有価証券報告書-第63期(2024/09/01-2025/08/31)

【提出】
2025/11/27 9:02
【資料】
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【項目】
101項目
(業績等の概要)
当社はゴルフ場経営しか行っておりませんのでセグメントごとの記載はしておりません。
(1) 業績
当事業年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の拡大や雇用・所得環境に改善が見られ、2025年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率は、前期比+0.5%増加、これは、5四半期連続の増加で順調な伸びとなり、うちGDPの60%を占める個人消費や設備投資などの内需が増加に転じ緩やかな回復基調となりました。しかしながら長引く極端な円安の輸入インフレにより外需は低調となりました。
今後の内需に関しては、大企業を中心に賃上げの機運が高まり、所得環境の改善、深刻な人手不足などを受けて賃金上昇幅が拡大、賃金と物価の連鎖的状況が緩やかに進行し個人消費は増加、一方設備投資は、大企業を中心に高水準の企業収益に支えられ、ソフトウェア・AIや情報機器などの投資需要、省力化や情報化対応に向けたデジテル投資が増加する見込みであることが予想されます。
今後の外需に関しては、トランプ発の「関税戦争」が本格化する中、貿易への依存度が高い我が国にとって、米国の関税障壁と拡大する保護貿易主義のため、日本経済を支える輸出に大きな影響が出ることが予想されます。
徳島県内経済につきましては、設備投資は堅調に推移し、又、県内企業(全業種の平均値)の2025年度の賃上げ率は+3.1%(前年+3.3%)と、30年振りに3%を超えた前年に続き2年連続、又、夏季ボーナスも前年比3.5%増と5年連続のプラスを維持しているものの、人手不足や物価上昇を背景に、労働力の確保に配慮する動きが強まったとみられます。
一方、ゴルフ業界におきましては、団塊の世代を中心としたシニア層のプレーニーズに大きく依存する状況が続いており、少子高齢化社会の進行とともにゴルフ人口の先細りが懸念されており、さらには、近隣ゴルフ場との過当競争激化による低価格化に加え、1組2名でのセルフプレー化が加速するなど今だ低価格傾向が継続し、今後も非常に厳しい経営環境が続くものと予想されます。
尚、四国内のゴルフ場の現状は当事業年度の入場者数が、2,239,329名、対前期比△23,678名 (△1.0%)、徳島県においても445,717名と、同△4,836名(△1.1%)と、ともに減少いたしました。
このような状況の中、施設面では、フロント及びロビーの床を強化ゴムタイルからフロアタイル(カーペット)に全面張替工事を、さらに今般増加中の女子ゴルファーに対応すべく女子更衣室の全面改装及び最新型のロッカーに総入替え(+18名分増)と、旧型自動精算機2台を最新型自動精算機2台に買い替えを行い、お客様の料金精算時の簡素化と迅速化を図りました。屋外では、進入路、カート道路の舗装補修工事等、施設全体の美化及び整備により良好なコース状態の維持を行いました。
又、旧型から最新型乗用カートへ入れ替え及び、スコア入力可能な最新型GPSカートナビゲーションシステムの導入により、スコア集計の迅速化と簡素化によりプレーヤーの利便性を図り快適なプレー環境の提供に努めました。また、環境問題をはじめとするSDGsに取り組むと共に、マナー、エチケットの改善に努め会員制クラブとしての品格を保つ努力も行いました。
営業面では、「開場60周年記念コンペ」を8日間開催、合わせて「開場60周年記念新規正会員募集」企画により、コンペフィで対前期比1,369千円増、名義登録料及び入会金で同720千円増となりました。又、営業面では、メンバーの終身会員制度の拡充を始めとする諸施策や、平日昼食付企画、スポンサー競技、セルフデーサービス強化、閑散期の冬場には期間限定優待券の配布、練習場、主要企業への営業強化、さらに、当クラブの強みである「四国内で京阪神に一番近いゴルフ場」という立地条件を前面に出した『京阪神から楽々日帰りでプレイできる四国のゴルフ場』を売りに京阪神向けバナー広告の掲載及び、ネット予約割引制度の導入により、インターネット予約制度の利用拡大を行い、集客に向けた積極的な取り組みにより入場者数は対前期比426名 (0.9%)と増加いたしました。
一方、一人当たりの売上単価も、8,840円と対前期比132円(1.5%)UP致しました。客単価UPもあり営業収入は432,450千円と対前期比10,151千円(2.4%)と大幅な増加となりました。損益につきましては経費節減に努めましたが、営業費用が対前期比7,939千円(2.0%)増加し409,140千円となり、経常利益は39,988千円、対前期比653千円(1.7%)増加いたしました。尚、当期より、繰越利益剰余金がマイナス(累積赤字)からプラス(累積黒字)に転じたことにより繰延税金資産(法人税等調整額)を29,594千円計上したため、法人税等控除後の最終損益は対前期比28,168千円 (97.3%)増加し、57,110千円と大幅な純利益(黒字)計上となりました。
事業部門別の業績は、次のとおりであります。 (単位:千円)
部門前期当期増減額増減比率(%)
ゴルフ営業部門331,405342,70411,2983.4
食堂売店部門90,89389,745△1,147△1.3
合計422,298432,45010,1512.4

(2) キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物は対前期比2,758千円増加し、当期末残高は77,103千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動によるキャッシュ・フローは38,322千円(前期比9,676千円減)となりました。これは人件費の増加を主とするものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動によるキャッシュ・フローは△35,564千円(前期比11,873千円増)となりました。これは、有形固定資産の取得の減少を主とするものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動によるキャッシュ・フローはなく記載を省略します。
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 生産実績
当社は生産設備はなく、したがって生産実績は記載していない。
(2) 受注状況第62期(2023年9月~2024年8月)
当社はサービス業のため、受注状況は記載していない。
(3) 販売実績
当事業年度における販売実績を部門別に示すと、次のとおりであります。
販売部門第62期(2023年9月~2024年8月)第63期(2024年9月~2025年8月)
ゴルフ営業部門331,405千円( 78.5%)342,704千円( 79.2%)
食堂売店部門90,893千円( 21.5%)89,745千円( 20.8%)
合計422,298千円(100.0%)432,450千円(100.0%)

(注) ( )内数値は売上構成比であります。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
1 財政状態の分析
文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(資産の部)
流動資産は345,101千円(前事業年度比6,127千円増)となりました。増加の主な原因は現金及び預金の増加によるものであります。
固定資産は725,320千円(前事業年度比70,559千円増)となりました。有形固定資産は606,748千円(前事業年度比26,618千円増)となりました。増加の主な要因は建物とリース資産の増加によるものであります。投資その他の資産は、118,558千円(前事業年度比43,940千円増)となりました。増加の主な原因は投資信託の取得などにより5,617千円、保険積立金の増加9.874千円及び、繰延税金資産28,448千円等の増加によるものであります。
(負債の部)
負債は738,013円(前事業年度比18,912千円増)となりました。これはリース債務が合計で25,911千円増加したのが主たる原因であります。
(純資産の部)
純資産の部合計は332,408千円(前事業年度比57,773千円増)となりました。この主な要因は当期純利益57,110千円の計上であります。
2 経営成績の分析
入場者数は対前期比426名(0.9%)と増加いたしました。一方、一人当たりの売上単価も、8,840円と対前期比132円(1.5%)増加し、入場者の増加もあり営業収入は432,450千円と対前期比10,151千円(2.4%)増加いたしました。
損益につきましては経費節減に努めましたが、営業費用が対前期比7,939千円(2.0%)増加し409,140千円となり、経常利益は39,988千円、対前期比653千円(1.7%)増加いたしました。
尚、当期より、繰越利益剰余金がマイナス(累積赤字)からプラス(累積黒字)に転じたことにより繰延税金資産(法人税等調整額)を29,594千円計上したため、法人税等控除後の最終損益は対前期比28,168千円 (97.3%)増加し、57,110千円と大幅な純利益(黒字)計上となりました。
3 資本の財源及び資金の流動性について
当社の資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、前事業年度より9,676千円減少して38,322千円となりました。これは人件費及び、法人税等の増加を主とするものであります。又、投資活動によるキャッシュ・フローは前事業年度より11,873千円増加して△35,564円となりました。これは、有形固定資産の取得の減少を主とするものであります。これにより現金及び現金同等物の期末残高は対前期比2,758千円増加し77,103千円となりました。
4 今後の経営方針と見通し
当事業年度は、39,988千円の経常利益を計上することができました。又、入場者もが前期比較で426名(0.9%)増加いたしました。しかしながら、若者のゴルフ離れ、少子化、レジャーの多様化及び、メンバーの高年齢化による休会者の増加などで構造的、長期的には依然として厳しい経営環境が続くものと思われます。この対策として人件費を始めとする経費削減は勿論、営業収入確保のため次のような施策を継続、或いは新たに実施してまいります。
1. ゴルフの普及・振興活動(ゴルフの活性化活動)を真摯に取り組む
20歳代ゴルファー・女性ゴルファーの普及(新規ゴルファーの創造)既存ゴルファーの振興、活
性化を行う。ゴルフ協会に協力を行い未来の顧客の創造をする。
2. メンバーに入会しやすい名義書換料を維持する。既存メンバーは贈与しやすい終身会員制の継続
及び案内をする。メンバーの創造と活性化を行う。
3. 危機管理体制を整え災害時の鳴門市(地域貢献)災害避難所の申請等出来る範囲で行う。
4. 社員教育の徹底及びコミュニケーション高い人材育成
定年は60歳から65歳に延長し、70歳まで元気であれば延長幅を考慮し雇用を守る。
5. コース整備を徹底しグリーンはメイン管理として、瀬戸内海の自然の景色を生かした飽きの来な
いコース造りを行う。
6. 開場60周年を機に、施設の改修を随時行う。(明るく、清潔で機能的な施設)
7. コンペ・イベントなど顧客が、楽しい、おもしろい企画の実施(還暦・古希、喜寿、傘寿等の小
コンペ企画)
8. 当クラブの強みである「四国内で京阪神に一番近いゴルフ場」という立地条件を前面に出した
『京阪神から楽々日帰りでプレイできる四国のゴルフ場』を売りに京阪神向けバナー広告の掲載
及び、ネット予約割引制度の導入により、インターネット予約制度の利用拡大を行う。
上記の営業収入増加策のほか、当クラブの特色を生かし、顧客ニーズを的確に捉えた賞品を企画提供いたしたいと存じます。コース管理、社員教育につきましても万全を期し顧客満足度を高める努力をいたします。
5 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されて
おります。この財務諸表を作成するにあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に
は、重要性が高いものは存在しないため記載を省略いたします。また、新型コロナウイルス感染症の
影響もございません。

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