有価証券報告書-第26期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/17 15:35
【資料】
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【項目】
149項目
6. セグメント情報
(1) 報告セグメント
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当社グループは、「コマース事業」および「メディア事業」の2つを報告セグメントとしています。
「コマース事業」は、主に中小企業や個人向けにインターネットを介して商品の販売やサービスの企画・提供および決済金融関連サービスの提供をしています。
「メディア事業」は、主に広告商品の企画・販売・掲載をするための各サービスの企画・運営、情報掲載サービスの提供およびその他法人向けサービスの提供をしています。
「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、LINE関連サービスおよびクラウド関連サービス等を含みます。
各報告セグメントの会計方針は、「3. 重要な会計方針」で記載している当社グループの会計方針と同一です。セグメント利益は連結損益計算書の営業利益と調整を行っており、セグメント利益の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用です。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。セグメント間収益は市場実勢価格に基づいています。
なお、サービスの効率的な提供に重点を置き、迅速に市場の変化に対応するため、一部のサービスおよび子会社をセグメント間で移管しています。主な変更内容は、2020年4月1日より、子会社である(株)カービューを含む自動車関連サービスを「コマース事業」から「メディア事業」へ移管していることおよび2020年10月1日より、子会社である(株)イーブックイニシアティブジャパンを含むデジタルコンテンツ関連サービスを「コマース事業」から「メディア事業」へ移管していることです。これに伴い、前連結会計年度のセグメント情報を修正再表示しています。
当社グループのセグメント情報は以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメントその他調整額連結
コマース事業メディア事業合計
売上収益
外部収益713,004335,1351,048,1394,8041,052,943
セグメント間収益2,3828683,2513,199△6,450
合計715,386336,0031,051,3908,004△6,4501,052,943
セグメント利益(△は損失)76,362157,030233,393△4,669△76,448152,276
その他の営業外収益12,954
その他の営業外費用5,011
持分法による投資損益(△は損失)△24,542
税引前利益135,676
その他の項目
減価償却費及び償却費(注)44,3215,47849,7992,23631,38283,419

(注) IFRS第16号の適用に伴い、使用権資産償却費を含みます。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメントその他調整額連結
コマース事業メディア事業合計
売上収益
外部収益838,024339,6851,177,70928,1371,205,846
セグメント間収益2,2289493,1774,273△7,451
合計840,252340,6351,180,88732,410△7,4511,205,846
セグメント利益(△は損失)
(注)2、3
111,276150,105261,381△11,068△88,187162,125
その他の営業外収益9,783
その他の営業外費用9,875
持分法による投資損益(△は損失)△19,418
税引前利益142,615
その他の項目
減価償却費及び償却費(注)157,4975,56463,0614,41434,604102,080

(注)1 使用権資産償却費を含みます。
2 「コマース事業」には、クレジットカード事業の既存システム刷新に伴う固定資産除却損6,878百万円を含みます。(「35. 固定資産除却損」参照)
3 「その他」には、使用権資産の減損損失を含みます。(「36. 減損損失」参照)
(2) サービス別情報
外部収益
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
当連結会計年度
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
広告341,045369,718
ビジネス481,713563,016
パーソナル228,195269,717
その他1,9883,394
合計1,052,9431,205,846

各セグメントの主な商品
コマース事業広告ディスプレイ広告(「運用型」、「予約型」)、「ZOZO」
ビジネス(法人向け)「ASKUL」、「ZOZO」、アフィリエイト関連、予約関連、「ヤフオク!」法人向けシステム利用料、決済関連、銀行業関連、クレジットカード関連等、不動産関連
パーソナル(個人向け)「LOHACO」、「ZOZO」、「Yahoo!プレミアム」、「ヤフオク!」個人向けシステム利用料、「PayPayフリマ」販売手数料、クレジットカード関連、ペット用品関連、通信キャリア関連、銀行業関連、FX関連、決済関連
その他銀行業関連
メディア事業広告検索広告、ディスプレイ広告(「運用型」、「予約型」)
ビジネス(法人向け)メディア関連、CRM関連等
パーソナル(個人向け)動画関連、電子書籍関連等
その他広告LINEディスプレイ広告、アカウント広告等
ビジネス(法人向け)LINE FRIENDS、O2O、コマース、AI関連、公金決済関連等
パーソナル(個人向け)LINEコミュニケーション、コンテンツ、金融サービス関連、「Yahoo!メール」、公金決済関連等

(注) ビジネス、パーソナルの区分けは契約者が法人の場合はビジネス、個人の場合にはパーソナルに分類されます。
商品項目によっては、ビジネスとパーソナルに分かれて実績が計上されます。