有価証券報告書-第132期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/19 16:05
【資料】
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【項目】
176項目

退職給付関係

(退職給付関係)
1.採用している退職給付制度の概要
当社及び連結子会社は、従業員の退職給付に充てるため、積立型、非積立型の確定給付制度及び確定拠出制度を採用しています。確定給付企業年金制度(すべて積立型制度です。)では、給与と勤務期間に基づいた一時金又は年金を支給します。
なお、一部の確定給付企業年金制度には、退職給付信託が設定されています。
また、一部の在外連結子会社でも確定拠出型あるいは確定給付型の制度を設けています。
2.確定給付制度
(1)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く)
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
退職給付債務の期首残高84,949百万円86,215百万円
勤務費用3,485 〃3,249 〃
利息費用1,117 〃1,094 〃
数理計算上の差異の発生額547 〃△79 〃
退職給付の支払額△3,890 〃△3,667 〃
過去勤務費用の発生額15 〃131 〃
その他△10 〃△717 〃
退職給付債務の期末残高86,215百万円86,226百万円

(2)年金資産の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く)
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
年金資産の期首残高120,466百万円127,710百万円
期待運用収益1,448 〃1,520 〃
数理計算上の差異の発生額9,339 〃4,057 〃
事業主からの拠出額2,358 〃1,068 〃
退職給付の支払額△2,703 〃△2,670 〃
その他△3,200 〃△383 〃
年金資産の期末残高127,710百万円131,302百万円

(3)簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
退職給付に係る負債の期首残高6,859百万円6,824百万円
退職給付費用1,324 〃1,279 〃
退職給付の支払額△697 〃△753 〃
制度への拠出額△682 〃△470 〃
その他21 〃△965 〃
退職給付に係る負債の期末残高6,824百万円5,915百万円

(4)退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表
前連結会計年度
(2018年3月31日)
当連結会計年度
(2019年3月31日)
積立型制度の退職給付債務87,045百万円85,832百万円
年金資産△135,360 〃△138,368 〃
△48,315 〃△52,536 〃
非積立型制度の退職給付債務13,644 〃13,376 〃
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額△34,670 〃△39,159 〃
退職給付に係る負債18,301 〃16,837 〃
退職給付に係る資産△52,971 〃△55,997 〃
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額△34,670百万円△39,159百万円

(注) 簡便法を適用した制度を含みます。
(5)退職給付費用及びその内訳項目の金額
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
勤務費用3,485百万円3,249百万円
利息費用1,117 〃1,094 〃
期待運用収益△1,448 〃△1,520 〃
数理計算上の差異の費用処理額△3,166 〃△1,757 〃
過去勤務費用の費用処理額42 〃65 〃
簡便法で計算した退職給付費用1,324 〃1,279 〃
その他89 〃3 〃
確定給付制度に係る退職給付費用1,444百万円2,414百万円

(6)退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
過去勤務費用7百万円△67百万円
数理計算上の差異5,525 〃2,010 〃
合 計5,533百万円1,942百万円

(7)退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度
(2018年3月31日)
当連結会計年度
(2019年3月31日)
未認識過去勤務費用△7百万円△75百万円
未認識数理計算上の差異15,787 〃18,256 〃
合 計15,780百万円18,181百万円

(8)年金資産に関する事項
① 年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。
前連結会計年度
(2018年3月31日)
当連結会計年度
(2019年3月31日)
債券35%33%
株式54〃53〃
現金及び預金1〃1〃
その他10〃13〃
合 計100%100%

(注) 年金資産合計には、企業年金制度に対して設定した退職給付信託が前連結会計年度37%、当連結会計年度38%含まれています。
② 長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しています。
(9)数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎
前連結会計年度
(2018年3月31日)
当連結会計年度
(2019年3月31日)
割引率主として1.1%主として1.1%
長期期待運用収益率主として1.6%主として1.6%
予想昇給率等主として1.2%~7.1%主として1.2%~7.1%

(注) 一部の従業員については勤続ポイントと等級ポイントによるポイント制を採用しており、予想昇給率等には予想ポイントの上昇率が含まれています。
3.確定拠出制度
当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度2,612百万円、当連結会計年度2,175百万円です。
また、上記退職給付費用以外に、一部の連結子会社における複数事業主制度の厚生年金基金等への要拠出額を退職給付費用として処理しています。