四半期報告書-第145期第2四半期(平成28年7月1日-平成28年9月30日)

【提出】
2016/11/11 9:17
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31項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間のわが国経済は、英国のEU離脱問題など国際情勢の先行きの不透明感が高まったものの、各種経済政策や日本銀行による金融緩和策の下、雇用・所得環境の改善が続き、緩やかな回復基調で推移いたしました。
オフィスビル業界におきましては、東京・大阪各ビジネス地区の空室率は全体として引き続き改善傾向で推移し、東京では若干ながら賃料水準も上昇基調で推移するなど、比較的堅調な状況が続きました。
こうした状況の下で、当第2四半期連結累計期間の業績は、営業収益は19,328百万円と前年同四半期に比べ942百万円(5.1%)の増収、営業利益は5,184百万円と917百万円(21.5%)の増益となりました。
営業外損益では、金融収支が改善した一方、為替差損が増加等いたしましたが、経常利益は4,337百万円と520百万円(13.6%)の増益となりました。
なお、特別損失として、前年同四半期は固定資産除却損4百万円を計上したのに対して、当第2四半期連結累計期間は固定資産除却損3百万円を計上いたしました。
この結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,898百万円と421百万円(17.0%)の増益となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 土地建物賃貸事業
連結売上高の77.0%を占める当セグメントでは、「新ダイビル」の収益寄与等により、売上高は14,879百万円と891百万円(6.4%)の増収となりました。費用面では、「新ダイビル」の固定資産税負担が新たに発生等いたしましたが、営業利益は5,599百万円と1,160百万円(26.1%)の増益となりました。
② ビル管理事業
連結売上高の22.0%を占める当セグメントでは、新規受託物件の受注等により、売上高は4,249百万円と170百万円(4.2%)の増収となりましたが、営業利益は255百万円と91百万円(26.4%)の減益となりました。
③ その他
連結売上高の1.0%を占める当セグメントでは、テナント入居に伴う工事管理料および工事請負高が減少したこと等により、売上高は199百万円と120百万円(37.7%)の減収となり、営業利益は94百万円と40百万円(29.9%)の減益となりました。
(注) 1 セグメント別の業績の売上高については、セグメント間の内部取引を含んでおりません。
2 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、工事請負、工事管理、不動産
仲介等を含んでおります。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて7,054百万円減少し、344,756百万円となりました。流動資産は、現金及び預金の減少等により、前連結会計年度末に比べ1,137百万円減少し、6,945百万円となりました。固定資産は、前連結会計年度末に比べ5,917百万円減少し、337,811百万円となりました。これは主として、減価償却等による建物及び構築物の減少およびその他の無形固定資産の減少によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べて7,240百万円減少し、200,283百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末に比べ5,303百万円減少し、25,737百万円となりました。これは主として、コマーシャル・ペーパーが増加いたしましたものの、1年内償還予定の社債およびその他の流動負債の減少等により、差引で減少したことによるものであります。固定負債は、長期借入金の減少等により、前連結会計年度末に比べ1,936百万円減少し、174,546百万円となりました。なお、有利子負債の合計額は、前連結会計年度末に比べて4,385百万円減少し、153,057百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、為替換算調整勘定は減少いたしましたが、利益剰余金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べて185百万円増加し、144,472百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は4,248百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,296百万円減少いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動により得られた資金は6,121百万円となりました。税金等調整前四半期純利益は増加いたしましたが、未払又は未収消費税等の増減額が減少したこと等により、得られた資金は前年同四半期に比べて1,037百万円減少いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動により使用した資金は2,547百万円となりました。これは主に、「日比谷ダイビル」のリニューアル工事完工等に伴う有形固定資産の取得による支出であり、使用した資金は前年同四半期に比べて9,770百万円減少いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動により使用した資金は5,201百万円となりました。これは主に、有利子負債の返済による支出であります。なお、前年同四半期は2,040百万円の収入でした。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。