有価証券報告書-第204期(2023/04/01-2024/03/31)
(重要な会計上の見積り)
1 固定資産の減損
(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額
当連結会計年度において、連結財務諸表に計上した減損損失並びに有形固定資産及び無形固定資産の金額は以下のとおりであります。
特に「レジャー事業」セグメントにおけるホテル業のうち、一部のホテルにおいて新型コロナウイルス感染症の影響に加えて、感染症法上の分類第5類引き下げ後における回復の遅れや施設改修による休業等の影響により、継続的に営業損失となっております。これらの資産グループにおいて減損の兆候を識別したものの、割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を上回っていたことから、減損損失の認識は不要と判定しております。
(2)会計上の見積りの内容に関する理解に資する情報
①算出方法
減損損失は、当社グループが保有する資産のうち、減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。
②主要な仮定
回収可能価額は、正味売却価額及び使用価値により測定しております。正味売却価額は、不動産鑑定評価基準にもとづく鑑定評価額もしくは固定資産税評価額に合理的な調整を行って算出した金額等を使用しております。また、使用価値については、将来キャッシュ・フローを割り引いて算出しております。
なお、当該見積りは、現在までに入手可能な想定にもとづき策定した事業環境を踏まえた「中期経営計画」を基礎としており、特にホテル業の資産グループの鑑定評価額は、客室稼働率及び客室平均単価等の将来予測を基礎に算出しております。
③翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響
減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては、経営環境に変化が生じ当初想定した収益が見込めないなど、将来キャッシュ・フローの見積りに用いた仮定に変更があった場合には、翌連結会計年度において減損損失の計上が必要となる場合があります。
2 繰延税金資産の回収可能性
(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額
なお、「流通事業」セグメントの計上金額は以下のとおりであります。また、( )内は繰延税金負債相殺前の金額であります。
(2)会計上の見積りの内容に関する理解に資する情報
①算出方法
繰延税金資産は、将来の事業計画にもとづく課税所得の発生時期及び金額によって見積りを行っております。
②主要な仮定
当該見積りは、現在までに入手可能な想定にもとづき策定した各事業の事業環境を踏まえた「中期経営計画」を基礎としており、特に「流通事業」セグメントに係る事業計画が重要となっております。「流通事業」セグメントの事業計画における売上高は、売上成長率等の将来予測にもとづいて算定しております。
③翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響
将来の不確実な経済条件の変動などによって影響を受ける可能性があり、実際に発生した課税所得の時期及び金額が見積りと異なった場合、翌連結会計年度において、繰延税金資産の金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。
1 固定資産の減損
(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額
当連結会計年度において、連結財務諸表に計上した減損損失並びに有形固定資産及び無形固定資産の金額は以下のとおりであります。
特に「レジャー事業」セグメントにおけるホテル業のうち、一部のホテルにおいて新型コロナウイルス感染症の影響に加えて、感染症法上の分類第5類引き下げ後における回復の遅れや施設改修による休業等の影響により、継続的に営業損失となっております。これらの資産グループにおいて減損の兆候を識別したものの、割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を上回っていたことから、減損損失の認識は不要と判定しております。
(単位:百万円) | ||
前連結会計年度 (2023年3月31日) | 当連結会計年度 (2024年3月31日) | |
減損損失 | 8,101 | 3,483 |
有形固定資産及び無形固定資産 | 1,413,304 | 1,385,875 |
有形固定資産及び無形固定資産の うちホテル業に関する資産 | 92,414 | 96,701 |
(2)会計上の見積りの内容に関する理解に資する情報
①算出方法
減損損失は、当社グループが保有する資産のうち、減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。
②主要な仮定
回収可能価額は、正味売却価額及び使用価値により測定しております。正味売却価額は、不動産鑑定評価基準にもとづく鑑定評価額もしくは固定資産税評価額に合理的な調整を行って算出した金額等を使用しております。また、使用価値については、将来キャッシュ・フローを割り引いて算出しております。
なお、当該見積りは、現在までに入手可能な想定にもとづき策定した事業環境を踏まえた「中期経営計画」を基礎としており、特にホテル業の資産グループの鑑定評価額は、客室稼働率及び客室平均単価等の将来予測を基礎に算出しております。
③翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響
減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては、経営環境に変化が生じ当初想定した収益が見込めないなど、将来キャッシュ・フローの見積りに用いた仮定に変更があった場合には、翌連結会計年度において減損損失の計上が必要となる場合があります。
2 繰延税金資産の回収可能性
(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額
(単位:百万円) | ||
前連結会計年度 (2023年3月31日) | 当連結会計年度 (2024年3月31日) | |
繰延税金資産 | 12,707 | 13,063 |
なお、「流通事業」セグメントの計上金額は以下のとおりであります。また、( )内は繰延税金負債相殺前の金額であります。
(単位:百万円) | ||||
前連結会計年度 (2023年3月31日) | 当連結会計年度 (2024年3月31日) | |||
流通事業 | 5,850(6,945) | 6,080(6,591) |
(2)会計上の見積りの内容に関する理解に資する情報
①算出方法
繰延税金資産は、将来の事業計画にもとづく課税所得の発生時期及び金額によって見積りを行っております。
②主要な仮定
当該見積りは、現在までに入手可能な想定にもとづき策定した各事業の事業環境を踏まえた「中期経営計画」を基礎としており、特に「流通事業」セグメントに係る事業計画が重要となっております。「流通事業」セグメントの事業計画における売上高は、売上成長率等の将来予測にもとづいて算定しております。
③翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響
将来の不確実な経済条件の変動などによって影響を受ける可能性があり、実際に発生した課税所得の時期及び金額が見積りと異なった場合、翌連結会計年度において、繰延税金資産の金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。