四半期報告書-第69期第3四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)

【提出】
2018/11/08 13:05
【資料】
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
水と環境のコンサルタントを取り巻く事業環境は、ライフサイクルを通した管理の確立、官民連携事業の拡大、デジタル技術の活用の動きが強まっており、変革期を迎えています。また、日本の上下水道事業については、上水道・下水道ともに管理運営の時代となり、人口減少社会への対応、事業の効率化、災害対策の強化、老朽化施設の改築などの課題に直面しております。
このような状況の中、当社グループは、"水と環境のConsulting & Software"を事業の基本方針に掲げ、「インフラのライフサイクルを通した管理の実現」、「官民連携事業の推進」、「技術と事業のグローバル化」等の課題に取り組んでまいりました。また、クラウド型データ管理システム「SkyScraper」、管路等の閉鎖性空間調査ドローン「Air Slider」、下水処理プロセスシミュレーター「BioWin」、水位等の情報を効率的に発信・伝達する「SkyManhole」等の新しいサービスやソフトウェアの開発を推進してまいりました。
この結果、当第3四半期連結会計期間末における当社グループの業績は、連結受注高は11,245百万円(前年同期比18.1%減)、連結売上高は13,803百万円(同11.6%増)となりました。
利益面では、売上高の増加に加え、業務プロセス改革やオフィス改革を進め生産性が向上したことにより利益率が改善し、営業利益は2,618百万円(同165.3%増)、経常利益は2,635百万円(同168.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,834百万円(同240.5%増)となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。
(国内業務)
国内事業については、事業の効率化に向けたアセットマネジメント、企業会計移行、官民連携事業の業務、地域の安全確保と環境保全に向けた地震対策、雨水対策、エネルギー対策等の業務に取り組んでまいりました。
この結果、受注高は9,857百万円(前年同期比21.2%減)、売上高は10,925百万円(同35.1%増)、営業利益は2,413百万円(同264.5%増)となりました。
(海外業務)
海外事業については、新興国等における水インフラの整備・普及のニーズに対応し、アジア、中東、アフリカ等を中心に展開してまいりました。
この結果、受注高は1,388百万円(同14.1%増)、売上高は2,749百万円(同33.9%減)、営業利益は124百万円(同53.1%減)となりました。
(2) 財政状態の変動状況
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して4,502百万円増加し26,281百万円となりました。この主な要因は、流動資産の現金及び預金の増加4,887百万円であります。
負債合計は、前連結会計年度末と比較して2,881百万円増加し8,063百万円となりました。この主な要因は、流動負債の未成業務受入金の増加1,866百万円であります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末と比較して1,620百万円増加し18,218百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金の増加1,444百万円であります。この結果、自己資本比率は69.3%となりました。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、422百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。