有価証券報告書-第51期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/24 13:06
【資料】
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【項目】
105項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 当連結会計年度の財政状態及びキャッシュフローの状況の分析
① 資金需要及び借入金等の状況
当社グループの運転資金需要のうち、主なものは、駐輪場設置にかかる材料費や、システム開発費用、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。また、営業費用の主なものは、人件費、外注費、業務委託費であります。
平成28年3月31日現在の借入金の状況は次のとおりであります。なお、前年合計と比較して20百万円減少しております。
区分年度別返済予定額(百万円)
合計1年以内1年超
短期借入金907907
長期借入金1007525
合計1,00798225

② 財務政策及び資金の流動性について
当社グループは、運転資金及び設備投資資金につきましては、金融機関からの借入により資金調達することにしております。このうち運転資金につきましては短期借入金で、設備投資や投資等につきましては長期借入金で調達しております。
当連結会計年度末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比較して、利益剰余金が118百万円増加し、自己資本比率は1.0%減少し24.6%となりました。また、流動比率は5.3%増加し160.7%となりました。
また、当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローは税金等調整前当期純利益346百万円や売上債権の減少額247百万円等により480百万円の流入、投資活動によるキャッシュ・フローは有形固定資産の取得による支出155百万円やその他による支出66百万円等により207百万円の流出、財務活動によるキャッシュ・フローはリース債務の返済による支出95百万円や配当金の支払額85百万円等により201百万円の流出となりました。
当社グループは、健全な財務状態や営業活動によりキャッシュ・フローを生み出す能力により、当社グループの成績を維持するために必要な運転資金及び設備投資資金を調達することが可能と考えております。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
IT関連事業は、業務拡大に伴う新たな拠点の開設や新製品の開発にかかる研究開発などの投資費用がかさんだものの、順調に案件獲得が進むとともに、プロジェクト進捗管理、品質管理の強化により不採算プロジェクトの解消が進み、増収増益となりました。
パーキングシステム事業は、自治体の指定管理案件や月極め駐輪場のECOPOOLの受注が順調に伸びてきており、増収増益となりました。
以上により、当連結会計年度の売上高は、13,843百万円(前期比5.5%増)、営業利益382百万円(前期比57.0%増)、経常利益389百万円(前期比51.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益205百万円(前期比391.5%増)となりました。