有価証券報告書-第61期(令和1年12月1日-令和2年11月30日)
(経営成績等の概要)
(1)財政状態及び経営成績の状況
当事業年度における我が国経済は、期首時点ではキャッシュレス決済時のポイント還元などの増税対策効果に加え、雇用・所得の改善が続いたことで個人消費が回復し景気に持ち直しの動きがありました。そこに新型コロナウィルスが直撃し、景気後退が決定的となりました。主要国がロックダウンに陥る中、日本でも4月7日に緊急事態宣言が発出され、外出・出勤の抑制や飲食店等の営業自粛によって経済活動が急激に落ち込みました。緊急事態宣言は5月下旬に解除され、その後の景気は回復に向かいましたが、業種間の格差は広がりました。
当社においては、新型コロナウィルスによる営業収入へ甚大な被害を受ける中、良好なコースコンディション作りに努めてまいりました。特に、前事業年度に大半のグリーンにヒメクグを中心とした雑草が大量に発生し、悪化した箇所の芝の張替えと薬剤の散布の他、散水用濾過装置の入替え、水不足に備え新たに井戸の掘削等の設備投資を実施致しました。8月以降もコンペ自粛が継続する中、コースコンディションの良化と共に、少人数でのプレーヤーが増加する傾向となりました。
当事業年度の来場者数は、新型コロナウィルスの影響により、54,625名と前年同期比3,665名(6.3%)の減少となり、入場料等収入は545,441千円と前年同期比82,987千円(13.2%)の減少となりました。また、前期より実施しました口数限定の新会員を秋期に募集しましたが、春期の中止により名義書換登録料が14,450千円と前年同期比1,325千円(8.4%)の減少となり、会費収入を含めた営業収入は606,910千円、前年同期比85,736千円(12.4%)の減少となりました。
一方、営業費用は、588,961千円となり前年同期比58,366千円(9.0%)の減少となりました。
これは、新型コロナウィルスの影響による来場減に伴う外注キャディと浴室等施設内一部閉鎖に伴う外注清掃等の減少により業務委託費が174,435千円となり11,616千円(6.2%)減少、自粛によるコンペ会食等の食材仕入れの減少により商品売上原価が36,648千円となり10,981千円(23.1%)減少、前期に実施した駐車場舗装工事及び大規模なコースメンテナンス工事等が当期発生しなかったこと等により、営業費用の「その他」が133,885千円となり前年同期比40,260千円(23.1%)減少したこと等によるものです。
以上の結果、営業利益は17,948千円の計上となり、前年同期比27,370千円(60.4%)の減益となりました。また、取引金融機関等からの借入金に対する支払利息18,946千円を計上したこと等により、経常利益は7,621千円と前年同期比16,970千円(69.0%)の減益となりました。クラブハウス2F外部階段解体工事等に伴う固定資産除却損2,474千円の計上と法人税等合計2,303千円を差し引いた当期純利益は2,843千円と前年同期比7,660千円(72.9%)の減益となりました。
当事業年度の資産合計は、3,303,213千円となり、前期比79,399千円の増加となりました。これは新型コロナウィルスによる影響を予測し当面の運転資金を調達したことにより現金及び預金が111,622千円増加したこと等が主な要因です。
負債合計は、1,924,141千円となり、前期比76,555千円の増加となりました。これは長期借入金が158,130千円増加したことと、短期借入金が35,116千円減少、リース債務が21,459千円減少、社債が15,000千円減少したこと等が主な要因です。
純資産合計は、1,379,071千円となり、前期比2,843千円の増加となりました。これは当期純利益2,843千円を計上したことによるものです。
(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末から111,622千円増加し、199,771千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、51,306千円の収入となり前年同期比49,519千円収入が減少しました。
これは、新型コロナウィルスの影響で来場者数及びコンペ数が激減し、営業収入が607,245千円と前年同期比87,660千円減少したことと、外注キャディや作業要員、外注清掃業務等の減少に加え、浴室の利用制限等による水光熱費の減少等により、その他支出が356,844千円と前年同期比20,844千円減少したこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、20,846千円の支出となり前年同期比9,085千円支出が増加しました。
これは、クラブハウス外部階段・テント新設工事、3号井戸新設工事、及びコース整備用ダンプ・軽トラの導入等を実施したことにより、有形固定資産の取得による支出が19,746千円となり前年同期比6,265千円支出が増加したこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、81,162千円の収入となり前年同期比159,214千円収入が増加しました。
これは、長期借入による収入180,000千円、短期借入金の減少35,116千円、長期借入金の返済による支出24,876千円、社債の償還による支出15,000千円、及びリース債務の返済による支出22,095千円等によるものです。
(生産、受注及び販売の状況)
(1)生産実績
該当事項はありません。
(2)受注実績
該当事項はありません。
(3)販売実績
①入場者数
| 内訳 | 前事業年度 (自 2018年12月1日 至 2019年11月30日) | 当事業年度 (自 2019年12月1日 至 2020年11月30日) |
| メンバー(人) | 8,877 | 8,900 |
| ビジター(人) | 49,413 | 45,725 |
| 合計(人) | 58,290 | 54,625 |
②入場料等収入
| 内訳 | 前事業年度 (自 2018年12月1日 至 2019年11月30日) | 当事業年度 (自 2019年12月1日 至 2020年11月30日) |
| メンバーズフィ(千円) | 27,445 | 29,462 |
| ビジターズフィ(千円) | 97,813 | 75,958 |
| グリル(千円) | 135,285 | 107,141 |
| コース売店(千円) | 8,056 | 6,775 |
| キャディフィ及びカートフィ(千円) | 342,153 | 311,491 |
| その他(千円) | 17,675 | 14,610 |
| 合計(千円) | 628,428 | 545,441 |
(注) 上記金額には消費税等は含まれておりません。
③会費収入
| 内訳 | 前事業年度 (自 2018年12月1日 至 2019年11月30日) | 当事業年度 (自 2019年12月1日 至 2020年11月30日) |
| 会員(千円) | 48,442 | 47,018 |
| 合計(千円) | 48,442 | 47,018 |
(注) 上記金額には消費税等は含まれておりません。
④名義書換登録料
| 内訳 | 前事業年度 (自 2018年12月1日 至 2019年11月30日) | 当事業年度 (自 2019年12月1日 至 2020年11月30日) |
| 件数(件) | 42 | 38 |
| 金額(千円) | 15,775 | 14,450 |
(注) 上記金額には消費税等は含まれておりません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する分析・検討内容は、以下のとおりです。
なお、本項に記載した事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
①財政状態
「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュフローの状況の分析 (1)財政状態及び経営成績の状況」をご参照下さい。
②経営成績
「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュフローの状況の分析 (1)財政状態及び経営成績の状況」をご参照下さい。
③経営成績に重要な影響を与える要因
当事業年度末における金融機関からの有利子負債残高が1,639,800千円と営業活動によるキャッシュ・フローに対して依然として多額となっております。
これに対しては、引き続き会員募集を行うとともに営業活動の強化並びに経営の一層の効率化を図り営業収益の改善に努めていく方針であります。
なお、会員募集により調達した資金については、借入金の返済に充当していく予定です。
また、引き続き主力銀行による支援の意思も確認しております。
(2)キャッシュ・フローの分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュフローの状況の分析 (2)キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
(3)重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たりまして、決算日における資産・負債及び事業年度の収入・費用の数値に影響を与える見積りは、主に資産の評価や引当金の計上等であり、これらの見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。
当社は、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき、見積り及び判断を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しております。