有価証券報告書-第60期(令和3年9月1日-令和4年8月31日)

【提出】
2022/11/28 11:02
【資料】
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【項目】
94項目
(業績等の概要)
当社はゴルフ場経営しか行っておりませんのでセグメントごとの記載はしておりません。
(1) 業績
当期のわが国経済は、昨年末からの変異株オミクロン感染症拡大の影響を受け、不透明な状況が続いております。さらには、世界的な製造業の停滞に伴う原材料の不足により幅広い商品の値上げ、資源(原油等)の高騰、金利の上昇等、今後も景気の先行きは依然として予断を許さない状況で推移いたしました。
徳島県内経済につきましては、ウィズコロナに対応した生活様式が定着し、経済・社会活動にも一部持ち直しの動きが見られるものの、新型コロナウィルス感染症の影響などの不確実性は依然高く、今後も先行き不透明であり、引き続き下振れリスクが大きいと考えられます。
一方、ゴルフ業界におきましては、依然として少子高齢化によるゴルフ人口の減少、近隣ゴルフ場との過当競争激化による低価格化に加え、度重なる異常気象、更に社内的には働き方改革による人手不足問題等、今後も非常に厳しい経営環境が続くものと予想されます。
しかしながら、新型コロナウィルス感染症の流行により、ソーシャルディスタンスを保てるスポーツとして、ゴルフが若者からも注目され、昨年以降は入場者が増加いたしました。
尚、四国内のゴルフ場の現状は当会計期間の入場者数が、2,354,292名、対前期比80,158名 (3.5%)増、徳島県においても478,009名、同12,429名(2.7%)増と、ともに対前期比増加いたしました。
尚、今後のゴルフ業界につきましては、現在、ゴルフは外でできるスポーツとしてコロナ禍でも売上を好調に伸ばし、さらには若年齢層をはじめとした新規ゴルファーが増えてきていて、全体としてゴルフの人気は非常に高まっています。しかし、コロナが落ち着いてくるとともに観光業やその他産業にレジャー需要が移り変わることが予想されるため、将来のゴルフ需要は不透明であります。
このような状況の中、当社では、マスク着用、検温、換気、消毒など感染予防対策を徹底し、来場者及び従業員の安心安全確保に努めました。設備面では進入路、カート道路の舗装補修工事等、施設全体の美化及び整備により良好なコース状態の維持を行いました。又、旧型から最新型乗用カートへ入れ替え及び、スコア入力可能な最新型GPSカートナビゲーションシステムの導入により、スコア集計の迅速化と簡素化によりプレーヤーの利便性を図り快適なプレー環境の提供に努めました。
営業面では、メンバーの終身会員制度の拡充を始めとする諸施策や、平日昼食付企画、スポンサー競技、セルフデーサービス強化、インターネット予約制度の利用拡大、女性限定割引券及び女性限定初心者スクールの開催、又、閑散期の冬場には期間限定優待券の配布、ネット冬季予約割引制度の導入、練習場、主要企業への営業強化等、集客に向けた積極的な取り組みにより入場者数は対前期比1,384名 (2.9%)増加いたしました。
一方、一人当たりの売上単価は8,291円と対前期比137円(0.7%)増加いたしました。これにより営業収入は402,766千円と対前期比17,918千円(4.7%)増加いたしました。
損益につきましては経費節減に努めましたが、営業費用は対前期比9,226千円(2.5%)増加し372,276千円となりました。結果、経常利益は39,940千円、対前期比11,724千円(41.6%)と増加いたしました。尚、法人税等控除後の最終損益は対前期比10,013千円 (42.4%)増加し、33,627千円の純利益計上となりました。
事業部門別の業績は、次のとおりであります。 (単位:千円)
部門前期当期増減額増減比率(%)
ゴルフ営業部門308,662319,13210,4693.4
食堂売店部門76,18583,6347,4499.8
合計384,847402,76617,9184.7


(2) キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物は対前期比9,770千円増加し、当期末残高は78,452千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動によるキャッシュ・フローは38,325千円(前期比△3,279千円減)となりました。これは、その他の営業支出の増加を主とするものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動によるキャッシュ・フローは△28,555千円(前期比△7,352千円減)となりました。これは、有価証券の取得及び保険積立金の預入による支出の増加を主とするものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動によるキャッシュ・フローはなく記載を省略します。
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 生産実績
当社は生産設備はなく、したがって生産実績は記載していない。
(2) 受注状況
当社はサービス業のため、受注状況は記載していない。
(3) 販売実績
当事業年度における販売実績を部門別に示すと、次のとおりであります。
販売部門第59期(2020年9月~2021年8月)第60期(2021年9月~2022年8月)
ゴルフ営業部門308,662千円( 80.2%)319,132千円( 79.2%)
食堂売店部門76,185千円( 19.8%)83,634千円( 20.8%)
合計384,847千円( 100.0%)402,766千円( 100.0%)

(注) ( )内数値は売上構成比であります。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
1 財政状態の分析
文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(資産の部)
流動資産は332,271千円(前事業年度比10,475千円増)となりました。増加の主な原因は現金預金の増加によるものであります。
固定資産は612,345千円(前事業年度比10,248千円増)となりました。有形固定資産の増加7,229千円は設備投資の増加によるものであります。投資その他の資産では、投資信託の取得などにより3,019千円増加が主たる原因であります。
(負債の部)
負債は729,074円(前事業年度比△12,884千円減)となりました。これは、預り入会金の減少が主たる原因であ
ります。
(純資産の部)
純資産の部合計は215,543千円(前事業年度比33,607千円増)となりました。この要因は当期純利益33,627千円の計上が主たる要因であります。
2 経営成績の分析
入場者数は対前期比1,384名 (2.9%)と増加いたしました。 一方、一人当たりの売上単価も8,291円と対前期比137円(0.7%)増加いたしました。入場者の増加により営業収入は402,766千円と対前期比17,918千円(4.7%)と増加いたしました。これは、新型コロナウィルス感染症の流行により、ソーシャルディスタンスを保てるスポーツとして、ゴルフが受け入れられたことが大きな要因だと考えられます。
損益につきましては経費節減に努めましたが、営業費用は対前期比9,226千円(2.5%)増加し372,276千円となりました。結果、経常利益は39,940千円、対前期比11,724千円(41.6%)と増加いたしました。尚、法人税等控除後の最終損益は対前期比10,013千円 (42.4%)増加し、33,627千円の純利益計上となりました。
3 資本の財源及び資金の流動性について
当社の資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、前事業年度より3,279千円減少して38,325千円となりました。これはその他の営業支出の増加を主とするものであります。又、投資活動によるキャッシュ・フローは前事業年度より7,352千円減少して△28,555千円となりました。これは、有価証券の取得及び保険積立金の預入による支出の増加を主とするものであります。これにより現金及び現金同等物の期末残高は対前期比9,770千円増加し78,452千円となりました。
4 今後の経営方針と見通し
当事業年度は、39,940千円の経常利益を計上することができましたが、当社は、2003年8月期以来2015年8月期まで13年連続で経常損失が発生しており、依然として多額の繰越欠損金が存在しております。このように、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しています。当社は、当該事象を解消すべく、「中期経営改善計画」を策定し、当該計画に基づいて経営改善を実施しております。
尚、当期は入場者が前期比較で1,384名(2.9%)増加いたしましたが、若者のゴルフ離れ、少子化、レジャーの多様化及び、メンバーの高年齢化による休会者の増加などで構造的、長期的には依然として厳しい経営環境が続くものと思われます。この対策として人件費を始めとする経費削減は勿論、営業収入確保のため次のような施策を継続、或いは新たに実施してまいります。
1. ゴルフの普及・振興活動(ゴルフの活性化活動)を真摯に取り組む
20歳代ゴルファー・女性ゴルファーの普及(新規ゴルファーの創造)既存ゴルファーの振興、活性化を行う。
ゴルフ協会に協力を行い未来の顧客の創造をする。
2. メンバーに入会しやすい名義書換料を維持する。既存メンバーは贈与しやすい終身会員制の継続及び案内をす
る。メンバーの創造と活性化を行う。
3. 危機管理体制を整え災害時の鳴門市(地域貢献)災害避難所の申請等出来る範囲で行う。
4. 社員教育の徹底及びコミュニケーション高い人材育成
定年は60歳から65歳に延長し、70歳まで元気であれば延長幅を考慮し雇用を守る。
5. コース整備を徹底しグリーンはメイン管理として、瀬戸内海の自然の景色を生かした飽きの来ないコース造り
を行う。
6. 開場60周年を迎えるにあたり、施設の改修を随時行う。(明るく、清潔で機能的な施設)
7. コンペ・イベントなど顧客が、楽しい、おもしろい企画の実施(還暦・古希、喜寿、傘寿等の小コンペ企画)
上記の営業収入増加策のほか、当クラブの特色を生かし、顧客ニーズを的確に捉えた賞品を企画提供いたしたいと存じます。コース管理、社員教育につきましても万全を期し顧客満足度を高める努力をいたします。
5 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。こ
の財務諸表を作成するにあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定には、重要性が高いものは存
在しないため記載を省略いたします。また、新型コロナウイルス感染症の影響もございません。

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