有価証券報告書-第62期(2023/09/01-2024/08/31)

【提出】
2024/11/28 9:00
【資料】
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【項目】
99項目
(業績等の概要)
当社はゴルフ場経営しか行っておりませんのでセグメントごとの記載はしておりません。
(1) 業績
当期のわが国経済は、日本銀行が、2024年3月、2%の「物価安定の目標」が持続的・安定的に実現し ていくことが見通せる状況に至ったと判断し、2016年1月から続けたマイナス金利政策を解除しました。しかしなから政府の金融引き締めにもかかわらず1ドル150円以上で推移し、6月下旬~7月上旬にかけては1ドル160円超えという過去に類を見ない程の超円安が進行し、輸入インフレによる大幅な物価上昇、さらにはイスラエル紛争によるエネルギー価格の高騰など、仕入価格、物流コストの上昇等が企業収益や個人消費を圧迫することとなり、国の施策による賃上げムードもありましたが、結果的に実質賃金は上がらず、景気動向の先行きは依然として不透明な状況が続くものと予想されます。
徳島県内経済につきましては、設備投資は堅調に推移し、又、昨年11月に発表された「最低賃金」の引き上げ幅が全国トップとなり、県内企業(全業種の平均値)の賃上げ率は、+3.3%と30年振りに3%を上回るなど高い水準を維持しているものの、人手不足や物価上昇を背景に、労働力の確保に配慮する動きが強まったとみられます。
一方、ゴルフ業界におきましては、団塊の世代を中心としたシニア層のプレーニーズに大きく依存する状況が続いており、少子高齢化によるゴルフ人口の減少、近隣ゴルフ場との過当競争激化による低価格化に加え、ここ数年は夏と冬しかないと思えるほどの異常気象になっており、メンバーの殆どが高齢者(休会・死亡会員を除く1,470名の平均年齢は「64.26歳」)の当クラブにとって、大変な気候変動と言わざるを得ません。更に社内的にも、当期末現在のパートも含めた全従業員38名の平均年齢は、「56.58歳」と、こちらも高齢化が進んでおり、更には働き方改革による人手不足問題もあり、若年化を図るための新規採用も行っているが、若年層だけでなく中堅層も採用しにくく、高齢者の雇用延長が当たり前の現状であり、今後も非常に厳しい経営環境が続くものと予想されます。
尚、四国内のゴルフ場の現状は当事業年度の入場者数が、2,263,007名、対前期比8,126名 (△0.4%)減、徳島県においても450,553名と、同1,243名(△0.3%)減と、ともに僅かながら減少いたしました。
このような状況の中施設面では、男子浴室の全面改装工事を行い、屋外では、進入路、カート道路の舗装補修工事等、施設全体の美化及び整備により良好なコース状態の維持を行いました。
又、旧型から最新型乗用カートへ入れ替え及び、スコア入力可能な最新型GPSカートナビゲーションシステムの導入により、スコア集計の迅速化と簡素化によりプレーヤーの利便性を図り快適なプレー環境の提供に努めました。また、環境問題をはじめとするSDGsに取り組むと共に、マナー、エチケットの改善に努め会員制クラブとしての品格を保つ努力も行いました。
営業面では、メンバーの終身会員制度の拡充を始めとする諸施策や、平日昼食付企画、スポンサー競技、セルフデーサービス強化、閑散期の冬場には期間限定優待券の配布、練習場、主要企業への営業強化、又、当クラブの強みである「四国内で京阪神に一番近いゴルフ場」という立地条件を前面に出した『京阪神から楽々日帰りでプレイできる四国のゴルフ場』を売りに京阪神向けバナー広告の掲載及び、ネット予約割引制度の導入により、インターネット予約制度の利用拡大を行い、集客に向けた積極的な取り組みにより入場者数は対前期比323名 (0.7%)増加いたしました。
一方、一人当たりの売上単価は、8,708円と対前期比168円(2.0%)増加し、入場者の増加もあり営業収入は422,298千円と対前期比10,884千円(2.6%)増加いたしました。
損益につきましては経費節減に努めましたが、営業費用が対前期比16,815千円(4.4%)増加し401,201千円となり、経常利益は39,334千円、対前期比3,438千円(9.6%)増加し、法人税等控除後の最終損益は対前期比791千円 (△2.7%)減少し、28,942千円の純利益(黒字)計上となりました。
事業部門別の業績は、次のとおりであります。 (単位:千円)
部門前期当期増減額増減比率(%)
ゴルフ営業部門322,664331,4058,7402.7
食堂売店部門88,74890,8932,1442.4
合計411,413422,29810,8842.6


(2) キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物は対前期比560千円増加し、当期末残高は74,345千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動によるキャッシュ・フローは47,998千円(前期比2,787千円増)となりました。これは、 営業収入の増加を主とするものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動によるキャッシュ・フローは△47,438千円(前期比2,441千円増)となりました。これは、有価証券の売却による収入の増加を主とするものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動によるキャッシュ・フローはなく記載を省略します。
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 生産実績
当社は生産設備はなく、したがって生産実績は記載していない。
(2) 受注状況第61期(2022年9月~2023年8月)
322,664千円( 78.4%)
88,748千円( 21.6%)
411,413千円( 100.0%)
当社はサービス業のため、受注状況は記載していない。
(3) 販売実績
当事業年度における販売実績を部門別に示すと、次のとおりであります。
販売部門第61期(2022年9月~2023年8月)第62期(2023年9月~2024年8月)
ゴルフ営業部門322,664千円( 78.4%)331,405千円( 78.5%)
食堂売店部門88,748千円( 21.6%)90,893千円( 21.5%)
合計411,413千円(100.0%)422,298千円(100.0%)

(注) ( )内数値は売上構成比であります。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
1 財政状態の分析
文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(資産の部)
流動資産は338,974千円(前事業年度比1,934千円増)となりました。増加の主な原因は貯蔵品の増加によるものであります。
固定資産は654,761千円(前事業年度比23,221千円増)となりました。有形固定資産は580,129千円(前事業年度比12,110千円増)となりました。増加の主な要因は建物と機械装置の増加によるものであります。投資その他の資産は、74,618千円(前事業年度比11,111千円増)となりました。増加の主な原因は投資信託の取得などにより538千円増、及び保険積立金の増加10,572千円が主たる原因であります。
(負債の部)
負債は719,101円(前事業年度比2,424千円減)となりました。これは、預り入会金、及びリース債務
の減少が主たる原因であります。
(純資産の部)
純資産の部合計は274,634千円(前事業年度比27,581千円増)となりました。この主な要因は当期純利益28,942千円の計上であります。
2 経営成績の分析
入場者数は対前期比323名(0.7%)と増加いたしました。一方、一人当たりの売上単価も、8,708円と対前期比168円(2.0%)増加し、入場者の増加もあり営業収入は422,298千円と対前期比10,884千円(2.6%)増加いたしました。これは、「レストラン利用率」が、コロナ禍前にもどりつつあることが大きな要因だと考えられます。
損益につきましては経費節減に努めましたが、営業費用が対前期比16,815千円(4.4%)増加し401,201千円となり、経常利益は39,334千円、対前期比3,438千円(9.6%)増加いたしました。尚、法人税等控除後の最終損益は対前期比791千円(△2.7%)減少し、28,942千円の純利益計上となりました。
3 資本の財源及び資金の流動性について
当社の資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、前事業年度より2,787千円増加して47,998千円となりました。これは営業収入の増加を主とするものであります。又、投資活動によるキャッシュ・フローは前事業年度より2,441千円増加して△47,438千円となりました。これは、有価証券の売却による収入の増加を主とするものであります。これにより現金及び現金同等物の期末残高は対前期比560千円増加し74,345千円となりました。
4 今後の経営方針と見通し
当事業年度は、39,334千円の経常利益を計上することができました。又、入場者もが前期比較で323名(0.7%)増加いたしました。しかしながら、若者のゴルフ離れ、少子化、レジャーの多様化及び、メンバーの高年齢化による休会者の増加などで構造的、長期的には依然として厳しい経営環境が続くものと思われます。この対策として人件費を始めとする経費削減は勿論、営業収入確保のため次のような施策を継続、或いは新たに実施してまいります。
1. ゴルフの普及・振興活動(ゴルフの活性化活動)を真摯に取り組む
20歳代ゴルファー・女性ゴルファーの普及(新規ゴルファーの創造)既存ゴルファーの振興、活
性化を行う。ゴルフ協会に協力を行い未来の顧客の創造をする。
2. メンバーに入会しやすい名義書換料を維持する。既存メンバーは贈与しやすい終身会員制の継続
及び案内をする。メンバーの創造と活性化を行う。
3. 危機管理体制を整え災害時の鳴門市(地域貢献)災害避難所の申請等出来る範囲で行う。
4. 社員教育の徹底及びコミュニケーション高い人材育成
定年は60歳から65歳に延長し、70歳まで元気であれば延長幅を考慮し雇用を守る。
5. コース整備を徹底しグリーンはメイン管理として、瀬戸内海の自然の景色を生かした飽きの来な
いコース造りを行う。
6. 開場60周年を迎えるにあたり、施設の改修を随時行う。(明るく、清潔で機能的な施設)
7. コンペ・イベントなど顧客が、楽しい、おもしろい企画の実施(還暦・古希、喜寿、傘寿等の小
コンペ企画)
8. 当クラブの強みである「四国内で京阪神に一番近いゴルフ場」という立地条件を前面に出した
『京阪神から楽々日帰りでプレイできる四国のゴルフ場』を売りに京阪神向けバナー広告の掲載
及び、ネット予約割引制度の導入により、インターネット予約制度の利用拡大を行う。
上記の営業収入増加策のほか、当クラブの特色を生かし、顧客ニーズを的確に捉えた賞品を企画提供いたしたいと存じます。コース管理、社員教育につきましても万全を期し顧客満足度を高める努力をいたします。
5 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されて
おります。この財務諸表を作成するにあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に
は、重要性が高いものは存在しないため記載を省略いたします。また、新型コロナウイルス感染症の
影響もございません。

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