有価証券報告書-第9期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/28 14:59
【資料】
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【項目】
111項目

対処すべき課題

当社グループでは、お客さま視点を常に大切にした上で、安定した収益力と強固な財務基盤を早期に確立し、更なる成長を実現しうる事業基盤の強化を図ることが重要であると認識しております。
具体的には、当社の最大の強みであるMUFGグループの顧客基盤、グループ連携を最大限活用した安心・安全な商品・サービスの提供、多様化する決済手段に対応した先進的なソリューションの提供等を通じ、クレジットカード会員・加盟店をはじめとする顧客ニーズに応えることで収益の拡大を図ってまいります。さらに、成長分野に経営資源を振り向けるべく、一層のコスト削減による経営効率の向上に取組んでまいります。また、株式会社ジェーシービーと従来から進めております業務提携については、今後も双方の事業競争力強化および顧客サービスの向上のため、継続してまいります。
一方、リスク管理およびコンプライアンスに関する内部管理態勢の強化についても経営の最重要課題の一つと位置づけており、法令・規制への対応強化や情報セキュリティの高度化等に向け、予兆管理や未然防止に能動的に対応できる実効性の高い態勢の構築を目指して取組んでいくことに加え、事業継続体制の整備を含む、災害等発生時の社内対応態勢の高度化も図ってまいります。また、CSR活動の一環として震災復興に向けた支援も継続してまいります。
なお、検討しておりましたシステム統合プロジェクトについては、実施を決定いたしました。今後、詳細要件定義や業務移行といった本格的な検討フェーズに入るため、現行の業務品質水準を維持・向上しつつ、プロジェクト運営を確実に行ってまいります。