四半期報告書-第20期第1四半期(平成27年3月1日-平成27年5月31日)

【提出】
2015/07/14 9:18
【資料】
PDFをみる
【項目】
30項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間は、過去最大の新規出店を行うとともに、国内において平成27年6月1日をもって株式会社ファンフィールドとの経営統合を行うことを決定致しました。統合後には店舗数、売上とも業界No.1のアミューズメント施設運営企業としてスタートすることとなりました。
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高118億53百万円(前年同期比3.7%増)と海外事業の売上増加で増収となりましたが、新規出店の大幅増加や中国子会社について前連結会計年度末から連結決算日(2月末日)に仮決算を行った影響により営業利益は1億96百万円(同62.7%減)、経常利益4億円(同17.1%減)、四半期純利益53百万円(同71.4%減)となりました。
(国内事業)
国内事業は、3月に売れ筋の新規購入を含めた遊戯機械の入替えを実施するなど、積極的な既存店投資を実施し、既存店営業力の底上げを行いました。特に時間制遊具部門では‘光る立体遊具’を既存店舗に導入し、該当店舗の時間制遊具部門は前年同期比62%の売上アップとなりました。また、店舗投資については新規出店6店舗に加え、既存店の大型活性化2店舗の実施により、前年同期の2倍の投資となるなど(前年同期:新規出店3店舗、大型活性化1店舗)、今期は例年に比べ前倒しの投資を行いました。
一方、昨年から低いトレンドで推移したカードゲームは当第1四半期も既存店で14.4%減と厳しい状況が続きましたが、当第1四半期でトレンドの一巡もあり、前年比で回復基調に向かっております。
以上の結果、国内事業の当第1四半期の売上高101億12百万円(前年同期比3.6%減)、セグメント利益3億54百万円(同38.7%減)となりました。
(海外事業)
海外事業については、事業展開エリアの拡大を含めた新規出店に注力し、前年同期の6店舗の出店に対し、今期は5か国で17店舗の出店となりました。また、4月に北京にオープンしたテーマ型プレイグラウンドの新業態‘ファンペッカ’はお客さまからの人気も高く好調に推移するとともに、地元ディベロッパーから集客機能としての評価を頂き出店要請が相次いでおります。なお、平成26年11月に会社設立したインドネシアにおいては、当第1四半期から出店を開始し、3店舗の新規出店を行いました。
一方、中国子会社について前連結会計年度末から連結決算日(2月末日)に仮決算を行った影響により、年間最大の繁忙月である1月、2月が平成27年2月期に入り、逆に年間の閑散期である3月~5月が今期の連結対象期間となったことにより、セグメント損失は増加する決算となりました。なお、繁忙期の平成28年1月、2月は今期の第4四半期の連結決算対象となります。
以上の結果、海外事業の業績は、売上高17億51百万円(前年同期比84.7%増)、セグメント損失は1億57百万円(前年同期セグメント損失50百万円)となりました。
財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、111億40百万円となり、前連結会計年度末に比べ31億50百万円増加いたしました。主な内訳は、当第1四半期連結会計期間末日が金融機関の休日であり、売上預け金のうちゴールデンウイークに係る5月上旬分が翌営業日に決済されたことによる売上預け金の増加(16億70百万円)や現金及び預金の増加(12億47百万円)であります。
当第1四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、250億71百万円となり、前連結会計年度末に比べ30億20百万円増加いたしました。主な内訳は、新店及び店舗活性化等に伴う遊戯機械の増加(19億67百万円)であります。
この結果、総資産は362億11百万円となり、前連結会計年度末に比べ61億70百万円増加いたしました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、141億22百万円となり、前連結会計年度末に比べ61億66百万円増加いたしました。主な内訳は、短期借入金の増加(52億66百万円)であります。
当第1四半期連結会計期間末における固定負債の残高は、5億21百万円となりました。
この結果、負債合計は146億44百万円となり、前連結会計年度末に比べ62億11百万円増加いたしました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産の残高は、215億67百万円となり、前連結会計年度末に比べ40百万円減少いたしました。主な内訳は、四半期純利益の計上(53百万円)や剰余金の配当による減少(2億72百万円)、為替換算調整勘定の増加(1億62百万円)であります。
経営成績の分析
(売上高)
売上高は118億53百万円となり、前年同期より4億27百万円増加いたしました。その部門別内訳は、遊戯機械売上高95億8百万円、商品売上高22億72百万円、委託売上高44百万円、その他28百万円であります。主な内訳は店舗数の積極的な拡大による遊戯機械売上高の増加(8億74百万円)やカードゲーム機等の商品売上高の減少(4億1百万円)によるものであります。
(売上原価)
売上原価は108億6百万円となり、前年同期より6億57百万円増加いたしました。主な内訳は海外事業の店舗増加による地代家賃及び人件費等の増加によるものであります。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費は8億50百万円となり、前年同期より1億1百万円増加いたしました。主な内訳は各国の組織拡大に伴う人件費増加等によるものであります。
(営業外収益及び営業外費用)
営業外収益は2億69百万円となり、前年同期より2億51百万円増加いたしました。主な内訳は為替差益であります。営業外費用は65百万円となり、前年同期より4百万円増加いたしました。主な内訳は固定資産売却損によるものであります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。