有価証券報告書-第30期(平成30年10月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/12/17 12:24
【資料】
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【項目】
146項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
私たちネクシィーズグループは、1987年の創業以来、時代のニーズに合わせた商品、サービスを「企画力と営業力」を強みとして提供していくことで成長を続けてまいりました。そして、この強みを活かして、さらなる新市場の創造に挑戦することで、「ネクシィーズ・ゼロ」や電子雑誌、「BODY ARCHI(ボディアーキ)」を始めとした、新しい価値を持つサービスを次々と世の中に提供しております。
当社の企業理念とミッション、ビジョンは下記の通りです。
[企業理念]新しい価値を広げ、ワクワクする未来を。 ネクシィーズグループは、モノではなく時代に必要とされる「新しい価値」を広げ、人々にワクワクと笑顔、感動を提供してまいります。
[ミッション]
「それが欲しかった!」を実現し、社会を次に進める。
ネクシィーズグループは、社会に必要とされるサービスの機能、価格、タイミングのベストバリューを見極めて
提供し社会を次のステップに進めてまいります。
[ビジョン]まだない常識を、次のあたりまえに。
ネクシィーズグループは、まだない新しい常識をいつも探し続け、次のあたりまえの実現に向けてチャレンジし続けます。
これらの方針に基づく事業活動のもと、当社グループでは長期的な成長と発展によりステークホルダーの皆様の信頼と期待に応えてまいる所存であります。
(2)経営環境及び対処すべき課題等
ネクシィーズ・ゼロ事業においては、顧客の省エネルギーや、コスト削減に対する意識が高まっており、LED照
明市場全体におきましても、引き続き堅調な推移が予想されます。また、業務用の空調や冷蔵庫、電力小売の受注も増加傾向が続くものと予想されます。
電子メディア事業においては、出版物の電子化が加速すると同時に、インターネット環境やスマートフォンの普及を背景に、当社グループが取り扱う電子雑誌も読者により身近な存在になると考えられます。電子雑誌の読者の増加により、広告収入の増加や電子雑誌の制作受託業務の増加が期待されます。
このような状況のもと、当社グループでは営業人員の増員を行い更なる事業拡大を図っております。また、ネクシィーズ・ゼロ事業においては商材の多様化、電子メディア事業においては電子雑誌のジャンルの多様化により収益規模の拡大を図ると同時に、各サービスのビジネスモデルや蓄積したノウハウを周辺領域にも活用してまいります。
a. 営業体制の強化
当社グループでは、毎年新卒採用により営業人員を増員しております。そのため、経験豊富な社員との営業同行や成功事例の共有、各種研修の実施等により社員教育を強化してまいります。また、既存顧客や金融機関との連携を深め、新たな顧客紹介を促進していくことで、より高い成長を目指してまいります。
b.事業領域の拡張
当社グループでは、ネクシィーズ・ゼロ事業において「ネクシィーズ電力」の契約件数の増加や、定額制セルフエステスタジオ「BODY ARCHI(ボディアーキ)」の出店拡大により設備導入が増えることで、次期以降の事業収益にも貢献していくことが予想されます。
今後も関連ビジネスへの参入やビジネスモデルを他分野にも活用していくことで事業領域を拡張し、新たなビジネス機会を創出してまいります。
c. 経営体制の強化
当社グループでは、営業拠点や従業員の増加、新規ビジネスの開始、海外(台湾)への進出やM&Aの実施など、ビジネス領域が拡張傾向にあります。そのため、それぞれの部門での独立採算による収益管理を強化し、各責任者に職責を持たせ、効果的なオペレーティング体制を整備していくことで、経営体制を強化してまいります。