有価証券報告書-第34期(平成31年3月21日-令和2年3月20日)
(1)財政状態及び経営成績の状況
当事業年度における我が国経済は、消費税増税の影響が懸念されたものの、経済対策の下支えもあり、雇用・所得環境の改善が継続するなど、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で米国、中国の通商政策の動向や、英国EU離脱問題など、海外経済の不確実性が景気の先行きを不透明な状況にし、各種経済活動に懸念が残りました。また、期の終盤には新型コロナウイルスが猛威を振るい、国内外の経済情勢の先行き不透明さが増してきました。
東海三県のゴルフ場業界におきましては、少子高齢化によりゴルフ人口のが減少していく中で、ゴルフ場数が多い地域ということもあり、競争が激しい地域であります。また、プレーフィーの低価格化などが更に進みゴルフ場を取り巻く環境は一層厳しくなっております。
このような環境下、当事業年度は大型台風及び異常気象による倒木、土砂災害の被害はありましたが、暖冬の影響で積雪被害はほとんどなく終えることができました。顧客満足度向上を目指し、バンカーの改修工事及びTeeの増設等のコースメンテナンスを継続的に行うことが出来ました。
また、課題である平日集客に向け、平日限定プラン及びメルマガの活用等の充実を図ってまいりました。
その結果、来場者数は平日の集客増により40,389名(前期比1,119名増)、売上高におきましては、441百万円(前期比17百万円 4.0%増)となりました。経常利益におきましても、井戸の改修工事及びコースメンテナンスの乗用機械入替等の発生はあったものの13百万円(前期比10百万円 420.7%増)と増収増益となりました。
当期末の資産の部は1,570百万円(前期比11百万円 0.7%増)となりました。これは、親会社への短期貸付金8百万円の増加及びコース管理機械の新規リース契約により、リース資産が1百万円増加したことが主な要因となっております。負債の部は190百万円(前期比1百万円 0.5%増)となりました。これは、井戸の改修工事代4百万円の未払費用計上が主な要因であります。純資産の部は1,380百万円(前期比10百万円 0.7%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ6百万円増加し、当事業年度末は10百万円(前年同期比147.1%増)となりました。各キャッシュ・フローは次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は40百万円(前年同期比1百万円増)となりました。これは主に減価償却費26百万円と税引前当期純利益13百万円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果使用した資金は21百万円(前年同期は27百万円の使用)となりました。これは主に設備投資のための有形固定資産の取得12百万円と親会社である宝交通株式会社への貸付8百万円を行ったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果使用した資金は12百万円(前年同期比1百万円増)となりました。これは主にリース債務の返済8百万円によるものであります。
仕入及び販売の実績
(1)商品の仕入実績
当事業年度の商品仕入実績を品目別に示すと次のとおりであります。
| 品目別 | 当事業年度 (自 2019年3月21日 至 2020年3月20日) | 前事業年度 (自 2018年3月21日 至 2019年3月20日) | 前年同期比(%) |
| ゴルフ場事業 | |||
| 食堂料理飲料資材(千円) | 39,883 | 37,806 | 105.49 |
| 売店商品(千円) | 15,236 | 15,870 | 96.00 |
| 合計(千円) | 55,120 | 53,677 | 102.68 |
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)販売実績
当事業年度の販売実績を収入別に示すと次のとおりであります。
| 収入別 | 当事業年度 (自 2019年3月21日 至 2020年3月20日) | 前事業年度 (自 2018年3月21日 至 2019年3月20日) | 前年同期比(%) |
| ゴルフ場事業 | |||
| プレイ収入(千円) | 250,038 | 238,161 | 104.98 |
| 食堂・売店収入(千円) | 149,375 | 146,652 | 101.85 |
| 登録料収入(千円) | 8,631 | 6,100 | 141.50 |
| その他収入(千円) | 33,790 | 33,691 | 100.29 |
| 合計(千円) | 441,837 | 424,605 | 104.05 |
(注)1.上記金額は、ゴルフ場利用税を含まない実績収入によるものです。
2.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(3)営業実績
当事業年度の来場者数は次のとおりであります。
| 来場者数 | 当事業年度 (自 2019年3月21日 至 2020年3月20日) | 前事業年度 (自 2018年3月21日 至 2019年3月20日) | 前年同期比(%) |
| 平日(名) | 22,383 | 22,055 | 101.48 |
| 休日(名) | 18,006 | 17,215 | 104.59 |
| 合計(名) | 40,389 | 39,270 | 102.84 |
(注) 定休日は13日(前年同期比+4日)積雪等によるクローズは4日(前年同期比▲3日)でありました。
当事業年度の会員種別は次のとおりであります。
| 会員種別 | 当事業年度 (自 2019年3月21日 至 2020年3月20日) | 前事業年度 (自 2018年3月21日 至 2019年3月20日) | 前年同期比(%) |
| メンバー(名) | 11,759 | 11,027 | 106.63 |
| ビジター(名) | 28,630 | 28,243 | 101.37 |
| 合計(名) | 40,389 | 39,270 | 102.84 |
経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析、検討内容
経営者の視点による当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー状況の分析は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたりまして、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りは不確実性を伴うため、実際の結果は異なることがあります。
(2)当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
①売上高
売上高におきましては、顧客満足度向上を目指しバンカー改修Teeの増設等のコースメンテナンスを継続的に行うとともに平日集客に向け、平日限定プラン及びメルマガの充実を図ってまいりました。また3月にはコロナウイルスの影響によりコンペ等のキャンセル等ありましたが、暖冬の影響で積雪被害はほとんどなく終えることができました。その結果、来場者数は40,389名(前年同期比1,119名増)、売上高441百万円(前年同期比17百万円増、4.0%増)となりました。
②経常利益
経常利益におきましては、井戸の改修工事及びコースメンテナンスの乗用機械入替等の発生はあったものの、来場者数、売上高の増加により13百万円(前年同期比10百万円増、420.7%増)となりました。このような状況をふまえて更に顧客満足度を上げるべく、コースメンテナンス及びクラブハウス等の施設を整備し、サービスの充実、付加価値を高め来場者が満足していただけるゴルフ場作りに務めてまいります。
(3)当事業年度末における財政状態に関する認識及びの分析・検討内容
①資産
当事業年度末の総資産残高は、1,570百万円(前年同期比11百万円増、0.7%増)となりました。これは、親会社への短期貸付金が8百万円増加したことが主な要因であります。
②負債
当事業年度末の総負債残高は、190百万円(前年同期比1百万円増、0.5%増)となりました。これは、井戸の改修工事代4百万円の未払費用計上が主な要因であります。
③純資産
当事業年度末の純資産残高は、1,380百万円(前年同期比10百万円増、0.7%増)となりました。当期純利益の計上により繰越利益剰余金が10百万円増加したことが主な要因であります。
(4)キャッシュ・フローの状況の分析
「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社は、設備投資に必要な資金及び、その他の所要資金については、親会社からの資金調達によりまかなっております。なお、重要な資本的支出の予定は現状ありません。