有価証券報告書-第63期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/19 10:37
【資料】
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【項目】
154項目

対処すべき課題

(1)経営方針
当社は、目指す企業像を「わたしたちは期待される存在でありたい」と定め、「誠実」「創造」「挑戦」「団結」「感謝」をグループ精神としております。当社グループは、この目指す企業像及びグループ精神のもと、常に最良のコラボレーター(協働者)としてお客様視点で物流システム全体の最適化の実現に努めるとともに、永続的な発展と社会貢献の実現に向けた取り組みをこれまで以上に進めてまいります。また、株主をはじめとしたステークホルダー(利害関係者)に対して、常に正確で必要な情報開示を行うことにより透明性の高い企業経営を目指してまいります。
(2)目標とする経営指標
当社グループは、期初に策定し、半期後に再策定している年度計画の「売上高」「営業利益」「売上高営業利益率」の達成を、グループ一体となり目指すことで、事業拡大を続けることができる強固な経営基盤の構築を図っております。
(3)経営戦略等
当社グループは、全従業員、パートナー企業と力を合わせ、お客様のサプライチェーン全体をお客様とともに革新し継続的な事業拡大を図るべく、長期ビジョン「トランコムならではの高度な「はこぶ」仕組み=日本最大の輸配送プラットフォームを持つロジスティクスカンパニー」を掲げ、「はこびかた」「はこぶもの」を充実し、「はこぶ」ことの最適化を追求したサービスの構築の実現に取り組んでまいります。
(4)経営環境、対処すべき課題等
新型コロナウイルス感染拡大に伴う当社グループの対応は、社員の健康と安全の確保を最優先として、社会生活や活動の根幹として物流を止めないという使命を持ち顧客やパートナー事業者と一体となって社会的責任を果たすべく事業継続に取り組んでおります。当社グループは、社会環境の変化に対し、その時代の要請を事業戦略に組み込みながら、当社ならではの方法で社会課題の解決に貢献することが、当社の社会的価値を高めることに繋がると考えております。そして、それらを実現するための新たな価値やビジネスモデルを創出する力の向上が、当社にとっての事業機会と捉えております。
このような状況の中、日々変化する状況に対し、スピード感をもった柔軟な対応を進めております。そして、新型コロナウイルス感染の終息後には、物流構造が変化し、様々な社会変革が加速することが想定されます。トランコムグループは、その時代の要請を事業戦略に組み込みながら、トランコムならではのサービスで社会課題の解決に貢献することが、当社の社会的価値を高めることに繋がると考えております。そして、それらを実現するための新たな価値やビジネスモデルを創出する力の向上が、当社グループにとっての事業機会と捉えております。
トランコムグループは「トランコムならではの高度な「はこぶ」仕組み=日本最大の輸配送プラットフォームを持つロジスティクスカンパニー」を長期ビジョンに掲げました。物流情報サービス事業の幹線輸送領域における求貨求車サービスを基盤に、圧倒的な情報量、全国ネットワーク、ノウハウなどのソフト力を駆使し、「はこびかた」「はこぶもの」「はこぶ大きさ」を組み合わせた輸送バリエーションを充実し、「はこぶ」ことの最適化を追求したサービスの構築実現を目指してまいります。
今後、新型コロナウイルス影響が終息した際に飛躍的な成長を遂げられるよう、成長力・収益力・変化対応力に一層の磨きをかけてまいります。