有価証券報告書-第54期(2025/04/01-2026/03/31)

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2026/06/25 14:21
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165項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度の業績は、売上高は2,519億11百万円(前期比8.1%増加)、営業利益は362億72百万円(前期比11.2%増加)、経常利益は382億44百万円(前期比14.5%増加)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は253億11百万円(前期比4.3%増加)となりました。
事業種類別セグメントごとの業績の概況は次のとおりであります。
建設事業
建設事業におきましては、資産運用及び資産継承のコンサルティングとして創業から変わらぬ地域密着営業を行っており、賃貸住宅をはじめ商業ビル・ホテル・高齢者支援施設・保育施設・物流倉庫などグループの総合力を活かした豊富なコンテンツによる土地有効活用の提案を行っております。
社会インフラとして普及に注力しております『免震構造の建物』におきましては、地域特性を踏まえ『土地・所有者・入居者』すべてに最適な土地活用を提案してまいりました結果、累計受注棟数は2026年3月末現在では656棟となりました。
首都圏におきましては、「熊谷市子育て支援・保健拠点施設整備事業」が2026年2月に竣工し、熊谷市子育て支援・保健拠点施設「くまキッズ」として、同年4月よりスターツグループが指定管理者として15年間の維持管理・運営を開始しております。また、主要都市におきましても、首都圏との人材連携を強化し、首都圏で培ったノウハウを活かしながら、各地域の特性に応じた提案を行うことで、オーナー様の資産価値向上と建築受注の促進に取り組んでまいりました結果、2026年1月に三重県鳥羽市にて水族館の増築工事を受注し、同年2月より着工いたしました。
当連結会計年度の業績は、木造大型工事物件の増加、法人顧客を中心とした大型工事の受注増加や資材価格の変動に対応した販売価格改定により、売上高761億68百万円(前期比6.7%増)、営業利益77億46百万円(前期比26.7%増)、受注残高は1,556億65百万円(前期比9.2%増)となりました。
賃貸仲介事業
賃貸仲介事業におきましては、不動産管理物件数の増加に伴い、仲介手数料及び更新手数料が堅調に推移いたしました。また、地域密着営業によるグループ各社の総合力を活かした法人取引の拡大にも注力いたしました。更なる顧客満足度向上のため人材育成への先行投資等を行いました結果、当連結会計年度の業績は、売上高88億68百万円(前期比3.2%増)、営業利益23億52百万円(前期比13.0%減)となりました。
売買仲介事業
売買仲介事業におきましては、グループ各社の連携による法人取引の強化に注力し、首都圏をはじめ各主要都市におきましても、大型の事業用不動産取引が伸長いたしました。また、不動産売却サポートサービス「マイホームオークション」を積極的に活用し、売主・買主双方に透明性の高い取引を推進してまいりました結果、仲介手数料及び取扱高は堅調に推移いたしました。当連結会計年度の業績は、売上高102億3百万円(前期比21.1%増)、営業利益42億52百万円(前期比35.6%増)となりました。
不動産管理事業
不動産管理事業におきましては、都心エリアを中心に組織体制を強化し、管理物件の新規受託を推進いたしました。また、不動産オーナー様の安定的な賃貸運営のため、長期営繕計画による営繕工事の先行提案にも注力いたしました。管理物件数の増加に加え、新規募集及び更新時における賃料見直しの推進により、管理手数料売上並びに賃貸事業売上が堅調に推移し、営繕工事の大型化によりメンテナンス売上も増加いたしました結果、当連結会計年度の業績は、売上高1,025億91百万円(前期比7.7%増)、営業利益146億43百万円(前期比10.8%増)となりました。
分譲不動産事業
分譲不動産事業におきましては、不動産セキュリティ・トークン「スターツ・アセット・トークン」へ賃貸住宅2棟の譲渡や、「スターツプロシード投資法人」へ賃貸住宅3棟の譲渡、新築分譲戸建「クオンガーデン文京千駄木」(東京都文京区)、分譲マンション「アルファグランデ越谷レイクタウン」(埼玉県越谷市)の完売等により、当連結会計年度の業績は、売上高70億43百万円(前期比136.8%増)、営業利益86百万円(前期営業損失2億35百万円)となりました。
なお、当連結会計年度における契約残高は、3棟34億91百万円となりました。
出版事業
出版事業におきましては、引き続き新レーベルの創刊、読者ニーズに沿った商品展開、映像化等のIP展開やSNS等を活用した販促施策に注力してまいりました。また、「鬼の花嫁」の実写映画化およびTVアニメ化や「すべての恋が終わるとしても」のTVドラマ化など人気作品の映像化を活かした販促を推進しております。
会員数500万人超を有する女性向けウェブサイト「オズモール」の成功報酬型送客サービス「オズのプレミアム予約」では、利用者満足度が高い施設と予約プランの開発、予約可能施設の拡大等によるユーザー満足度の向上に注力してまいりました。
当連結会計年度の業績は、映画化された小説「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」を含むヒット作品の増収効果の反動に加え、物価高による印刷費等の製造原価の上昇により売上高77億20百万円(前期比9.5%減)、営業利益16億83百万円(前期比34.9%減)となりました。
ホテル・レジャー事業
ホテル・レジャー事業におきましては、開業20周年を迎えた「ホテル エミオン 東京ベイ」(千葉県浦安市)をはじめ、ホスピタリティの高い接客が評価され、運営中の各ホテルが大手旅行サイトで高い評価をいただきました。また「ホテル ルミエール 西葛西」(東京都江戸川区)のリニューアルオープンなど、お客様目線での設備投資も実施いたしました結果、各施設で稼働及び客室単価が好調に推移いたしました。当連結会計年度の業績は、売上高163億92百万円(前期比5.1%増)、営業利益25億71百万円(前期比18.7%増)となりました。
高齢者支援・保育事業
高齢者支援・保育事業におきましては、2025年7月にグループホーム/小規模多機能「きらら西荻南」(東京都杉並区)、2026年2月にグループホーム/小規模多機能「きらら板橋徳丸」(東京都板橋区)、2026年3月にグループホーム「きらら大森海浜パーク」(東京都大田区)の開設をいたしました。物価高騰に伴い食材費や人件費が上昇いたしましたが、既存事業所の稼働が堅調に推移してまいりました結果、当連結会計年度の業績は、売上高130億82百万円(前期比5.1%増)、営業利益6億15百万円(前期比2.3%増)となりました。
金融・コンサルティング事業
金融・コンサルティング事業におきましては、新しい不動産投資商品である不動産セキュリティ・トークンのリリースや、労働者派遣事業・有料職業紹介事業会社としてスターツキャリアマネジメント株式会社を設立するなど、事業領域の強化に注力してまいりました。
当連結会計年度の業績は、不動産店舗「ピタットハウス」のネットワークにおける加盟店収入及び少額短期保険契約件数が堅調に推移いたしましたが、金利上昇の影響を受け、住宅ローン手数料が減少いたしました結果、売上高88億82百万円(前期比0.5%減)、営業利益22億35百万円(前期比6.9%減)となりました。
物販・文化事業
物販・文化事業におきましては、カードキーシステム「シャーロック」シリーズの製造・販売、美術館の運営を行っております。当連結会計年度の業績は、売上高9億57百万円(前期比7.3%増)、営業利益2億49百万円(前期比24.2%増)となりました。
②財政状態及びキャッシュ・フローの状況
財政状態の状況
当連結会計年度末の総資産は前連結会計年度末と比べて190億98百万円増加し3,527億46百万円となりました。これは、現金及び預金が減少した一方で、販売用不動産及び有形固定資産が増加したことによるものであります。
総負債におきましては、前連結会計年度末と比べて47億66百万円増加し1,601億74百万円となりました。また、有利子負債残高は前連結会計年度末と比べて19億56百万円減少し、676億90百万円となっております。
キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比べて138億78百万円の資金を使用し、749億4百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、仕掛販売用不動産の仕入等による棚卸資産の増加117億47百万円、法人税等の支払119億38百万円、建設工事等の売上債権の増加74億62百万円の一方で、税金等調整前当期純利益378億80百万円、減価償却費70億81百万円により172億21百万円の資金を獲得(前連結会計年度は259億15百万円の資金を獲得)いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、「関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」及び「関内駅前北口地区第一種市街地再開発事業」の再開発参加組合負担金の他、プロシード池上(東京都大田区)などの賃貸不動産等の取得等により191億36百万円の資金を使用(前連結会計年度は87億69百万円の資金を使用)いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、剰余金の配当、自己株式の取得や運転資金の返済等により122億96百万円の資金を使用(前連結会計年度は152億75百万円の資金を使用)いたしました。
③生産、受注及び販売の実績
a.受注高、完成工事高、繰越高及び施工高
建設事業の受注高、完成工事高、繰越高及び施工高は、次のとおりであります。
種別前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
前期繰越高
(百万円)
当期受注高
(百万円)

(百万円)
完成工事高
(百万円)
次期繰越高当期施工高
(百万円)
手持高
(百万円)
うち施工高
(百万円)
%
一般住宅2,2241,4853,7092,1361,5721.5242,150
賃貸住宅89,79454,935144,72951,59993,1300.875851,513
その他39,12126,40965,53017,63447,8962.61,23718,085
131,14082,829213,96971,369142,5991.42,01971,749

種別当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
前期繰越高
(百万円)
当期受注高
(百万円)

(百万円)
完成工事高
(百万円)
次期繰越高当期施工高
(百万円)
手持高
(百万円)
うち施工高
(百万円)
%
一般住宅1,5722,3683,9411,6462,2941.2281,651
賃貸住宅93,13064,047157,17846,992110,1850.663846,873
その他47,89622,81870,71427,52843,1852.188926,969
142,59989,234231,83476,168155,6651.01,55775,494

(注)1.前期以前に受注したもので、契約の更新等により受注額に変更のあるものについては、当期受注高及び次期繰越高の手持高にその増減を含んでおります。
2.次期繰越高の施工高は、未成工事支出金により手持高の施工高を推定したものであります。
3.当期施工高には分譲不動産事業の分譲にかかる施工高は含まれておりません。
4.「その他」は、オフィスビル、店舗、倉庫等のほか、リフォーム工事等の少額受注であります。
b.契約及び販売実績
分譲不動産事業の契約及び販売実績は次のとおりであります。
種別前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
前期契約残高当期契約高当期販売高当期契約残高
数量金額
(百万円)
数量金額
(百万円)
数量金額
(百万円)
数量金額
(百万円)
戸建住宅--36493649--
マンション分譲231,251211,148351,9399459
賃貸住宅--11441144--
土地--12081208--
その他収入---33-33--
合計231,251262,183402,9759459

種別当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
前期契約残高当期契約高当期販売高当期契約残高
数量金額
(百万円)
数量金額
(百万円)
数量金額
(百万円)
数量金額
(百万円)
戸建住宅--27462746--
マンション分譲9459634415804--
賃貸住宅--108,97775,48533,491
土地--------
その他収入---7-7--
合計94591810,075247,04333,491

c.セグメント別販売実績
セグメント別の販売実績につきましては、次のとおりであります。
なお、各事業とも、当社の営業店舗等において最終需要者に対し直接に販売、工事請負契約の締結並びに役務の提供を行っております。
セグメントの名称前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)前年同期比
(%)
一般住宅2,1360.91,6460.777.1
建設事業賃貸住宅51,59922.146,99218.791.1
その他17,6347.627,52810.9156.1
71,36930.676,16830.2106.7
賃貸仲介事業8,5913.78,8683.5103.2
売買仲介事業8,4223.610,2034.1121.1
不動産管理手数料12,8305.513,6155.4106.1
不動産管理事業メンテナンス売上30,96413.334,80613.8112.4
賃貸収入51,43122.154,16821.5105.3
95,22640.9102,59140.7107.7
戸建住宅6490.37460.3115.0
マンション分譲1,9390.88040.341.4
分譲不動産事業賃貸住宅1440.15,4852.23,799.6
土地2080.1--0.0
その他収入330.070.021.6
2,9751.37,0432.8236.8
出版事業8,5303.77,7203.190.5
ホテル・レジャー事業15,6016.716,3926.5105.1
高齢者支援・保育事業12,4445.313,0825.2105.1
金融・コンサルティング事業8,9233.88,8823.599.5
物販・文化事業8920.49570.4107.3
合計232,978100.0251,911100.0108.1

(注) 建設事業「その他」は、オフィスビル、店舗、倉庫等のほか、リフォーム工事等の少額受注であります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討結果
財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討結果につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの状況の分析・検討につきましては「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態及びキャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動について、当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金需要と販売用不動産取得需要であります。運転資金につきましては、内部資金より充当し、不足が生じた場合は金融機関より短期借入金で調達を行っております。また、販売用不動産取得資金及び設備投資に係る資金につきましては、金融機関より短期借入金及び長期借入金で調達を行っております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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