有価証券報告書-第45期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/27 15:13
【資料】
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【項目】
110項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済政策や雇用・所得環境の改善を背景に、企業収益や個人消費の持ち直しが見受けられ、緩やかな回復基調で推移しました。一方、海外経済は、中国をはじめとする新興国の成長鈍化や、米国の政権交代による新政策や英国のEU離脱問題等不確実な状況が続きました。
このような状況のもと、第11次中期経営計画の最終年度であった当連結会計年度は、グループ基本方針である「“リノベーション&イノベーション”『生活者理解』を最大の武器に、更なる成長加速へ」をテーマに、各重点課題の達成に向けて取り組んでまいりました。
この結果、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高47,987百万円(前年同期比5.5%増)、営業利益4,268百万円(同9.9%増)、経常利益4,392百万円(同11.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,871百万円(同23.4%増)となりました。
事業分野別の状況は次のとおりであります。
① マーケティング支援(消費財・サービス)事業
マーケティング支援(消費財・サービス)事業は、パネル調査およびカスタムリサーチのインターネット調査等が堅調に推移したことにより、増収増益となりました。
この結果、マーケティング支援(消費財・サービス)事業の連結業績は、売上高31,433百万円(前年同期比4.5%増)、営業利益2,387百万円(同16.7%増)となりました。
② マーケティング支援(ヘルスケア)事業
マーケティング支援(ヘルスケア)事業は、株式会社アスクレップにおける医薬品の製造販売後調査や、株式会社アンテリオにおけるカスタムリサーチのインターネット調査等が好調に推移したことにより、増収増益となりました。
この結果、マーケティング支援(ヘルスケア)事業の連結業績は、売上高10,693百万円(前年同期比9.9%増)、営業利益1,483百万円(同8.6%増)となりました。
③ ビジネスインテリジェンス事業
ビジネスインテリジェンス事業は、ヘルスケア及び旅行分野における受注が堅調に推移したものの、AIを活用した新規事業投資の影響等により、増収減益となりました。
この結果、ビジネスインテリジェンス事業の連結業績は、売上高5,860百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益398百万円(同15.5%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動にて4,072百万円獲得し、投資活動にて2,110百万円、財務活動にて1,300百万円使用した結果、前連結会計年度末に比べ605百万円増加し、10,418百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動による資金収支は4,072百万円と前連結会計年度に比べ2,358百万円の収入増加となりました。これは、売上債権の増加額の減少や未払消費税等の減少額の減少等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金収支は△2,110百万円と前連結会計年度に比べ318百万円の支出増加となりました。これは、有形固定資産の取得による支出の増加や投資有価証券の取得による支出の増加等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金収支は△1,300百万円と前連結会計年度に比べ2,866百万円の支出増加となりました。これは、短期借入金の返済支出が増加したこと等によるものです。