有価証券報告書-第45期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/20 13:14
【資料】
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【項目】
115項目

対処すべき課題

(1)会社の経営の基本方針
当社は、昭和49年に創業し、これまでに10万戸を超える新築マンション、新築一戸建を供給する等、商品・サービスの提供を通じて「すべての判断の軸をお客様に置き、住まいに関する様々なご要望に総合的にお応えしたい。」という思いを培ってまいりました。
平成26年に創業40周年を迎え、今後も常にこれまでと違う価値を創り出すことに真摯に取り組み、具体的な商品・サービスとしてお客様に提供し続けて行きたいと考えております。
そして、企業理念として「Next Value For The Customer」を掲げ、お客様の求める次の価値を創り続けるとともに、当社並びにグループ会社である株式会社コスモスモア等と一丸となって、新築マンション販売、新築一戸建販売に加え、賃貸、仲介、工事請負等での事業展開を通じて安心で快適な場を創造してまいります。
(2)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題
今後の日本経済は、政府による新成長戦略等により、消費増税に伴う影響は一時的・限定的なものにとどまり、景気回復傾向が継続することが期待されております。
不動産市況におきましても、不動産投資市場・不動産流通市場を中心に堅調に推移するものと考えております。
但し、新築マンション市場は事業用地の高騰や建築費の上昇に伴い、販売価格の上昇が見込まれる中、今後の販売動向については、注意深く見守る必要があります。
このような事業環境のもと、当社は平成25年4月16日付で大和ハウス工業との間で資本業務提携契約を締結し、当連結会計年度を「未来創造元年」と位置付け、成長戦略実践のファーストステージとして「コスモスイニシア中期経営計画」を策定いたしました。
今後におきましては、中期経営計画に定めた基本方針に則り、事業基盤の強化に努め、より良い都市生活環境の実現を目指し、次の価値を創造し続けてまいります。
<基本方針>■アセットビジネス~住宅分譲(新築・再生)+投資用不動産(新規開発・再生)
『優位性を追求した適正規模による事業展開で収益性の向上を目指す』
・入札に依存しない事業用地・再生案件の取得に注力
・中古住宅ストックの再生・バリューアップ・再開発事業にも積極的に取り組む
・多様化するニーズに応える商品・サービスの進化、拡張を継続
・ビジネスモデル改革を促進し、営業利益率の改善・向上を目指す
■ノンアセットビジネス~賃貸(サブリース)+不動産流通+工事関連他
『既存事業の飛躍的な成長・拡張と新規・派生ビジネスの創造を推進する』~業務提携及びM&A手法も活用
・賃貸(サブリース)・不動産流通等、既存事業の飛躍的な成長・拡張を目指す
・革新性を持った新規・派生ビジネスを創造する
・売上拡大と営業利益率の向上を目指す
(3)目標とする経営指標
目標とする(連結)経営指標は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
第46期
(平成27年3月期)
第47期
(平成28年3月期)
売上高78,80088,000
営業利益1,5004,000
経常利益1,0003,600
当期純利益1,0003,500