽)

②リース事業
日産自動車株式会社及び日産系自動車販売会社と一体となり、法人リース事業の維持、並びに小規模法人及び個人事業主向けのカーリース商品の拡販に努めてまいりました。法人リース事業において契約台数が増加したことにより、取扱高は64,951百万円(前年同期比12.7%増)となりました。
この結果、営業収益は259百万円増加し7,806百万円(前年同期比3.4%増)となりました。
③カーライフ事業
日産自動車株式会社及び日産系自動車販売会社と一体となり、日産カードの新規会員の獲得及びその利用促進、また、日産カーライフ保険プランの新規及び継続契約の獲得、メンテプロパック及び延長保証商品の契約獲得増を図りました。保険事業において契約件数が増加したこと等により、カーライフ事業の取扱高は170,217百万円(前年同期比3.4%増)となりました。
この結果、営業収益は1,284百万円増加し16,835百万円(前年同期比8.3%増)となりました。
(営業利益)
販売費及び一般管理費は、前事業年度に比べ764百万円増の17,043百万円となりました。
金融費用は、前事業年度に比べ162百万円増加し3,684百万円となりました。
以上の結果、営業利益は2,545百万円増加し33,438百万円(前年同期比8.2%増)となりました。
主な営業利益の増加要因は、クレジット事業が1,276百万円の増加、カーライフ事業1,125百万円の増加によるものであります。
(経常利益)
営業外収益は35百万円減少し93百万円、営業外費用は5百万円増加し19百万円となり、営業外損益は74百万円の収益計上となりました。
以上の結果、経常利益は2,504百万円増加し33,513百万円となりました。
(当期純利益)
特別利益は7百万円増加し8百万円、特別損失は20百万円減少し1百万円となり、特別損益は7百万円の収益計上となりました。
以上の結果、税引前当期純利益は2,531百万円増加し33,520百万円となりました。当期純利益は1,974百万円増加し23,256百万円となりました。
(2) 財政状態の分析
当事業年度末の総資産は、前事業年度末比141,273百万円増加し1,265,415百万円となりました。流動資産は同124,999百万円増加の1,098,811百万円、固定資産は同16,274百万円増加の166,604百万円となっております。
流動資産の主な増加要因は、売掛金が増加したことによるものであります。
固定資産の主な増加要因は、信託受益権が増加したことによるものであります。
当事業年度末の負債の合計は、前事業年度末比158,040百万円増加し1,155,103百万円となりました。流動負債は同225,243百万円増加の573,148百万円、固定負債は同67,202百万円減少の581,954百万円となっております。
流動負債の主な増加要因は、短期借入金と1年以内償還予定の社債とコマーシャル・ペーパーが増加した一方で、1年内返済予定の長期借入金が減少したことによるものであります。
固定負債の主な減少要因は、社債の減少によるものであります。
当事業年度末の純資産は、前事業年度末比16,766百万円減少し、110,311百万円となりました。主な減少要因は、当期純利益が増加した一方で、剰余金の配当により利益剰余金が減少したことによるものであります。自己資本比率は、前事業年度末の11.3%から8.7%へと減少いたしました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
「第2[事業の状況] 3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析] (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。
当社の主な運転資金需要は、クレジット事業における個別信用購入あっせんに対する資金、リース事業におけるリース車両の購入に対する資金等となっております。
銀行借入のほか、社債やコマーシャル・ペーパーの発行、債権流動化によって資金調達を行い、グループファイナンスを活用することで十分な流動性を確保しております。
また、当社は日産自動車株式会社とキープウェル・アグリーメントを締結しており、信用補完を受けております。

なお、債権流動化に伴いオフバランス化された債権残高及び有利子負債額は次のとおりであります。
債権流動化(オフバランス)及び有利子負債の状況
① 総資産額
2018年3月31日現在
(百万円)
2019年3月31日現在
(百万円)
総資産(オンバランス)1,124,1411,265,415
流動化対象債権(オフバランス)115,442237,660
合計1,239,5831,503,075

② 有利子負債額
2018年3月31日現在
(百万円)
2019年3月31日現在
(百万円)
短期借入金64,270161,509
コマーシャル・ペーパー82,000
長期借入金313,000306,000
社債475,000465,000
有利子負債(オンバランス)計852,2701,014,509
債権流動化に伴う支払債務
(オフバランス)
112,393224,265
合計964,6641,238,774


(3) 特定金融会社等の開示に関する内閣府令に基づく営業貸付金の状況
「特定金融会社等の開示に関する内閣府令」(平成11年5月19日 大蔵省令第57号)に基づく、提出会社における営業貸付金の状況は次のとおりであります。
① 貸付金の種別残高内訳
2019年3月31日現在
貸付種別件数
(件)
構成割合
(%)
残高
(百万円)
構成割合
(%)
平均約定金利
(%)
消費者向無担保
(住宅向を除く)
7687.420.118.00
有担保
(住宅向を除く)
住宅向
7687.420.118.00
事業者向1112.610,38599.91.94
合計87100.010,388100.01.94

② 資金調達内訳
2019年3月31日現在
借入先等残高(百万円)平均調達金利(%)
金融機関等からの借入336,0000.14
その他678,5090.08
うち社債、コマーシャル・ペーパー547,0000.08
合計1,014,5090.10
自己資本107,809
うち資本金、出資額16,387

(注) 1 上記残高には、営業貸付金以外に、個別信用購入あっせん資金及び賃貸資産購入資金等に充当した資金調達額が含まれております。
2 自己資本は、資産の合計額より負債の合計額並びに配当金の予定額を控除し、引当金の合計額を加えた額を記載しております。

③ 業種別貸付金残高内訳
2019年3月31日現在
業種別先数(件)構成割合(%)残高(百万円)構成割合(%)
製造業
建設業
電気・ガス・熱供給・水道業
運輸・通信業
卸売・小売業、飲食店1011.53853.7
金融・保険業11.110,00096.2
不動産業
サービス業
個人7687.420.1
その他
合計87100.010,388100.0

④ 担保別貸付金残高内訳
2019年3月31日現在
受入担保の種類残高(百万円)構成割合(%)
有価証券
うち株式
債権
うち預金
商品
不動産
財団
その他
保証3853.7
無担保10,00296.3
合計10,388100.0


⑤ 期間別貸付金残高内訳
2019年3月31日現在
期間別件数(件)構成割合(%)残高(百万円)構成割合(%)
1年以下1011.53853.7
1年超 5年以下7788.510,00296.3
5年超 10年以下
10年超 15年以下
15年超 20年以下
20年超 25年以下
25年超
合計87100.010,388100.0
1件当たり平均期間3.4年

(注) 期間は、約定期間によっております。

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