有価証券報告書-第54期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/21 14:04
【資料】
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【項目】
158項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度現在において、当社グル―プが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、技術力を極め、環境社会に貢献することをグループ共通の企業理念としており、株主の皆様にご満足いただける企業グループとなることを目指しております。
(2) 目標とする経営指標
当社グループは、営業利益率を10%以上とすることを通し、株主資本の投資効率を示すROEを10%以上とする目標を掲げております。
(3) 中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、経営環境の変化に柔軟に対応し、当社成長のビジネスチャンスを捉えることを目的に、「長期ビジョン2025」及びその実現に向けた実行計画である「2015-2019年度中期経営計画」を策定しております。2018年2月には、2020年以降のビジネスチャンス獲得と「長期ビジョン2025」の実現に向けた成長戦略を加速させるべく、「2015-2019年度中期経営計画」の見直しを実施しております。
2019年度は現中期計画の最終年度にあたり、当社が抱える諸課題に対し速やかに対処し、次期中期に繋げる施策を進めております。
「長期ビジョン2025」においては、高い技術力と環境社会への貢献によって空港インフラ機能を担う信頼される企業になるとともに、空港の安全を守るために培われた技術を日本中の街へ、更には海外へとお届けすることで、社会とともに成長することに挑戦しております。
(4) 経営環境及び対処すべき課題
国内の経済環境においては、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に加え、2025年の大阪万博開催準備に向けた内需の拡大や、インバウンドの増加に向け国土交通省が推進している「官民連携による航空イノベーション」において、「FAST TRAVEL」の推進について取組みが進展される等、当社成長のビジネスチャンスが広がっています。
また、当社は企業理念に「環境社会に貢献する」を掲げており、世界的にSDGsの取組みが活発化する中で、当社が展開する主要空港では、航空機に装備されているAPU(AuxiliaryPowerUnit)の使用が制限され、エコ・エアポートへの貢献という当社に課せられた社会的使命はますます大きくなっています。
一方で、長期的に就労人口が減少する中、政府方針のもと「働き方改革」の議論が進められています。当社にとっても、職場の活性化、柔軟な働き方の推進、多様な人財の確保、業務効率化による労働生産性向上等は重要な課題であり、業務プロセスの見直しや、加速するAI、IT技術の活用による省人化、省力化を含め、積極的に働き方の見直しを進める必要があります。
このような経営環境の下、2019年度までの現中期経営計画の達成は厳しい状況にあるものの、事業環境の変化を踏まえ、2019年度事業計画においては、軸足となる主力事業を強化したうえで不採算事業の再検証を確実に実行し、事業毎の「選択と集中」による経営資源の再配分を行い、継続的成長に向けた投資を織り込んだものとなっています。
さらに、グループ経営の体制強化と業務プロセスの抜本的な見直し等を通して業務の効率化と人財の確保育成を推し進めてまいります。
以上の認識のもと、AGPグループは質・量両面での企業価値向上を図ってまいります。
動力事業につきましては、お客様ニーズと設備稼働を的確に把握したうえで、各空港の設備増強投資を進めてまいります。
また、環境規制強化を背景に国土交通省が提唱するエコエアポート施策について、積極的に参画し空港会社、航空会社と連携強化し航空燃料の消費削減によるCO2排出抑制を通して、環境社会への貢献にも努めてまいります。
整備事業につきましては、全国カバーのネットワーク、24時間運営体制等、当社の強みを最大限に活かした営業力強化や機器の設置工事及びO&M(Operation&Maintenance)を計画し、先進技術の導入に積極的に取組んでまいります。
付帯事業につきましては、フードカート販売では、給食会社や、食材メーカーとの協業により、今後増加が見込まれるサービス付高齢者住宅や介護施設等の施設規模が小さいお客様向けの販売を強化してまいります。セキュリティ事業につきましては、オリンピック・パラリンピックに向けた航空保安機器の強化に対応し、空港をはじめ高まるニーズに的確に対応してまいります。また、空港ターミナルの一般区域や、公共施設等でのテロ対策向けのウォークスルー危険物検査装置の設置など新たな技術も積極的に導入してまいります。
新規事業につきましては、採算性の検証を確実に実施したうえで、当社技術を活かせる成長領域への積極的な事業展開を進めてまいります。工場野菜生産・販売事業では、設備改修による生産効率の向上をはじめとし、収支改善を図ってまいります。
ビジネスジェット支援事業では、給水車・汚水車のハンドリングサービスを開始し、オリンピック・パラリンピック需要に向け、新たなサービス拡大を図ってまいります。
小売電気事業では、自社設備への費用削減に貢献するとともに、パートナー会社との連携により中小企業をターゲットとした契約獲得と競業の少ない領域の開拓により収支改善を図ってまいります。さらには、環境に優しい再生可能エネルギーの電力調達を検討します。
また、海外製のGSE等の輸入販売は海外提携メーカーを開拓し、省人化機材や電動化機材、バリアフリー対応機材など取扱商材の拡充を図るとともに当社ネットワークを活用したサポート体制の整備を進めてまいります。
AGPグループは企業理念のもと、環境と人を大切にするESG経営を推進しつつ、安全・品質に対する取組みを強化し、技術力の向上を図ってまいります。

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