四半期報告書-第49期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/13 9:01
【資料】
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【項目】
33項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
① 経営成績に関する分析
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、海外経済の回復を背景に輸出の増勢が続くとともに、内需も堅調に推移しており、緩やかな回復基調を維持しております。グローバルな景気回復が期待される一方で、米国の政権運営や中国経済の動向、地政学的リスクには注意が必要であり、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
リース業界においては、平成29年4月~12月累計のリース取扱高(公益社団法人リース事業協会統計)は、前年同期比5.2%減少して3兆4,013億円となりました。
このような状況の下、当社グループは平成29年4月より新たに5ヵ年の中期経営計画「Frontier Expansion 2021」をスタートさせました。コーポレートスローガンである『前例のない場所へ。』の実践を通じた新しいビジネス領域やビジネスモデルへのたゆまぬ挑戦により事業ポートフォリオのフロンティアを拡大し、国内リース事業を取り巻く環境が大きく変化していく中でも力強く持続的に成長する企業グループを目指してまいります。
当第3四半期連結累計期間の契約実行高は前年同期比45.9%増加の8,249億5百万円となり、当第3四半期連結会計期間末の営業資産残高(割賦未実現利益控除後)は前連結会計年度末比1,225億9千2百万円(6.0%)増加して2兆1,661億5千8百万円となりました。
損益面では、売上高は前年同期比17.1%増加の4,311億9千9百万円、営業利益は前年同期比21.5%増加の248億3千1百万円、経常利益は前年同期比18.7%増加の264億2千万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比16.1%増加の164億3千2百万円となりました。
② セグメントの業績
当第3四半期連結累計期間におけるセグメントの業績は次のとおりであります。なお、各セグメントにおける売上高については「外部顧客に対する売上高」の金額、セグメント利益については報告セグメントの金額を記載しております。
[リース及び割賦]
リース及び割賦の契約実行高は4,837億4千2百万円と前年同期比13.5%増加し、営業資産残高は前連結会計年度末比6.9%増加して1兆6,013億2千4百万円となりました。リース及び割賦の売上高は前年同期比16.9%増加して4,129億3千9百万円となり、セグメント利益は前年同期比1.9%増加して215億1百万円となりました。
[ファイナンス]
ファイナンスの契約実行高は3,378億4千7百万円と前年同期比142.9%増加し、営業資産残高は前連結会計年度末比3.1%増加して5,452億6百万円となりました。ファイナンスの売上高は前年同期比40.8%増加して96億3千8百万円となり、セグメント利益は前年同期比37.3%増加して64億5千2百万円となりました。
[その他]
その他の契約実行高は33億1千4百万円と前年同期比32億3千万円増加し、営業資産残高は前連結会計年度末比14.2%増加して196億2千7百万円となりました。その他の売上高は前年同期比5.4%増加して86億2千1百万円となり、セグメント利益は前年同期比30.8%増加して32億9千5百万円となりました。
③ 財政状態に関する分析
当第3四半期連結会計期間末の営業資産残高は、前連結会計年度末比6.0%増加の2兆1,661億5千8百万円となり、総資産は前連結会計年度末比5.6%増加の2兆4,291億5百万円となりました。また、調達残高は前連結会計年度末比6.6%増加の1兆9,722億8千6百万円となりました。
株主資本合計は、利益剰余金の増加により前連結会計年度末比6.5%増加の2,028億6千9百万円となり、当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末比213億6千7百万円(8.2%)増加の2,805億6千万円となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。