有価証券報告書-第176期(2024/01/01-2024/12/31)
6.セグメント情報
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、主として広告を中心にコミュニケーションに関連するサービスを提供する事業を行っており、「日本」、「Americas」、「EMEA」及び「APAC」に区分して管理をしております。
したがって、当社グループは「日本」、「Americas」、「EMEA」及び「APAC」の4つを報告セグメントとしております。
(2) 報告セグメントに関する情報
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「3.重要性がある会計方針」における記載と同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益から買収行為に関連する損益及び一時的要因 (調整項目)を調整した利益をベースとしております。
セグメント間収益は市場実勢価格に基づいております。
(注) 1. 収益の「消去/全社」は、ロシア事業及び全社機能に関する収益並びにセグメント間取引の消去によるものであります。前連結会計年度においては、ロシア事業の収益は15,249百万円、全社機能に関する収益は8,324百万円であり、当連結会計年度においては、ロシア事業の収益は7,578百万円、全社機能に関する収益は8,402百万円であります。
2. 売上総利益の「消去/全社」は、ロシア事業及び全社機能に関する売上総利益並びにセグメント間取引の消去によるものであります。前連結会計年度においては、ロシア事業の売上総利益は15,249百万円、全社機能に関する売上総利益は8,324百万円であり、当連結会計年度においては、ロシア事業の売上総利益は7,578百万円、全社機能に関する売上総利益は8,402百万円であります。
3. セグメント利益(調整後営業利益)の「消去/全社」は、主に全社機能に関する費用であります。
4. セグメント資産の「消去/全社」は、主に全社資産及びセグメント間取引の消去によるものであります。
5. 構造改革費用のセグメントごとの内訳は、前連結会計年度においては「日本」1,806百万円、「Americas」2,852百万円、「EMEA」1,634百万円、「APAC」1,501百万円、「消去/全社」2,197百万円、当連結会計年度においては「日本」1,745百万円、「Americas」9,214百万円、「EMEA」△86百万円、「APAC」△83百万円、「消去/全社」△83百万円であります。また、構造改革費用には、減損損失が、前連結会計年度においては「Americas」1,707百万円、「EMEA」315百万円、「消去/全社」1,039百万円含まれており、「日本」及び「APAC」は該当ありません。当連結会計年度においては「Americas」7,457百万円、「日本」、「EMEA」、「APAC」及び「消去/全社」は該当ありません。
6. 減損損失のセグメントごとの内訳は、前連結会計年度においては「日本」2,189百万円、「Americas」2,114百万円、「EMEA」92百万円、「APAC」67,804百万円、「消去/全社」は該当ありません。当連結会計年度においては「日本」534百万円、「Americas」64,749百万円、「EMEA」155,459百万円、「APAC」14,427百万円、「消去/全社」86百万円であります。
7. 販売費及び一般管理費の内訳は、以下のとおりであります。
8. 前連結会計年度において、独立掲記していた「固定資産除売却益」は、金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度において「その他の収益」及び「その他の費用」に含めて表示しております。詳細は、「2.作成の基礎 (5) 表示方法の変更」をご参照ください。
(3) 製品及びサービスに関する情報
当社グループは、広告業として新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、インターネット、セールスプロモーション、映画、屋外、交通その他すべての広告業務取扱い及び広告表現に関する企画、制作並びにマーケティング、PR、コンテンツサービス等のサービス活動の一切を行っております。また、情報サービス業として、情報サービス及び情報関連商品の販売等を行っており、その他の事業として、コーポレート領域の専門機能の提供、事務所賃貸、ビルサービス等の業務を行っております。
製品及びサービスの区分ごとの外部顧客からの収益は、以下のとおりであります。
(4) 地域に関する情報
① 外部顧客からの売上収益
海外のうち、米国に帰属する収益は、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ308,629百万円及び330,240百万円であります。当該金額は、原則として顧客の所在地を基礎としております。
② 非流動資産(有形固定資産、のれん、無形資産、使用権資産及びその他の非流動資産)
(注)1. 非流動資産は当社グループ各社の所在地を基礎としております。
2. 海外の中には、特定の国に紐づかないのれん及び無形資産が、前連結会計年度においてそれぞれ807,901百万円及び157,475百万円、当連結会計年度においてそれぞれ671,592百万円及び120,841百万円含まれております。
(5) 主要な顧客に関する情報
外部顧客への収益のうち、連結損益計算書の収益の10%以上を占める顧客が存在しないため、記載を省略しております。
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、主として広告を中心にコミュニケーションに関連するサービスを提供する事業を行っており、「日本」、「Americas」、「EMEA」及び「APAC」に区分して管理をしております。
したがって、当社グループは「日本」、「Americas」、「EMEA」及び「APAC」の4つを報告セグメントとしております。
(2) 報告セグメントに関する情報
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「3.重要性がある会計方針」における記載と同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益から買収行為に関連する損益及び一時的要因 (調整項目)を調整した利益をベースとしております。
セグメント間収益は市場実勢価格に基づいております。
前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) | (単位:百万円) | ||||||
日本 | Americas | EMEA | APAC | 計 | 消去/全社 | 連結 | |
収益(注)1 | 548,802 | 350,583 | 266,377 | 116,129 | 1,281,893 | 22,658 | 1,304,552 |
売上総利益(注)2 | 448,998 | 322,078 | 237,523 | 113,235 | 1,121,835 | 22,983 | 1,144,819 |
セグメント利益(調整後営業利益)(注)3 | 103,440 | 73,030 | 24,238 | 7,957 | 208,666 | △45,151 | 163,515 |
(調整項目) | |||||||
買収により生じた無形資産の償却 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △30,691 |
販売費及び一般管理費(注)7 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △5,780 |
構造改革費用(注)5 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △9,992 |
減損損失(注)6 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △72,201 |
その他の収益(注)8 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | 2,098 |
その他の費用(注)8 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △1,635 |
営業利益 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | 45,312 |
持分法による投資利益 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | 3,654 |
関連会社株式売却損 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △194 |
段階取得に係る再測定による利益 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | 142 |
金融収益 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | 22,199 |
金融費用 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △38,009 |
税引前利益 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | 33,103 |
セグメント資産(注)4 | 1,193,325 | 1,340,332 | 846,794 | 373,022 | 3,753,474 | △119,072 | 3,634,401 |
(その他項目) | |||||||
減価償却費及び償却費(買収により生じた無形資産の償却を除く) | 29,394 | 2,902 | 7,120 | 5,694 | 45,111 | 2,916 | 48,028 |
持分法で会計処理されている投資 | 50,922 | ― | ― | 254 | 51,177 | 49 | 51,227 |
資本的支出 | 19,245 | 1,635 | 3,258 | 3,275 | 27,414 | 1,478 | 28,892 |
使用権資産増加額 | 9,233 | 2,285 | 2,450 | 5,645 | 19,615 | ― | 19,615 |
当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | (単位:百万円) | ||||||
日本 | Americas | EMEA | APAC | 計 | 消去/全社 | 連結 | |
収益(注)1 | 574,548 | 380,533 | 319,250 | 122,816 | 1,397,148 | 13,812 | 1,410,961 |
売上総利益(注)2 | 466,746 | 334,642 | 269,254 | 116,413 | 1,187,056 | 14,591 | 1,201,647 |
セグメント利益(調整後営業利益)(注)3 | 114,184 | 75,161 | 38,466 | 1,050 | 228,862 | △52,628 | 176,233 |
(調整項目) | |||||||
買収により生じた無形資産の償却 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △29,335 |
販売費及び一般管理費(注)7 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △3,873 |
構造改革費用(注)5 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △10,705 |
減損損失(注)6 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △235,257 |
その他の収益 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | 130 |
その他の費用 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △22,184 |
営業損失(△) | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △124,992 |
持分法による投資利益 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | 3,009 |
持分法で会計処理されている投資に係る減損損失 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △688 |
関連会社株式売却損 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △13 |
金融収益 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | 14,012 |
金融費用 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △31,085 |
税引前損失(△) | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △139,759 |
セグメント資産(注)4 | 1,199,299 | 1,414,899 | 719,650 | 345,344 | 3,679,193 | △171,933 | 3,507,260 |
(その他項目) | |||||||
減価償却費及び償却費(買収により生じた無形資産の償却を除く) | 31,365 | 2,994 | 8,057 | 6,150 | 48,568 | 3,545 | 52,113 |
持分法で会計処理されている投資 | 53,348 | ― | ― | 206 | 53,555 | 1,260 | 54,816 |
資本的支出 | 19,447 | 750 | 3,071 | 1,694 | 24,964 | 719 | 25,684 |
使用権資産増加額 | 8,485 | 78 | 5,872 | 2,991 | 17,428 | 490 | 17,919 |
(注) 1. 収益の「消去/全社」は、ロシア事業及び全社機能に関する収益並びにセグメント間取引の消去によるものであります。前連結会計年度においては、ロシア事業の収益は15,249百万円、全社機能に関する収益は8,324百万円であり、当連結会計年度においては、ロシア事業の収益は7,578百万円、全社機能に関する収益は8,402百万円であります。
2. 売上総利益の「消去/全社」は、ロシア事業及び全社機能に関する売上総利益並びにセグメント間取引の消去によるものであります。前連結会計年度においては、ロシア事業の売上総利益は15,249百万円、全社機能に関する売上総利益は8,324百万円であり、当連結会計年度においては、ロシア事業の売上総利益は7,578百万円、全社機能に関する売上総利益は8,402百万円であります。
3. セグメント利益(調整後営業利益)の「消去/全社」は、主に全社機能に関する費用であります。
4. セグメント資産の「消去/全社」は、主に全社資産及びセグメント間取引の消去によるものであります。
5. 構造改革費用のセグメントごとの内訳は、前連結会計年度においては「日本」1,806百万円、「Americas」2,852百万円、「EMEA」1,634百万円、「APAC」1,501百万円、「消去/全社」2,197百万円、当連結会計年度においては「日本」1,745百万円、「Americas」9,214百万円、「EMEA」△86百万円、「APAC」△83百万円、「消去/全社」△83百万円であります。また、構造改革費用には、減損損失が、前連結会計年度においては「Americas」1,707百万円、「EMEA」315百万円、「消去/全社」1,039百万円含まれており、「日本」及び「APAC」は該当ありません。当連結会計年度においては「Americas」7,457百万円、「日本」、「EMEA」、「APAC」及び「消去/全社」は該当ありません。
6. 減損損失のセグメントごとの内訳は、前連結会計年度においては「日本」2,189百万円、「Americas」2,114百万円、「EMEA」92百万円、「APAC」67,804百万円、「消去/全社」は該当ありません。当連結会計年度においては「日本」534百万円、「Americas」64,749百万円、「EMEA」155,459百万円、「APAC」14,427百万円、「消去/全社」86百万円であります。
7. 販売費及び一般管理費の内訳は、以下のとおりであります。
(単位:百万円) | ||
前連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | |
販売費及び一般管理費 | ||
特別退職金 | 2,618 | 2,729 |
M&A関連コスト | 2,644 | 299 |
その他 | 518 | 844 |
合計 | 5,780 | 3,873 |
8. 前連結会計年度において、独立掲記していた「固定資産除売却益」は、金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度において「その他の収益」及び「その他の費用」に含めて表示しております。詳細は、「2.作成の基礎 (5) 表示方法の変更」をご参照ください。
(3) 製品及びサービスに関する情報
当社グループは、広告業として新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、インターネット、セールスプロモーション、映画、屋外、交通その他すべての広告業務取扱い及び広告表現に関する企画、制作並びにマーケティング、PR、コンテンツサービス等のサービス活動の一切を行っております。また、情報サービス業として、情報サービス及び情報関連商品の販売等を行っており、その他の事業として、コーポレート領域の専門機能の提供、事務所賃貸、ビルサービス等の業務を行っております。
製品及びサービスの区分ごとの外部顧客からの収益は、以下のとおりであります。
(単位:百万円) | ||
前連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | |
広告業 | 1,182,233 | 1,277,680 |
情報サービス業 | 121,577 | 131,986 |
その他の事業 | 741 | 1,294 |
合計 | 1,304,552 | 1,410,961 |
(4) 地域に関する情報
① 外部顧客からの売上収益
海外のうち、米国に帰属する収益は、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ308,629百万円及び330,240百万円であります。当該金額は、原則として顧客の所在地を基礎としております。
② 非流動資産(有形固定資産、のれん、無形資産、使用権資産及びその他の非流動資産)
(単位:百万円) | ||
前連結会計年度 (2023年12月31日) | 当連結会計年度 (2024年12月31日) | |
日本 | 177,058 | 175,314 |
海外(英国及び米国等) | 1,061,455 | 879,939 |
合計 | 1,238,513 | 1,055,253 |
(注)1. 非流動資産は当社グループ各社の所在地を基礎としております。
2. 海外の中には、特定の国に紐づかないのれん及び無形資産が、前連結会計年度においてそれぞれ807,901百万円及び157,475百万円、当連結会計年度においてそれぞれ671,592百万円及び120,841百万円含まれております。
(5) 主要な顧客に関する情報
外部顧客への収益のうち、連結損益計算書の収益の10%以上を占める顧客が存在しないため、記載を省略しております。