有価証券報告書-第19期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/25 15:50
【資料】
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【項目】
105項目

対処すべき課題

①取引顧客数の増加と新サービスの投入
パチンコホールにおけるイベント広告宣伝適正化の影響を受け、減少した広告事業の顧客単価は、今後も大きく回復することなく推移するものと見込まれます。そうした環境下で、販売シェアを拡大していくため、取引顧客店舗数の更なる増加に向けて取り組んでまいります。新規出店告知案件の獲得率を高めるとともに、新サービスの提案を強化し、未取引の業界上位法人からの新規受注の獲得に向けたアプローチを、積極的に進めてまいります。
さらに、次期においては、新設合弁子会社であるエンサインアド社における屋外広告の企画提案や、当社営業企画開発部がこれまで開発を進めてきた、オンラインサービスの市場投入等を順次進めていくことで、顧客の集客戦略を積極的に支援してまいります。
②パチンコホール以外の異業種クライアントに対する広告営業展開
昨今のパチンコ広告需要の減少に対応し、顧客基盤の強化を図る目的で、本年3月に健康食品通販広告に強みをもつ株式会社ユーアンドユー社の株式を取得し子会社化いたしました。今後は、同社を起点として、パチンコホール以外の異業種クライアントに対する広告営業を積極的に展開し、グループ全体での広告取扱高の増加を目指してまいります。
この先も、広告事業における活動領域の拡大に向けて、異業種クライアントの広告活動についての調査、研究を継続的に進めるとともに、他の広告会社との提携や買収についても積極的に検討を進めてまいります。
③クリエイティブ資源の最適化によるコストダウン
昨今のパチンコ広告需要の減少に伴う収益性の低下に対応するため、当社におけるクリエイティブ部門における人的資源を抑制すると同時に、子会社ジュリアジャパン社におけるデザイン部門を大幅に増強し、汎用的、定型的制作業務を集中的に委託していくことにより、グループ全体でのクリエイティブ資源の最適化と更なるコストダウンを進めてまいります。